今週の紙面

被災地へ水を 応急給水が拡大/上下水道の復旧へ支援急ぐ/熊本地震

被災地へ水を 応急給水が拡大/上下水道の復旧へ支援急ぐ/熊本地震
被災地へ水を 応急給水が拡大/上下水道の復旧へ支援急ぐ/熊本地震

 7月28日に発生した「令和8年熊本地震」の被災地では、断水が続く地域がある。日本水道協会による応急給水は中部地方支部、関東地方支部まで拡大し、会員水道事業体から100台を超える給水車が現地に駆けつけている。国土交通省は、政府の非常災害現地対策本部に上下水道支援チームを設け情報収集や技術的支援を実施しているが、応急給水に関しては「現地応急給水支援本部」を設置し、日水協をはじめ自衛隊、医療関係、保健所など関係機関と連携し給水ニーズを踏まえた給水箇所拡充などの対応を図っている。被災地に水を届けるために関係者が一丸となる。

電子書籍サービス開始へ/3日から無料先行公開/下水協

 日本下水道協会はサブスクリプション方式による電子書籍サービス(すいすいブック)の提供を11月から開始する。それに先立ち、3日から一部対象図書について無料先行公開を実施する。下水道展26東京のIT・DXゾーンの「すいすいプラット相談所」でも無料版を閲覧することができる。

AI管路劣化診断サービスを開始/水道工学的知見を掛け合せて高精度予測/ジオプラン・ナムテック

 ジオプラン・ナムテックは、AI管路劣化診断・コンサルティングサービス「WATER INSIGHT」の提供を開始した。

 同サービスは、丸紅と同社完全子会社でポルトガルの上下水道事業会社AGS社が共同開発した水道劣化診断エンジンに、ジオプラン・ナムテックがこれまで蓄積してきた知見、デジタルコンサルティング力を統合したもので、水道管路ネットワークインフラの計画的かつ高度な管理を支援し、老朽化対策や更新計画の高度化に貢献する。

インタビュー 生成AIを駆使した日本社会のこれから/~上下水道分野をはじめとする社会基盤への適用を見据え~/鹿児島大学理工学域工学系 情報科学専攻准教授 高橋 哲朗氏

 鹿児島大学准教授の高橋哲朗氏は、自然言語処理を軸とする情報工学分野で研鑽を重ね、約20年在籍した富士通研究所における感情分析を主テーマとする研究・開発を糧に現在はAIを駆使した新たな社会実装を見据えた教育・研究活動を展開している。本紙では、高橋准教授にこれまでの経歴、研究実績と併せて、生成AI等による社会実装の実現に向けたお考えをお聞きした。

【特集】上下水道の持続に向けた埼玉県内事業体の取り組み

 埼玉県内の上下水道事業は、基盤強化に向けて広域連携や官民連携、DX推進、脱炭素化などに取り組んでおり、全国事業体の先進事例として注目されている。特集では、さいたま市の小島豪彦・水道事業管理者に「新たな中期経営計画と今後の事業展開」をテーマにインタビューしたほか、秩父広域市町村圏組合水道局の町田忠男・次長に広域化事業の現状と今後について話を聞いた。また、上尾市の「水道事業集中監視制御システム更新及び運転管理事業」、行田市の「下水道管路のDX」、埼玉県下水道公社の「八潮市道路陥没事故に伴う処理場・ポンプ場の維持管理にかかる教訓」について紹介する。