バックナンバー
2009年(平成21年)07月30日(第4505号)
- 下水道展'09東京 華やかに
- 下水道の海外展開を支援/下水道機構とGCUSが連携
- 「下水道の同志」集まる/第46回研発開幕
- 普及にはトップの意欲が/下水道施設のAMに関するシンポ
- 紫外線の研修会9月に熊本市で/水道研究センター
- 薬品評価試験方法の規格/日水協
- 佐世保市で18,000戸/大雨被害で断水
- 中期経営計画案まとめる/千葉市下水道局
- 省エネ・震災対策技術に注目が/下水道展'09東京が開幕
- 浄水場が6日間で復旧/山口市
- 21年度事業計画を承認/水道用鉄蓋工業会・総会
- 製品の普及拡大へ/浮上防止・総会
- 故遠山氏を偲ぶ会/9月4日麹町で
- 市民と協働で環境へ取組/開国博Y150ヒルサイドエリア
本号の特集
- 厚労省21年度新規採択事業
- 粕谷厚労省水道課長を囲む座談会
- 北九州市上下水道新トップに聞く
- 日水協の検査事業2
- ネットワーク水と環境
- GMの調達についてのアンケート調査
下水道展'09東京 華やかに
技術が新しい下水道をつくる―。「下水道展'09東京」(日本下水道協会主催)が28日、東京・有明の東京ビッグサイトを舞台に開幕した。今年は310社(団体)1,023小間が出展。幅広い分野からブースが出展されている中で特に、循環や省エネといった下水道が担うべき新たな役割をバックアップする最新の技術や製品が注目を集めているようだ。今開催も通常の展示以外に、プレゼンテーションや特別講演、テクニカルツアーなど盛りだくさんの内容。関連する催しも各所で開かれており下水道界真夏の祭典は、31日まで続く。
小城町長(左から2人目)らのテープカットで華々しく開幕
小城町長(左から2人目)らのテープカットで華々しく開幕
下水道の海外展開を支援/下水道機構とGCUSが連携
下水道新技術推進機構は、下水道グローバルセンター(GCUS)と連携し「GCUS・下水道海外ビジネス展開共同研究」を立ち上げ、22日に第1回会議を同機構会議室で開いた。今後、日本の優れた下水道技術の海外ビジネス展開を優位に進めるため、調査・研究活動を行っていく。
これまでの下水道分野における国際協力活動やビジネス展開は、個別の企業による対応が多く、円借款案件でも苦戦を強いられてきた。今後は、支援対象国に組織的に働きかけて日本の技術を理解・評価してもらうことが必要であり、また、技術を再点検し、支援対象国に合わせて改善することも求められている。
これまでの下水道分野における国際協力活動やビジネス展開は、個別の企業による対応が多く、円借款案件でも苦戦を強いられてきた。今後は、支援対象国に組織的に働きかけて日本の技術を理解・評価してもらうことが必要であり、また、技術を再点検し、支援対象国に合わせて改善することも求められている。
「下水道の同志」集まる/第46回研発開幕
第46回下水道研究発表会が28日、東京ビッグサイトで開幕した。今回の口頭発表はアセットマネジメントや地球温暖化/省エネルギーなどの特定課題セッション80編、通常セッション186編のほか、ポスター発表21編、アジアセッション、パネルディスカッションなど盛りだくさんの内容となっている。30日までの3日間、産学官の発表者が日頃の成果を披露している。
普及にはトップの意欲が/下水道施設のAMに関するシンポ
日本下水道協会は28日、米国水環境連盟(WEF)、欧州水協会(EWA)との共催で「下水道施設のアセットマネジメントに関するシンポジウム」を下水道展会場の東京ビッグサイト近くのホテルで開催した。アセットマネジメント(AM)に関心を持つ多くの関係者が参加し、現状と今後の事業展開を巡り、活発な議論が展開された。
今回のシンポジウムは4月に発足した下水道グローバルセンター(GCUS)の活動の一環として開かれた。AM導入に先進的あるいは熱心に取り組んでいる米国、ポルトガル、ドイツ、オーストラリア、韓国、日本の専門家が一堂に会し、まず、各国のAMの現状について報告、続いて報告者らをパネリストにパネルディスカッションを行った。
