上下水道予算の確保を/関係団体から声聞く/水道議連・下水道議連

 自民党の水道事業促進議員連盟、下水道事業促進議員連盟は9日、本部で総会を合同で開催した。国土交通省、環境省から2026年度予算概算要求の概要について説明を受けるとともに、日本水道協会、全国簡易水道協議会、日本水道工業団体連合会、日本下水道施設管理業協会からのヒアリングを行った。

下水道BCPの充実に向け/マニュアル改訂の方向性議論/国交省

下水道BCPの充実に向け/マニュアル改訂の方向性議論/国交省

 国土交通省上下水道審議官グループは3日、日本下水道新技術機構会議室で第2回下水道BCP策定マニュアル改訂検討委員会を開いた。

「下水道サイバー保険」を新設/サイバー攻撃や情報漏洩などリスクに備え/下水協

 日本下水道協会は、サイバー攻撃によって発生した損害を補償する「下水道サイバー保険」を2026年度から新たに設ける。現在の下水道賠償責任保険では、サイバーインシデントに起因しての損害に対しては補償の対象外となっているが、下水道サイバー保険では、サイバーリスクに起因する事故によって生じる賠償責任・事故対応費用等を補償する。

災害時の水道復旧支援を追加/NAWSと連携強化で合意書/JS

災害時の水道復旧支援を追加/NAWSと連携強化で合意書/JS

 日本下水道事業団(JS)は8月28日、名古屋上下水道総合サービス(NAWS)と連携強化に係る合意書を締結した。7月1日付で水道法を含む災害対策基本法等の一部が改正されたこと受け、JSによる水道施設の災害支援に関する連携を強化するため、昨年3月にNAWSと締結した連携合意書を改めて締結することとした。法改正は、能登半島地震において、浄水場などの基幹施設や管路が甚大な被害を受けたことにより水道の復旧が長期化したことを教訓に、今後も同様の災害が起きた際に、下水道事業を通じて培った技術力を有するJSが、水道施設の復旧を行うことができるように迅速化を図るもの。

前期中期経営計画の進捗管理で議論/第1回経営検討委員会を開催/仙台市水道局

前期中期経営計画の進捗管理で議論/第1回経営検討委員会を開催/仙台市水道局

 仙台市水道局は8月20日、同局本庁舎で今年度第1回の仙台市水道事業経営検討委員会(委員長=太田正・作新学院大学名誉教授)を開いた。2020~24年度を計画期間とした前期の仙台市水道事業中期経営計画について、2024年度の実績や計画の総括などの説明の後、意見交換した。

スマートメーター検針実証へ協定/東電PG、埼玉水道サービス公社と/さいたま市水道局

 さいたま市水道局は、水道メーターの検針データ取得に際して複数の通信方法を講じた効果検証を行う「さいたま版スマートメーター実証プロジェクト」を実施している。今年11月から、美園地区の一部にて電力スマートメーターを活用した水道スマートメーターの検針の実証実験を開始するにあたり、8月19日に東京電力パワーグリッド、埼玉水道サービス公社と協定を締結した。既に構築されている電力スマートメーターの通信ネットワークを利用した共同検針について、コスト削減や通信の安定の確保などの観点から水道スマートメーター検針の有効性を検証する。

 実証実験は、来年3月まで、美園地区の一部の水道使用者を対象として、最大約30戸で実施する予定。水道スマートメーターの設置方法は、既存の機械式メーターから無線通信端末を結線した電子式メーターに取り換える。水道スマートメーターから1時間ごとの使用水量を取得のうえ、さいたま市水道局アプリに配信する予定となっている。実証実験段階であるため、水道料金の請求は、従来と同様に検針員が2カ月に1度訪問して、計量した水量にて行う。

全道下水道主管部課長会議開く/国や関係団体から最新動向を紹介/北海道建設部

 北海道建設部はこのほど、札幌市内で全道下水道主管部課長会議を開催した。国や関係団体などから最新の動向などの紹介があった。同会議は年に1度、道内の下水道担当者が一堂に会して情報や話題を共有し、今後の下水道のあり方について考える貴重な機会となっている。

ウォーターPPP勉強会開く/上下水道の機能・サービス確保へ/国からの説明や事例紹介など/中国地整

 国土交通省中国地方整備局は8月19日、第1回中国地方のウォーターPPPに関する勉強会をウェブ形式で開催し、中国地方各県の上下水道行政担当者が参加した。上下水道事業体の執行体制の脆弱化、財政状況の逼迫、老朽化施設の増大等が進む中、上下水道の機能・サービスの水準をいかに確保していくかが課題となっていることを踏まえ、ウォーターPPP手法に関する知見やノウハウに関する理解を深めることを目的に勉強会を実施した。

料金改定、更新効率化で講演/旬な話題提供で今後の事業の参考に/徳島でセミナー開催/ダク協関西・中国四国支部

料金改定、更新効率化で講演/旬な話題提供で今後の事業の参考に/徳島でセミナー開催/ダク協関西・中国四国支部

 日本ダクタイル鉄管協会関西支部と中国四国支部は8月28日、セミナーを徳島市内で開催した。今回は伊藤禎彦・京都大学大学院工学研究科教授と、辻和也・明石市上下水道局水道室長による講演などが行われ、事業体関係者ら約70人が聴講した。