バックナンバー
2008年(平成20年)11月10日(第4445号)
- 50年後の姿を住民に/水道技術セミナー
- 浸水対策、PRで情報交換/東京で大都市下水道会議
- カンボジア関係者が表敬/日水協
- 下水協が交流深める/北京で中日水環境セミナー
- 共同研究の課題募集/JS
- 水道1065億、下水道1570億/東京都21年度事業計画案
- 漏水防止、再生水の利用を推進/気候変動東京会議
- 管内の残留水圧原因か/津市の配水管工事死亡事故
- 水道長期ビジョン策定へ/福岡市水道局
- 岩見沢市で環境フォーラム/下水協北海道地方支部
- ブロワ更新で省エネを/さいたま市下水センター
- 庁舎敷地に耐震貯水槽/堺市上下水道局
- 下水道事業連絡会議開く/JS北海道総合事務所
- 水道事務講習会を開く/日水協中部地方支部
- 「リンの研究集会」参加者募集/21世紀水倶楽部
- 2週間の研究成果報告/国立保健医療科学院水道工学研修
- 配管職種で佐藤氏(千代田設備)が金賞/第46回技能五輪全国大会
- 一般社団法人化へ準備進む/管診協総会
- 「日本コンクリート防食協会」に改組/日防協総会
- 欧州市場に本格参入/TOTO
- 管理技士試験対策で講習/水道O&M研究会
- 写真管理ソフト新シリーズ発売/オリンパスイメージング
- 安全計装システム強化版を開発/横河電機
- 名古屋で浄水膜セミナー/膜分離技術振興協会
- 未来プロジェクト参加メンバー募集/EICA
- BOXカルの設計プログラムを販売/フォーラムエイト
本号の特集
50年後の姿を住民に/水道技術セミナー
住民を味方につけて耐震化を! 水道技術研究センターは5~6日に「第18回水道技術セミナー」を横浜市内で開催した。この中で、管路の耐震化などについて講演した首都大学東京の小泉明教授は「市民に水道の50年後の姿を見せるべき。本当の意味での情報公開になる」と話し、耐震化を進めるには住民を巻き込むことが不可欠との考えを強調した。今回のセミナーは、広報の専門家による講演も行われるなど、水道のPRの重要性をクローズアップした内容となった。およそ130人が参加した。
浸水対策、PRで情報交換/東京で大都市下水道会議
第104回大都市下水道会議が6,7日、東京都で開催され全国から17都市の下水道局長らが出席した。1.局所的集中豪雨に対応した浸水対策2.下水道事業における住民等へのPR・住民ニーズの把握について取組みが報告され、どちらのテーマも住民を巻き込んでいくことの重要性が確認された。
カンボジア関係者が表敬/日水協
日本水道協会に7日、カンボジアからタン・ソクチア氏(鉱工業エネルギー省工業局水道部長)が表敬訪問した。御園良彦・専務理事と両国の水道の課題などについて意見交換し、人材育成の面などで協力していくことを確認した。現在カンボジアには北九州市からJICA専門家が派遣され、水道事業人材育成プロジェクトが行われている。そのカウンターパートとしてソクチア氏は来日した。
下水協が交流深める/北京で中日水環境セミナー
日本下水道協会と中国城鎮供水排水協会は共催で10月28、29日に北京市北京世紀国建賓館において「2008年中日水環境汚濁防止と再生に関するセミナー」を行った。このセミナーは2004年10月北京にて、2005年7月に東京で行って以来3回目の開催となった。今回は中国城鎮供水排水協会が2006年に設立されたのを受け、日中の協会の交流を深めるために開催される初めての取り組み。主な議題は、1.水環境の回復と持続可能な利用2.水処理や汚泥処理に関する省エネルギー3.汚泥処理技術と工程4.小規模処理技術5.再生水利用6.処理場運営についてだった。 (日本下水道協会、堀口氏)
共同研究の課題募集/JS
日本下水道事業団(JS)が下水道分野の新技術開発と実用化を進めるために民間企業や大学などと行っている共同研究で、21年度以降の課題を設定するにあたって広く提案を募集することになった。JSが単独で行う固有研究についても提案を受け付けている。共同研究は今月21日まで、固有研究については来年1月26日までが募集期間になっている。共同研究は今年度、14課題(24者)で実施。昭和59年度から平成19年度までに63課題(105者)が完了している。
