地震対策マニュアル改定版発刊へ/改定調査専門委で成案を審議/下水協

地震対策マニュアル改定版発刊へ/改定調査専門委で成案を審議/下水協

 日本下水道協会は3月17日、第6回下水道施設の耐震対策指針等改定調査専門委員会(委員長=濱田政則・早稲田大学名誉教授)を開き、下水道の地震対策マニュアルの成案審議などを行った。今後は「下水道施設の耐震対策指針と解説」と「下水道の地震対策マニュアル」の早期の発刊に向けた作業を進めていく。さらに発刊後は改定内容をわかりやすく解説するための説明会等を行う予定としている。

「広報大賞」を新設、賛助会員も/水道イノベーション賞の募集開始/日水協

 日本水道協会が毎年度実施している「水道イノベーション賞」で、今年度新たに「水道イノベーション広報大賞」を創設した。多くの課題に直面する水道界にあって、様々な工夫により課題の克服に取り組んでいる正会員を表彰する従来の水道イノベーション賞(大賞と特別賞)とともに、水道インフラの価値を高める広報活動を創意工夫を図りながら実施している事例を表彰する。

給排水工事申請の効率化へ/オンラインシステムを共同導入/4月から運用開始/手続き一気通貫で/西三河5市

 愛知県の豊田市、岡崎市、安城市、西尾市、知立市の西三河5市は、給水装置工事と排水設備工事に関する申請のオンライン化を広域で進めるため、「給排水工事オンライン申請システム」を共同導入し、4月1日より運用を開始した。申請をオンライン化することで、自治体が行う審査事務の効率化や申請者の利便性向上につなげるとともに、共同導入によるコストの縮減を図る。国がDXを推進するための支援事業である「デジタル田園都市国家構想交付金(デジタル実装タイプ)」地域間連携事業を活用した、給排水工事申請のためのシステム共同導入は、全国初の取り組みとなる。

水道管路工事で作業時間効率化/パイプロフェッサーの実証実験/会津若松市と共同で/クボタ

水道管路工事で作業時間効率化/パイプロフェッサーの実証実験/会津若松市と共同で/クボタ

 クボタは、水道管路工事の設計・施工支援システム「PIPROFESSOR(パイプロフェッサー)」の実証実験を2024年度に会津若松市と共同で実施し3月19日、同市上下水道局庁舎で最終報告会を開いた。報告会には同局、同社、協力工事事業者の東邦工業から約20人が参加した。

 PIPROFESSORは、水道管路工事の設計から施工計画、施工管理、竣工図書作成までの一連の業務データを連携し、図面や提出書類作成業務のDXを実現する同社独自のサービスで、▽工事のデータを一元管理▽工事業務の自動化▽作業時間における業務効率化が可能―といった特長がある。

多様なニーズに対応/ニック環境Sを子会社化/中日本建設コンサルタント

多様なニーズに対応/ニック環境Sを子会社化/中日本建設コンサルタント

 中日本建設コンサルタント(庄村昌明社長)は、昨年12月19日、ニック環境システム(本社・名古屋市、須田ひろ実社長)との連携を図るため、同社より株式譲渡を受けて完全子会社化した。4月1日から新役員体制のもとで活動を開始した。