
今週の紙面
高まる関心 適切な水質検査を/精度管理調査の結果踏まえ研修会/環境省
環境省環境管理課水道水質・衛生管理室は13日、「水道水質検査精度管理に関する研修会」をオンラインで開催し、登録水質検査機関や水道事業体などの検査担当者が聴講した。昨年度まで厚生労働省が実施していた精度管理調査を、水道行政の移管に伴い環境省が引き継いだのを受け、同様に研修会も実施したもの。水質検査の統一試料を用いた精度管理調査の結果を踏まえ、水道水質・衛生管理室や水道水質検査精度管理検討委員会委員による講演を用意し、精度管理の重要性、検査の信頼性の確保を強調した。精度管理調査の結果はホームページで公表している。
上下一体での対応盛り込み/「下水道BCP策定マニュアル」改訂へ/国交省

国土交通省下水道事業課は「下水道BCP策定マニュアル」を改訂する。
昨年1月1日に発生した能登半島地震を踏まえ同省が設置した上下水道地震対策検討委員会での最終とりまとめを踏まえつつ、より実効性の高い下水道BCPに改善する。〝上下水道一体〟での対応やDXの活用などを盛り込むことが改訂のポイントになる。火山・噴火による降灰の影響を反映した2022年度版以来の改訂となる。
下水道公社が水道の技術支援へ/人材育成、普及啓発、DX・効率化も/第7回開きW―PPPなど意見交換/長野県水道・下水道技術研究会

第7回長野県水道・下水道技術研究会が18日、長野市内でウェブ会議を併用して開催された。同研究会は、県内市町村の水道・下水道事業を担う職員の技術力向上と長野県下水道公社による効果的な技術支援を研究することを目的としたもので、構成員は長野県と県内4市2町2村1水道企業団、長野県下水道公社。今回は、構成員以外の県内自治体なども参加するなか、長野県環境部が上下水道管路に関連する陥没事故等について説明し、長野市が人工衛星を用いた漏水調査について報告した。また、下水道公社が、今後の水道事業の技術的支援の展開やウォーターPPPへの取り組みについて説明し、意見交換するなどした。
強靭化や自然災害への備えを/産官学が連携・交流深め/講習会で神戸市耐震化など3講演/関西WC
関西ウォータークラブ(玉井得雄・理事長)は17日、今年度第6回講習会を日本水道協会大阪会館で開催した。今回は水道強靭化など官・民から3題の講演が行われ、会員ら約90人が聴講した。
講習会の冒頭、玉井理事長が「講習会は産官学の連携・交流などを深めるため、2019年度から実施しており、今年度の災害対策に視点を当てた講習で技術力向上へ」とあいさつした。
サービス向上、事務の効率化へ/NSDとDX推進の連携協定/松本市上下水道局

松本市上下水道局は7日、ソフトウエア開発やITソリューションを提供するNSDと「上下水道局DXの推進に関する連携協定」を締結した。両者が連携・協力することで、新たなデジタル技術を活用した価値を創出するとともに、同局のサービス向上や業務効率化を進めていく。