水道1065億、下水道1570億/東京都21年度事業計画案
東京都は6日、平成21年度主要事業計画案を公表した。水道局は資本的支出に1,640億7,300万円を計上し、そのうち建設改良費は1,065億8,900万円(対前年度比106億5,800万円増)となっている。21年度は、東京水道経営プラン2007の最終年度であり、総仕上げの年として着実に施策を実施する。一方、下水道局は来年度が経営計画の最終年度であることから、目標の達成のため、重点的な事業執行を図る。区部下水道事業の資本的支出は、3,647億8,200万円、流域下水道事業は193億8,700万円を計上した。そのうち区部の下水道建設改良費は1,570億円(増減なし)で、建設費は1,250億円(増減なし)。流域下水道事業の建設費は129億円(増減なし)で、改良費は17億円(増減なし)。
漏水防止、再生水の利用を推進/気候変動東京会議
世界の主要都市の実務責任者が地球温暖化への適応策について話し合った「C40気候変動東京会議」(10月22~23日、都庁など)で、13項目の共同行動を実施していくことが決定した。
共同行動は、異常気象や自然災害、食糧問題などへの適応策として具体的な取り組みをまとめたもので、各都市間で連携しながら、最新の技術情報や人的な交流を推進する。この中には、漏水防止対策や再生水の利用拡大なども盛り込まれている。
共同行動は、異常気象や自然災害、食糧問題などへの適応策として具体的な取り組みをまとめたもので、各都市間で連携しながら、最新の技術情報や人的な交流を推進する。この中には、漏水防止対策や再生水の利用拡大なども盛り込まれている。
管内の残留水圧原因か/津市の配水管工事死亡事故
津市水道局の配水本管新設工事現場で3日午後、同局が委託する工事作業員3人が通水前の既設管に吸い込まれ、1人が死亡した。同管は地下2メートルに布設されたφ600のダクタイル鉄管(K形継手)で、4人が作業ピット内で管端の蓋を取り外す際、管内の滞留水が噴き出し、逆流する際に作業員を巻き込んだ。
水道長期ビジョン策定へ/福岡市水道局
福岡市水道局は『福岡市水道長期ビジョン(案)』を取りまとめ、11月4日から市民意見の募集を始めた。同ビジョンは長期的な運営方針・目標を明確化し、効果的・効率的な施策の推進を目指したもので、今年度中に公表する予定で策定作業を進めている。
岩見沢市で環境フォーラム/下水協北海道地方支部
日本下水道協会北海道地方支部は10月9日、10日の2日間、岩見沢市で平成20年度下水道環境フォーラムを開いた。
今回は、石狩川水系の潤沢な恵みを背景に、米などの農作物の生産拠点として発展してきた同市で、下水道事業をはじめ、市民活動等による河川環境の再生や省資源・省エネルギーの取り組みを知ることで、今後のまちづくりについて理解することが目的。
今回は、石狩川水系の潤沢な恵みを背景に、米などの農作物の生産拠点として発展してきた同市で、下水道事業をはじめ、市民活動等による河川環境の再生や省資源・省エネルギーの取り組みを知ることで、今後のまちづくりについて理解することが目的。
ブロワ更新で省エネを/さいたま市下水センター
さいたま市建設局下水道部下水処理センターはさきごろ、設備更新に伴い、3台ある反応槽エアレーションブロワの1台を省エネタイプの新型「Kターボブロワ」(荏原実業)に切り換え、約20%の省エネを実現した。
庁舎敷地に耐震貯水槽/堺市上下水道局
堺市上下水道局は耐震性貯水槽の設置工事を同局庁舎敷地内で進めている。災害時の応急給水活動を円滑に図るもので、貯水槽はSUS製地上式の容量100立方メートル。工事期間は平成20年8月25日~同21年3月17日、請負者は扶桑建設工業(株)、総事業費は約2億4千万円となっている。
下水道事業連絡会議開く/JS北海道総合事務所
