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第79回総会が松山市で開幕/日水協

第79回総会が松山市で開幕/日水協
日本水道協会の第79回総会が20日、松山市の愛媛県武道館で開幕した。22日までの3日間、16題の会員提出問題の討議や、海外水ビジネス展開をテーマとしたシンポジウム、施設視察などが行われる。全国から集った約1600人の水道関係者は、水道界が抱える課題を打破し、未来を切り拓くため活発な議論を展開している。開会式では、水道の国際貢献・海外展開に期待する挨拶も続いた。近代日本の夜明けを描いた『坂の上の雲』の舞台となった松山市での総会が、水道事業の「持続」・海外展開への道標となる。

童門冬二氏による連載を始めます

作家・童門冬二(どうもん・ふゆじ)氏が執筆する小説風エッセイ『人・水 美しい日本のこころ』の連載が、10月28日(木)からスタートします。毎週木曜日号に掲載する予定です。
 昭和2年、東京下町に生まれた童門氏は東京都庁に勤め、知事秘書、広報室長、企画調整局長、政策室長などを歴任。退職後に本格的に執筆活動に入りました。
 都庁在籍中に蓄積した人と人とのつながりの大切さ、組織の美学を歴史の中に再確認する手法には定評があります。ベストセラーとなった『小説上杉鷹山』では、誰もの心が萎えてしまったような「灰の国」、米沢藩十五万石を舞台として、人々の心に辛抱強く、時に大胆に、希望と信頼の「火種」を植えて付けた鷹山の生涯を描き、多くのファンを獲得しました。
 本紙に連載する小説風エッセイ『人・水 美しい日本のこころ』では、歴史の片隅の中から、水にまつわる数々のエピソードを掬い上げ、人々の逞しくも美しい心根を伝えます。
 童門氏の描く歴史上の人物の生き様は、とかく現代人が忘れがちな、「日本の心」を思い出させてくれることでしょう。
 80歳を過ぎた今もなお、旺盛な執筆活動を続ける童門氏の、「水と人間のドラマ」にご期待ください。

松山水道展開幕/水団連

松山水道展開幕/水団連
日水協総会併催の「第44回水道資機材展示会(水道展、日本水道工業団体連合会主催)」が20日、松山市の松山中央公園運動広場で開幕した。オープニングセレモニーには、粕谷明博・厚生労働省水道課長、御園良彦・日水協専務理事、渡邊滋夫・松山市公営企業管理者が駆けつけ、幡掛大輔・水団連会長(クボタ会長)とともに、水道展の成功を祈念しテープカットを行った。

ベトナムで水道セミナー/厚労省・日水協

厚生労働省水道課は11月26日にベトナム・ハイフォン市で「水道セミナー」を開催する。日本・ベトナム両国から都市水道の運営管理に関しての講演が予定されているが、日本企業によるプレゼンテーションも企画されており、日本企業の海外展開を後押ししたい考えだ。同様のセミナーを12月16日にはカンボジアでも開催する。日本水道協会が厚労省からの受託事業として企画した。

管理委託要領案、仕様書を発刊/日水協

日本水道協会は、「水道施設維持管理等業務委託積算要領案―管路等維持管理業務編―」、「水道工事標準仕様書(設備工事編)」、「水道施設設計業務委託標準仕様書」を発刊した。これら3冊は、主に中小の事業体を対象にしているが、広域化や公民連携を視野に入れ、業務受託者にも活用しやすい内容になっている。また、11月から12月にかけて東京と大阪で説明会を開催する予定。

“公民連携”で画期的新製品/横浜市水道局・栗本鐵工所

“公民連携”で画期的新製品/横浜市水道局・栗本鐵工所
横浜市水道局と栗本鐵工所は「給水分岐専用管」(仮称)を共同開発し、特許出願中だ。これは、配水管本体に分岐機能を持たせることでサドル付分水栓の機能をもカバーするもので、給水管への分岐部に起因する漏水の防止に加え、施工コストの縮減なども期待できるという。同局では、年度内にも試験施工を実施する方針で、配水管から給水管への分岐部という給水安定上、大きなファクターを握る部分の改善という面で画期的なものと言えよう。なお、昨日から松山市で開催されている水道展においても栗本鐵工所ブースで出展されており、水道関係者の注目を集めている。

