今週の紙面

災害に強い簡易水道を/予算確保へ首長訴え/簡水協

災害に強い簡易水道を/予算確保へ首長訴え/簡水協

 全国簡易水道協議会(会長=北村政夫・長野県青木村長)は15日、「政府予算対策合同会議」として第2回理事会・第1回事務局長会議を東京・霞が関の霞山会館で開催した。来年度予算の概算要求を踏まえ、簡易水道関係予算の確保などを求める要望書を作成。会議終了後に、関係各省・国会議員に宛てた要望活動を実施した。簡易水道の基盤強化に向けた各要望事項を政府予算編成へ反映するべく、簡易水道を運営する首長が、地域の実情を説明し、簡易水道が果たす役割を訴えた。

「現場力と総合力を生かして」/井林大臣が就任・閣議後会見/国交省

「現場力と総合力を生かして」/井林大臣が就任・閣議後会見/国交省

 17日の第2次高市改造内閣に入閣した井林辰憲・国土交通大臣は、18日に就任会見・閣議後大臣会見を開いた。

 国交省での勤務経験を踏まえつつ「国交省は国民の暮らしと命を守り、経済・生活・生業に直結する大変重要な省庁であり、その思いは国交省の門を叩いた時から変わらない」と語り、事前防災の推進・インフラ老朽化対策の加速といった防災・減災、国土強靱化を強力に推進すると説明。また、地下水取水の実態把握と適切な管理の実現等の水循環政策の推進、2027年に横浜市で開催されるGREEN×EXPOに向けた円滑な準備と運営に取り組むと述べたうえで「国交省の一番の強みである現場力と総合力を生かし、関係省庁と連携しながら力を尽くしていきたい」とした。

10月20日にPFAS対策シンポ/水道研発に合わせ長崎市で

 2026年度水道研究発表会前日の10月20日、長崎市の長崎マリオネットホテルでオンライン形式とのハイブリッドによるシンポジウム「水道のPFAS対策研究最前線―監視戦略から革新的浄水技術まで―」が開催される。

プノンペン下水道整備計画が受賞/クボタ建設、メタ、北九州市など/ジャパコン

プノンペン下水道整備計画が受賞/クボタ建設、メタ、北九州市など/ジャパコン

 国土交通省は3日、第9回JAPANコンストラクション国際賞(ジャパコン)の表彰式を都内で開催した。同賞は海外において国内企業が携わった質の高いインフラプロジェクトなどを表彰する制度。建設・開発プロジェクト部門ではクボタ建設、メタウォーター、建設技研インターナショナル、日本工営、北九州市上下水道局がカンボジア王国で進めている「プノンペン下水道整備計画」が受賞した。受賞した下水道整備計画はプノンペンで初となる公共下水処理場を建設し、官民それぞれの強みを生かしてカンボジアの下水道整備に大きく貢献したことが評価された。

安全な水道水の安定的な供給を/水質報告会で14題報告/東京都水道局

安全な水道水の安定的な供給を/水質報告会で14題報告/東京都水道局

 東京都水道局は4日、本郷庁舎で水質報告会を開き、水質検査や浄水処理などに関する14題の報告を行った。また、浅見真理・国立環境研究所環境リスク・健康領域上席主席研究員が「水質管理の変遷と課題」と題した特別講演を行った。水道局職員と東京水道(株)の社員らが、会場またはリモートで聴講した。

 冒頭、鈴木理・技監は「安全な水道水を将来にわたり安定して供給していくため、調査研究や分析技術のさらなる向上の重要性を実感している。今後も環境検査職の皆さまには、水源から蛇口までの適切な水質管理の要として、確実に役割を果たしていただくことを期待している」と語った。また、高橋明宏・水質センター所長は「調査研究の成果をまとめて報告することだけが目的ではない。ぜひ、それぞれの業務に活用していただければ」と話した。