日本下水道事業団(JS)北海道総合事務所はさきごろ、平成20年度下水道事業連絡会議を札幌市の北海道立道民活動センターで開いた。道内自治体の下水道関係職員らが多数集まる中、森善裕・JS研修センター研修企画課副参事と細川顕仁・JS東日本設計センター計画設計課長が講演した。
水道事務講習会を開く/日水協中部地方支部
日本水道協会中部地方支部は10月29、30日の両日、平成20年度水道事務講習会を名古屋市のポートメッセなごやで開いた。日水協全国総会に合わせたもので、参加者は、名古屋水道展の視察や日水協総会シンポジウムの聴講も行った。
29日には名古屋市上下水道局の国際協力の現状と課題、同局お客さま受付センター(名水ダイヤル)について講義があり、30日は「『地球温暖化と水』の環境」と「名古屋城の魅力」について同市の担当者が講演した。
29日には名古屋市上下水道局の国際協力の現状と課題、同局お客さま受付センター(名水ダイヤル)について講義があり、30日は「『地球温暖化と水』の環境」と「名古屋城の魅力」について同市の担当者が講演した。
「リンの研究集会」参加者募集/21世紀水倶楽部
21世紀水倶楽部は12月12日、午後2時から5時まで、下水道機構8階会議室で秋の研究集会を開催する。テーマは「下水の高度処理とリン資源の回収」で、講師は後藤逸男・東京農業大学教授、後藤幸造・岐阜市水道事業及び下水道事業管理者、三品文雄・エースコンサルタント(株)代表取締役。参加申し込みは、21世紀水倶楽部HP(http://www.21water.jp/)で。申込み期限は11月28日。定員は50名(定員に達し次第締め切る)。公共団体、公益団体、大学関係、会員は無料、一般は2千円。
2週間の研究成果報告/国立保健医療科学院水道工学研修
国立保健医療科学院水道工学部が毎年実施している水道工学研修では、研修期間の後半に、研修生が約2週間にわたる特別研究を行うことになっている。10月23日に行われた発表会では、研修生が自主的に選び、取り組んだテーマ11題の研究成果が発表された。
今年度の水道工学研修は、9月18日から10月24日まで行われたが、特別研究は約6週間の研修期間のうち、3分の1を費やす。約2週間を1つのテーマを掘り下げるためだけに使うことは、社会人になってからは簡単にできることではなく、貴重な経験となる。
今年度の水道工学研修は、9月18日から10月24日まで行われたが、特別研究は約6週間の研修期間のうち、3分の1を費やす。約2週間を1つのテーマを掘り下げるためだけに使うことは、社会人になってからは簡単にできることではなく、貴重な経験となる。
配管職種で佐藤氏(千代田設備)が金賞/第46回技能五輪全国大会
第46回技能五輪全国大会が10月31日から11月3日までの4日間、千葉市の幕張メッセで開かれ、配管職種では(株)千代田設備(新潟県)の佐藤暢洋氏(20)が金賞に輝いた。また、佐藤氏は来年9月にカナダのカルガリー市で開かれる第40回技能五輪国際大会へ出場する権利を得た。佐藤氏は金賞受賞について「大変嬉しい」と喜びを表している。
一般社団法人化へ準備進む/管診協総会
管路診断コンサルタント協会は10月24日、東京都港区の虎ノ門パストラルで総会を開き平成20年度事業・決算報告、21年度事業計画・予算を承認するとともに、来年度中の一般社団法人移行を見据え、設立趣意書や設立要綱案などを審議、決定した。来年春までに設立登記申請を行い、10月をめどに一般社団法人成立後の第1回通常総会を開催する予定だ。
「日本コンクリート防食協会」に改組/日防協総会
日本防食協議会(五箇博之会長)は6日、東京銀座の三笠会館で第6回通常総会を開き、社団法人化計画など20年度事業計画案を審議、承認した。今後は「日本コンクリート防食協会」と改組し、一般社団法人として登記申請する。早ければ来春にも新協会の設立総会を開く方針。
欧州市場に本格参入/TOTO
