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各戸検針、経費削減策など共有/統合簡水の経営改善へアンケ/水道事業管理者協議会開く/日水協
日本水道協会は11月28日、第167回水道事業管理者協議会(座長=長澤秀則・盛岡市上下水道事業管理者)を開いた。簡易水道事業統合に関するアンケートについて審議し承認。また、6題の情報交換事項についてメンバー都市間の状況を共有した。様々な課題に直面する水道事業。課題解決のヒントを見つけるべく真摯に取り組む各地の水道トップの姿が見られた。
社会の波踏まえ最適解を/環境工学研究の方向性考える/研究フォーラム60周年で記念企画/土木学会環境工学委
土木学会環境工学委員会は11月27日、新潟市で環境工学研究フォーラム60周年記念企画「上下水道行政一元化元年に考える環境工学研究の方向性」を開催した。26~28日に行われた第61回環境工学研究フォーラムの中で行われたもので、同委員会に所属する小委員会の委員長による講演会と、有識者を交えたパネルディスカッションを開催し、環境工学研究の今後のあるべき方向性について意見交換・議論を行った。
相模川上流からの優先取水開始/脱炭素、停電・水質リスク低減へ/神奈川県・横浜市・川崎市横須賀市・神奈川県内(企)
神奈川県・横浜市・川崎市・横須賀市・神奈川県内広域水道企業団の5水道事業者は、将来にわたり水道を維持していくため、連携して「水道システムの再構築」に取り組んでいる。その取り組みの一つに掲げている「上流取水の優先的利用」のうち、「相模川上流(沼本地点)の未利用水利権の活用」を、2日に開始した。
川崎市が先行的に行った浄水場の統廃合により未利用となっていた沼本地点の水利権を活用して企業団が取水し、その代わりに酒匂川下流の飯泉地点からの取水を減らすものであり、5事業者が取り組む「上流取水の優先的利用」の第一歩となる。
20社が新技術展示、意見交換も/水道DXセミナーを初開催/宮城県
宮城県土木部都市環境課は11月20日、仙台市内で「宮城県水道DXセミナー」を開催した。民間事業者20社を招聘し、市町村などの水道事業体が、デジタルなどの新技術やウォーターPPPなどの経営改善の取り組みについて最新の動向を知るとともに、民間事業者との意見交換を行うために初めて実施したもの。宮城県内および東北地方の上下水道事業を担当する職員など約380人が参加するなか、民間事業者による製品の展示・説明、官民の間での意見交換などを行った。ブース出展のほか、出展事業者が会場全体に向けて自社が有する技術や知識、製品を説明する特設コーナー、水道事業体と出展事業者が個別相談できるブースも設けられた。