バックナンバー
PFOS・PFOA水質基準に/基準値50ng/L 26年4月1日から/逐次改正検討会/環境省
環境省は、有機フッ素化合物(PFAS)のPFOS及びPFOAについて、現在の水質管理目標設定項目から水質基準項目に格上げする。24日に開催した今年度第2回水質基準逐次改正検討会で水道水におけるPFOS及びPOAの取り扱いの改正方針が了承されたもので、基準値は現在の暫定目標値と同じ50ng/Lとし、施行時期は2026年4月1日としている。今後、中央環境審議会水道水質・衛生管理小委員会での審議、内閣府食品安全委員会への諮問・答申、パブリックコメントの実施など、施行に向けたスケジュールを進める。
経営状況と耐震化を見える化/「水道カルテ」を公表/国交省
国土交通省上下水道企画課は20日、全国の水道事業者の経営と基幹水道施設の現状を分かりやすく簡易的に図示した「水道カルテ」を公表した。水道事業者が経営改善と施設の耐震化の緊急性を認識してもらい、対策の検討・実施を促すのが狙い。住民に地域の水道の現状を知ってもらい経営改善や耐震化の必要性を認識してもらうツールになることも期待しているという。同課では「現状を確認していただき、取り組みのきっかけにしていただければ」としている。
急所施設の耐震化を集中支援/大臣折衝で個別補助など認められる/25年度予算案
24日、来年度予算編成に向けた大臣折衝が行われ、国土交通省が要求した能登半島地震の教訓を踏まえた上下水道施設の耐震化等の推進が財務大臣より認められた。
高松・札幌で大口径講習会を/フソウらが研修施設を提供/日水協
日本水道協会は、フソウ、同社グループのアクアパイプテックが所有する施設で大口径管の配水管工技能講習会を、2026年度から開催する。このほど、開催準備に向け両社と覚書を交わした。フソウからの施設提供の提案を受けたもの。
スマートメーターでフレイル検知/一橋大、豊橋創造大らと実証実験/湖西市
静岡県湖西市は、一橋大学、豊橋創造大学、東京設計事務所、サーラエナジー、中部電力と、水道等スマートメーターを活用したフレイル検知実証実験に取り組む。水道スマートメーターの使用状況から健康な状態と要介護状態の中間の状態で、身体機能障害に陥りやすい状態であるフレイルのリスクが高い高齢者かどうかを検知する実証実験を、12月から2027年3月の期間で実施する。早期のフレイル検知を可能とし、適切な支援を行うことで要介護状態への進行を防ぐことを目指す。
地域団体の連携強化へ/第1回広域連携事業を大阪で開催/4WCと東北水の会
中部、関西、中国四国、九州地域のウォータークラブと東北水の会は4日、第1回広域連携事業を実施した。大阪市に約40人が集結し、大阪市水道局柴島浄水場の施設見学などを行って連携を深めた。