TOTOは4日、2009年3月より欧州市場に本格参入すると発表した。ドイツやフランスなど4カ国に代理店網を整備し、高級ブランド戦略を展開。2011年度には欧州での売上高百億円を目指す。これにより日本、アジア・オセアニア、中国、米国、欧州のグローバル5極体制が確立する。
管理技士試験対策で講習/水道O&M研究会
水道O&M研究会はこのほど、東京都千代田区の自動車会館で、水道施設管理技士資格試験対策の講習を行った。
講師を務めた夏地利吉・月島テクノメンテサービス技監は最近の出題傾向に加え、過去の試験問題を題材に「水道法関係」「浄水・膜施設」「機械・電気・計装」の各分野について詳細に解説。
講師を務めた夏地利吉・月島テクノメンテサービス技監は最近の出題傾向に加え、過去の試験問題を題材に「水道法関係」「浄水・膜施設」「機械・電気・計装」の各分野について詳細に解説。
写真管理ソフト新シリーズ発売/オリンパスイメージング
オリンパスイメージングは、NECソフト、トリワークスと共同で開発した工事写真管理ソフト「蔵衛門御用達9」シリーズ(スタンダード版、プロフェッショナル版)を今月末より発売する。
同シリーズは、工事情報と写真情報をガイドに従って登録するだけで、工事写真台帳を作成・印刷できるソフトウエア。工事写真画像の取り込みから台帳の作成・管理まで、基本操作は全てガイドに従うだけで、取り込んだ工事写真画像は手めくり感覚の台帳上で管理できる。
同シリーズは、工事情報と写真情報をガイドに従って登録するだけで、工事写真台帳を作成・印刷できるソフトウエア。工事写真画像の取り込みから台帳の作成・管理まで、基本操作は全てガイドに従うだけで、取り込んだ工事写真画像は手めくり感覚の台帳上で管理できる。
安全計装システム強化版を開発/横河電機
横河電機は、安全計装システム「プロセーフ アールエス」の機能強化版「プロセーフ アールエス R2.02.00」を開発した。今回の機能強化では、交流電圧(ACV)出力機能の追加、メンテナンス機能やドキュメント作成機能の強化などを行っている。
名古屋で浄水膜セミナー/膜分離技術振興協会
膜分離技術振興協会(AMST)は10月28日、名古屋市中小企業振興会館で浄水膜セミナーを開いた。日本水道協会の全国総会、全国水道研究発表会に合わせて開催されてきた同セミナーも今回で10回目を迎え、浄水処理分野における膜ろ過技術の基礎や最新動向を知るための絶好の機会として、全国の水道人の間で着実に認知度を高めている。
未来プロジェクト参加メンバー募集/EICA
環境システム計測制御学会(EICA)は、30歳前後の若手技術者・研究者の交流を目的とした「未来プロジェクト」の第4弾メンバーを募集している。前回に引き続き東京地区での開催で、12月から来年7月までにセミナーなどを行って、10月の研究発表会で成果を披露する。
メンバー参加申し込み締め切りは11月20日。20人に達したら締め切る。問い合わせはEICA事務局(電話077-562-0014)。
メンバー参加申し込み締め切りは11月20日。20人に達したら締め切る。問い合わせはEICA事務局(電話077-562-0014)。
BOXカルの設計プログラムを販売/フォーラムエイト
フォーラムエイトは、PCボックスカルバートやプレキャストボックスカルバートの耐震設計を行うBOXカルバート設計プログラム「下水道耐震」Ver・4の販売を開始した。底版反力を載荷して断面力を算出する方法に対応でき、杭基礎の結果一覧出力にも対応する。
【特集】御園専務と市長シリーズ・奈良市
東京都下水道局の清瀬水再生センター汚泥ガス化炉事業が注目を集めている。同事業は下水汚泥を熱分解・ガス化して発電に利用する国内初の事例であり、下水道システムにおける温室効果ガス排出量の大幅な削減効果が期待され、下水汚泥活用の新たな可能性を提示していると言っても過言ではない。本特集では、中村益美・東京都下水道局技監に同局の温室効果ガス削減の取り組みを聞いたほか、高相恒人・同局流域下水道本部技術部長と、DBOで実施される同事業を受託したメタウォーターの坪井徹・エンジニアリング本部長に、下水汚泥ガス化の意義・効果などについて対談してもらった。