料金業務や計画で下水道と連携/事務委員長報告まとめる/企業団協

 全国水道企業団協議会は、2024年度の事務委員会での調査・審議結果を委員長報告として取りまとめ、全正会員に配布した。水道企業団が抱える諸課題の解決への手がかりになるよう実態調査を行い、情報共有を図る目的で毎年度行っているもの。今回は「水道企業団と構成市町村下水道事業との連携業務」と「受託工事における事務費」がテーマに設定された。水道行政の移管をはじめ、水道を取り巻く状況は刻一刻と変化している。持続可能な水道事業に向けた企業団の取り組み状況が共有される。

上下水道事業の強力な推進へ決議/大口径管の老朽化対策など/水道議連下水道議連

 自民党の水道事業促進議員連盟、下水道事業促進議員連盟は13日、党本部で総会を合同で開催した。国土交通省、環境省から上下水道行政の最新の動向について説明を受けるとともに、日本下水道協会、全国上下水道コンサルタント協会、日本下水道管路管理業協会からヒアリングを行った。

PFOS・PFOA水質基準に/中環審が答申 来年4月から/環境省

PFOS・PFOA水質基準に/中環審が答申 来年4月から/環境省

 中央環境審議会は8日、「PFOS及びPFOA」を水質管理目標設定項目から水質基準に引き上げるなどとする水道における水質基準等の見直しについて答申した。浅尾慶一郎・環境大臣は9日の記者会見で説明し「今後、答申に基づき水道法に基づく省令改正の手続きを進め、飲み水の安全確保に万全を尽くしていく」と述べた。

新設導水管の運用を開始/水道用水供給事業の安定化へ/既設・新設の2条運用基本に/北千葉広域(企)

新設導水管の運用を開始/水道用水供給事業の安定化へ/既設・新設の2条運用基本に/北千葉広域(企)

 北千葉広域水道企業団は、水道用水供給事業の安定化を図ることを目的として2019~24年度の期間で進めてきた「導水管更新事業」を完了し、4月に新設導水管の運用を開始した。既設管と新設管の2条運用を基本として、将来の施設のメンテナンス実施時や漏水事故などの緊急時には分岐バルブの操作により1条運用に切り替え、継続して導水を行う。

第3次上下水道包括を総合評価で/6月2日に入札公告/戸田市水安全部

 埼玉県の戸田市水安全部は、2026年4月から31年3月までの5年間を契約期間とする「第3次上下水道事業包括委託」を総合評価落札方式による一般競争入札で発注する。

「フラッドバスター」で浸水被害軽減へ/伊賀市の排水機場に2台/石垣

「フラッドバスター」で浸水被害軽減へ/伊賀市の排水機場に2台/石垣

 石垣の全速全水位型横軸水中ポンプ「フラッドバスター」が、三重県伊賀市の大戸川小田排水機場改修工事で採用された。フラッドバスターは低水位でもポンプ運転が可能で、同市では大雨による浸水被害に備えるため、流域内の排水ポンプ改修工事として2台設置した。また、フラッドバスターの運転操作などを地元消防団に担ってもらう方針で、4月20日に大戸川小田排水機場内で運転説明会が行われた。