今回のシンポジウムは4月に発足した下水道グローバルセンター(GCUS)の活動の一環として開かれた。AM導入に先進的あるいは熱心に取り組んでいる米国、ポルトガル、ドイツ、オーストラリア、韓国、日本の専門家が一堂に会し、まず、各国のAMの現状について報告、続いて報告者らをパネリストにパネルディスカッションを行った。
紫外線の研修会9月に熊本市で/水道研究センター
水道技術研究センターは9月15日(火)~16日(水)の2日間、熊本市で「紫外線処理設備維持管理研修会」を開催する。紫外線処理技術に関する講演や、実際に導入している熊本市の事例発表などがあり、同市施設の現場研修も予定されている。現在参加者を募集中で、受講料は会員18,000円、非会員30,000円。申し込み期限は8月24日、定員は40人。研修会の内容や申し込み方など詳しくは同センターホームページで。
薬品評価試験方法の規格/日水協
日本水道協会は水道用薬品の評価試験方法の協会規格(JWWA Z 109)の改正を決めた。規格改正は4年ぶりで、水質基準に関する省令等の改正に伴い改められている厚労省の「水道用薬品類の評価のための試験方法ガイドライン」との整合性をもつようにするもの。
17日に開いた今年度第1回衛生常設調査委員会(委員長=髙橋清・仙台市水道局浄水部主幹)で改正案が審議、了承された。改正規格では、薬品の試験溶液の方法にポリシリカ鉄を追加するなどしている。
17日に開いた今年度第1回衛生常設調査委員会(委員長=髙橋清・仙台市水道局浄水部主幹)で改正案が審議、了承された。改正規格では、薬品の試験溶液の方法にポリシリカ鉄を追加するなどしている。
佐世保市で18,000戸/大雨被害で断水
24日の西日本での大雨で九州地方を中心に断水する水道施設の被害があった。厚労省水道課のまとめでは、28日午後1時現在、長崎県佐世保市で17,800戸が断水。27日午前2時ごろ起きた土砂崩れにより道路敷きに埋設した水道管3本が破裂したことによるもので復旧作業には約4日間かかる。福岡県では宗像市や筑紫野市などで計33,738戸が断水したが篠栗町の1戸を除き復旧済み。なお、21日の大雨で被害があった山口県では29日午前10時現在、山口市などで5,241戸が断水中だが、同市では29日中にすべて復旧できる見込み。
中期経営計画案まとめる/千葉市下水道局
千葉市下水道局は平成22年度~32年度を計画期間とする「千葉市下水道事業中期経営計画(案)」をまとめた。計画には、経営理念と施策目標をはじめ、下水道資産の適正管理や中長期的な経営見通し、行動計画などが盛り込まれており、同市の下水道事業の基本的な方向性を示した計画となっている。9月にパブリックコメントを実施し、10月末頃公表予定となっている。
省エネ・震災対策技術に注目が/下水道展'09東京が開幕
28日、「下水道展'09東京」(第46回下水道研究発表会併催)が東京ビッグサイトで開幕した。今回の展示会には310の企業・団体が出展。省エネや環境負荷低減、地震・災害対策を意識した製品・技術が目立っていた。
浄水場が6日間で復旧/山口市
21日に発生した山口県内の集中豪雨で、浸水した山口市上下水道局の朝田浄水場は27日夜、復旧を果たした。6日間での復旧は驚異的で、送水機能を回復した。配水池の水量確保や配水管の点検・洗浄などを行い、最大29,300戸の断水が29日中に全て解消した。
朝田浄水場では水源の椹野川が溢水し、機械棟の電気室・送水ポンプ室をはじめ、浄水池などが水没。同市では企業の協力も得ながら、排水作業や浄水池の水替え、機械設備の点検などを迅速に進めた。
機能回復へ作業が進められた朝田浄水場
朝田浄水場では水源の椹野川が溢水し、機械棟の電気室・送水ポンプ室をはじめ、浄水池などが水没。同市では企業の協力も得ながら、排水作業や浄水池の水替え、機械設備の点検などを迅速に進めた。
機能回復へ作業が進められた朝田浄水場
21年度事業計画を承認/水道用鉄蓋工業会・総会
水道用鉄蓋工業会は東京都千代田区のグランドプリンスホテル赤坂で定時総会を開き、平成20年度会務・収支決算報告や同21年度事業計画・予算案を承認した。