25年度事業の進捗状況など議論/経営検討委員会を開く/仙台市水道局

 仙台市水道局は8月24日、同局本庁舎で今年度第1回の仙台市水道事業経営検討委員会を開いた。水道事業の経営状況や実績評価等について、外部有識者や使用者から広く意見を受け、事業の客観性・透明性を高めながら、効率的かつ実効性のある事業運営につなげていくことを目的としている。今回は、仙台市水道事業基本計画(2020年度~2029年度)と仙台市水道事業中期経営計画(2025年度~2029年度)に基づき実施した2025年度事業の進捗状況などを説明し、意見交換を行った。

 事務局の説明によると、2025年度においては、各事業指標のうち約84%が「◎」または「○」の評価となり、全体として概ね順調に進捗した。また、「水道システムの最適化」「持続可能な経営」「関係者との連携強化」の3つの将来像について、いずれにおいても実現に向けて、着実な取り組みを進めることができた。

無償の「宇宙水道局 クラウド」/来年度提供開始、先行利用を受付/天地人

 天地人は来年度から、水道事業体向けに水道DXサービス「宇宙水道局」の無償版「宇宙水道局 クラウド」を提供する。水道事業体から預かった管路データをクラウドに取り込み、スマートフォンやタブレット端末などのブラウザから管路図を閲覧できるサービス。用途・口径・布設年度による絞り込みにも対応し、管路図を日々の維持管理に生かすための機能に特化している。無償提供に先立ち、100事業体を対象とする先行利用の申込受付を1日から開始している。

ウォータービジネス 時流/就任インタビュー/水みらい広島代表取締役社長 藤井 輝典氏

 水みらい広島は、〝これからの水事業〟を創出する広島発地域密着のトータルソリューションカンパニーとして、広島県が35%、水ingが65%を共同出資し、日本初の民間主導による水道施設の運転・維持管理などを担う運営会社として、2012年9月に設立された。同社は公民それぞれの強みを融合させることで、水道事業が抱える諸課題を解決し、持続可能な形で次世代へ引き継ぐことを目指している。本紙では、6月9日付で同社代表取締役社長に就任した藤井輝典(ふじい・てるのり)氏に、就任の抱負や現状・重点事業、今後の目標・課題などをうかがった。

越前市に非常用給水袋を寄贈/地域の安心支える役割担う/越前管工事業協同組合、スカイアクアサービス

越前市に非常用給水袋を寄贈/地域の安心支える役割担う/越前管工事業協同組合、スカイアクアサービス

 越前管工事業協同組合とスカイアクアサービスは、大規模災害発生時における被災者支援及び生活再建の一助となることを目的として、非常用給水袋を越前市に寄贈した。両者は「越前市における上下水道サービスの安定的かつ効率的な提供に貢献すること」を基本方針として、上下水道事業業務包括委託を共同企業体(JV)として令和8年度から令和12年度までの5年間受託している。両者それぞれが非常用給水袋6L100袋を寄贈した。非常用給水袋は、断水時に給水車等から安全に飲料水を受け取り、運搬・保管できるほか、災害時の支援物資として他自治体への応援活動にも活用できる。

【特集】第63回下水道研究発表会を振り返る

 「第63回下水道研究発表会」(主催=日本下水道協会)が8月4日~6日の3日間、東京都内で開催された。産官学の下水道関係者による最新の研究の成果、日常業務の改善の取り組みとして、日本語口頭発表335編、日本語ポスター12編、英語ポスター10編が披露され、下水道事業の持続に向けた数多くの好事例が発表された。本紙では下水道研究発表会を振り返る特集を企画し特別講演、本紙が選んだ企業の注目の発表を掲載した。

【特集】フランジの弱点克服 1枚で解決/マルチガスケット/Plusが示す最適解

 キッツエスジーエスは、フランジ接合部の耐震性確保や施工性の向上を目的にマルチガスケット/マルチガスケットPlusを開発し、水道施設の強靱化や業務の効率化に貢献している。特集では、同製品を採用した東部地域広域水道企業団、奈良県広域水道企業団橿原・明日香事務所、日高町上下水道課の取り組みや、同製品の概要・特長を紹介した。