「公公民」で経営基盤強化/広島県企業局など4者

広島県企業局は19日、県の建設常任委員会で、平成23年度から10年間を計画期間とする「広島県営水道ビジョン」の中間取りまとめを発表したほか、その重要施策の一つである経営基盤の強化を推進するため、“公公民”という新たな形で合同勉強会を行っていると報告した。
 勉強会では、同局とその受水団体である大竹市上下水道局、県内外の水道施設の管理を受託し県内の水道事業に精通している荏原エンジニアリングサービス、シンクタンクの浜銀総合研究所の4者で、県用水と市町施設の一体的な管理、施設・整備の集約化や最適化、海外展開を視野に入れた収益力の向上などを検討していく。「広域水道事業者」「受水団体」「民間企業」「シンクタンク」という新たな枠組みで課題解決に向けた方向性を検討する取り組みとして今後の動向が注目される。

ルポ/応急給水の新システム/川口市が新開発

ルポ/応急給水の新システム/川口市が新開発
大規模地震などの災害時でも水道システムの機能を維持することは、全国の水道事業体にとって共通の課題と言える。予防的措置として、基幹施設・管路の耐震化を積極的に進めている事業体も多く、災害に強い水道システムの整備が進みつつあるが、一方で「断水してしまった場合の備え」もおろそかにはできない重要な課題だ。川口市は今年度、新たな応急給水システムを自ら開発し、さらに指定給水所を従来の25カ所から50カ所に倍増させる。同市の取り組みを取材した。

進化したろ過技術に注目/川崎と大阪で技術セミナー/日本原料

日本原料は13日、川崎市のミューザ川崎シンフォニーホール研修室で技術セミナーを開催した。これは、同社が開発した高機能ろ過材「0・6インターセプター」と同社が日本代理店を務めるITTレオポルド社製の最新型集水装置に関する知見を紹介するもので、同社の齋藤安弘社長とITTレオポルド社のトマス・ゲティング技師長を講師にろ過砂と下部集水装置の最新の知見が披露された。

高セキュリティの南京錠/アルファ

総合ロックメーカーのアルファ(本社・横浜市、木之瀬茂社長)は、セキュリティ性を格段に向上させたカスタム南京錠を拡販するため、水道業界への営業を強化する。
 カスタム南京錠は、完全受注生産で、同社がすべての鍵番号を管理していることから、発注者の他には流通しない専用の鍵をつくることができるのが大きな特徴。発注者だけの専用番号でつくるディンプルキーは、防犯性の高い70万通りの鍵違いを持つシリンダーを採用している。鍵は、同一番号、指定番号、専用番号、マスター仕様から選ぶことができる。

「電池電磁」水道メーター発売/金門製作所

金門製作所は「電池電磁」水道メーターMGB12Aを新発売した。新JIS規格の計量範囲R200に相当する高性能水道メーターである。
 従来比2倍の大きく見やすい液晶表示、バックライト機能の搭載、表示部が180度反転する機構など、新機能満載の水道メーターとなっている。液晶表示では、積算表示が大きくて見やすい9桁表示となり、瞬時流量も常時表示される。非満水時には空検知アラームを表示。アラーム表示は逆流、空検知、漏水、電池電圧、過大流量などで異常計量を知らせる。

12月にPSIサミット/PSI協会

NPO法人PSI協会(会長=磯村欽三・磯村豊水機工会長)は、12月3日13時から、埼玉県・越生町のニューサンピア埼玉おごせでPSI浄水発生土リサイクル・モデル事業のキックオフ・ミーティングを開催する。テーマは「PSIサミット 水と農と食を結ぶ市民・生活者の集い~3Reco Social System 未利用資源(浄水発生土)の有効利用(農地還元)による新しい社会システムの提案~」。

耐震基準で定例研究会/関西ライフライン研究会

関西ライフライン研究会(座長=澤田純男・京都大学防災研究所地震災害研究部門教授)は11月11日、第87回オープン定例研究会を、大阪市西区の建設交流会館で開催する。テーマは「新しい水道耐震基準について」で、講演内容は▽「水道施設耐震工法指針・解説の改訂ポイント」(日本上下水道設計(株)の大嶽公康氏)▽「池状構造物の改訂ポイントと耐震診断業務への適用事例紹介」((株)日水コンの宮本勝利氏)。