製品の普及拡大へ/浮上防止・総会
浮上防止マンホール工業会(会長・福原勝フクハラキャスト技研社長)は22日、東京中央区の東京証券会館で第1回総会を開き、平成21年度事業計画などを決めた
総会で挨拶した福原会長は「これまで地方公共団体や業界団体に対して説明会などを通じて浮上防止マンホールをアピールしてきた。近年、浮上防止マンホールの関心が高まっており、今後も普及拡大に向けて努力していきたい」と述べ、会員の協力を求めた。
平成21年度事業計画では中央大学・日本水工設計との3者によるインナーウェイト工法の共同研究の継続、自治体、コンサルタントなどへの周知、下水道展への出展などを進めていくとしている。
総会で挨拶した福原会長は「これまで地方公共団体や業界団体に対して説明会などを通じて浮上防止マンホールをアピールしてきた。近年、浮上防止マンホールの関心が高まっており、今後も普及拡大に向けて努力していきたい」と述べ、会員の協力を求めた。
平成21年度事業計画では中央大学・日本水工設計との3者によるインナーウェイト工法の共同研究の継続、自治体、コンサルタントなどへの周知、下水道展への出展などを進めていくとしている。
故遠山氏を偲ぶ会/9月4日麹町で
「遠山啓さんを偲ぶ会」(発起人代表=松井大悟氏、幹事長=石川和秀氏)が9月4日、東京都千代田区のル・ポール麹町で開かれる。建設省(当時)下水道部長、日本下水道事業団理事長、下水道新技術推進機構理事長などを歴任した故遠山氏の一周忌に際して開催するもの。会費は10,000円で、出席者は日本非開削技術協会のゆうちょ銀行口座に事前に振り込みが必要。問い合わせは同協会内「偲ぶ会」実行委員会事務局(〒135-0047、東京都江東区冨岡2-11-18、TEL03-5639-9970)まで。
市民と協働で環境へ取組/開国博Y150ヒルサイドエリア
横浜開港150周年記念テーマイベント「開国・開港Y150」が開催されている(9月27日まで)。ベイサイド、ヒルサイド、マザーポートの3エリアに9つの会場を設けており、ヒルサイドエリアは「地球環境への配慮」をコンセプトに7月4日に開幕した。
【特集】厚労省21年度新規採択事業
厚生労働省は平成21年度予算の配分にあたっては、水道ビジョンの実現を支援するため新規採択事業を大幅に増やした。その中から20事業をピックアップし紹介した。
【特集】粕谷厚労省水道課長を囲む座談会
わが国が国の水道事業は今、少子高齢化社会の進展、節水型社会への移行などにより水需要が減少傾向にある中、施設の大量更新期を迎えている。地震・災害に対するライフライン機能の強化も不可欠だ。さらに、職員の大量退職に備え、技術の継承、アウトソーシングも進めなければならない。これらの課題に適切に対応していくには、産業界の積極的な取り組みが不可欠といえる。粕谷明博・厚労省水道課長に進行役をお願いし、製品開発、技術開発などに積極的に取り組む産業界代表と意見交換をしていただいた。
【特集】北九州市上下水道新トップに聞く
北九州市は、今年4月に水道・工業用水道事業管理者、水道局長に吉田一彦氏、建設局長に中尾憲司氏が就任した。上下水道とも維持管理時代のなか、老朽施設の更新や新技術の導入などをさらに推進し、また『環境モデル都市』として上下水道事業における環境対策を前進させる。両局長の陣頭指揮のもとで展開する新しい取り組みに多方面から期待が集まる。そこで両局長にインタビューを実施し、現状や課題、今後の抱負などを紹介する。
【特集】日水協の検査事業2
我が国の水道事業の安全・安定・安心を担保する日本水道協会の検査事業。その意義を改めて再確認することを目的とした本紙シリーズ特集第2弾では、昨年7月に管路の更新率2%を維持することを目指して料金改定に踏み切った上越市の秀澤ガス水道局長と久保田日水協検査部長との対談を実施した。秀澤局長は技術系の水道プロパーならではの検査事業に対する深い理解と信頼に基づいた持論を展開し、久保田部長との懇談は今後の水道界の進むべき方向性について大いに盛り上がった。