中国市場で建材製品の販売強化へ/住生活グループ

住宅・ビルのなどの建材、給排水設備の製造販売を手がける住生活グループは、中国市場での建材・住宅設備機器商品の販売強化のため、中国の白物家電大手の海爾集団(ハイアールグループ)と協業することで合意し、基本合意書を締結した。
 今後両社は、基本合意書をもとに、合弁設計会社や合弁生産会社の設立、商品の販売提携などについて検討していく。

事務局を大阪に移転/日本パイプリバース協会

パイプリバース工法(ポリエチレン管挿入管更生工法)の技術向上と普及拡大を目指す日本パイプリバース協会はこのほど事務局を移転した。今年6月に開催された第35回定時総会の決定を受けたもの。
 同協会の事務局は、昭和50年5月30日の設立以来35年に亘り、広島市内に置かれていたが、今後は大阪を拠点に活動を展開していくことになる。
 なお、新事務局の住所などは左記の通り。
 ▽住所=大阪市北区梅田1―1―3(大阪駅前第三ビル 大成機工株式会社内)▽電話06―6347―5105

あらゆるウェブ端末に対応/シンク・エンジニアリング

あらゆるウェブ端末に対応/シンク・エンジニアリング
シンク・エンジニアリング(本社・東京都、岡村國弘社長)の上下水道施設集中監視システム「T―Log(データロガ)」シリーズが、より汎用性を高めた形で「T―Log for Web(ウェブロガ)」としてリニューアルされ、20日に開幕した松山水道展で注目を集めている。これまで、監視端末として利用できるのはWindows搭載のパソコンかドコモのiモード対応携帯電話に限られていた。しかし今回の改良により、iPhoneやXperiaなどのスマートフォンを含め、国内携帯電話キャリアが展開しているほとんどのデバイスを利用できるようになった。施設監視システムの構築における自由度が飛躍的に向上したとして、同社ブースを訪れたユーザーの評判も上々だ。

T字管用ポリスリーブを販売開始/東京都水道局配水管工事標準仕様書に初掲載/クボテック

クボテックは、9月1日より東京都水道局とクボタが共同開発した「T字管用ポリエチレンスリーブ」の販売を開始した。従来、ダクタイル管路のT字管に対しては、直管用ポリエチレンスリーブを切り貼りして対応していたが、同製品は、T字管に合わせた形状のため、現地加工を必要とせず、ファスナー採用によりテープ貼付も必要としない。このため施工が容易となり、施工時間も約半分に短縮できるという。

【特集】光明製作所のリユーズシステム

世界的に異常気象が頻発する中で、環境に優しくない製品はもはや社会に受け容れられないといっても過言ではない。光明製作所が開発した配水用ポリエチレン管による仮設資材レンタルシステム「リユーズシステム」は、従来使い捨てされてきた仮設配管資材の繰り返し利用を行なうことによる環境負荷の低減はもとより、工期やコスト面などでも多くのメリットを有しており、時代の追い風を受けて着実に実績を伸ばし続けている。そこで、金村時喜社長に同社の「ものづくり」に対する姿勢やリユーズシステム開発の背景、今後の展開などについてインタビューするとともに、リユーズシステム採用事業体をルポした。

【特集】管路高度化へ(東部大阪協)

技術の継承と高度化、高水準管路の構築は水道事業体の大きな課題となっている。そうした中、1事業体の取り組みでは限界があり、複数の事業体による広域的な対応が求められている。そこで本紙では、技術の向上、管路高度化に向けての「東部大阪水道協議会の役割と期待」をテーマに座談会を実施し、東部大阪水道協議会技術部会を構成する水道技術管理者に現状や課題、今後の協議会の在り方などについて語り合って頂いた。なお、東部大阪水道協議会は9水道事業体が参加し、座談会では給水量の多い順で5水道事業体に出席して頂いた。

【特集】松山総会シンポジウムの論点

日本水道協会の「水道の安全保障に関する検討会」報告は、水道事業の国際貢献について、「日本が保有している高い技術力と維持管理、事業運営のノウハウを積極的に提供するよう」提言している。これを踏まえ、総会2日目の10月21日(木)午後1時30分(於・愛媛県武道館)からのシンポジウムのテーマには、「水道の海外ビジネス展開」が取り上げられた。座長を務める滝沢 智・東京大学大学院教授に抱負と問題提起を、講師の方々に論点と提言について執筆していただいた。