今週の紙面
2026年(令和8年)10月19日(第5953号)
- 汚水処理最適化、広域連携へ/第4回検討会開き議論深める/国交省
- 各検討チームの方向性を共有/New―Smart第2回PJ会議開く/JWRC
- 難アクセス箇所調査技術を公募/水資源機構
- 持続可能な上下水道の構築へ/通水90周年、上下水道局25周年迎える/記念シンポジウムを開催/富山市
- 3人の若手研究者が中間発表/水道の課題解決へ研究発展を/クボタ若手研究者奨励制度
本号の特集
汚水処理最適化、広域連携へ/第4回検討会開き議論深める/国交省
国土交通省上下水道審議官グループは16日、都内で第4回汚水処理施設の最適化と広域連携の推進に向けた検討会(委員長=浦上拓也・近畿大学経営学部教授)を開いた。広域連携の推進に関するガイドラインと汚水処理の最適化に関するガイドラインの策定に向け、事務局が各ガイドラインの構成と内容のポイントを説明した上で、議論を深めた。今後は、次回検討会でガイドライン案について議論し、年内のガイドライン策定を目指す。
各検討チームの方向性を共有/New―Smart第2回PJ会議開く/JWRC
水道技術研究センター(JWRC)は7日、都内でスマート水道メーターの普及・促進に向けた産官学の共同研究「第2期New―Smartプロジェクト」(座長=石井晴夫・東洋大学名誉教授)の第2回プロジェクト会議を開いた。各検討チームの活動状況を報告するとともに、事業体における先進事例を紹介。国内のスマート水道メーターの導入・実運用の状況をとりまとめたマップを共有した。
難アクセス箇所調査技術を公募/水資源機構
水資源機構は、現場が抱える技術的課題に向けて民間事業者等と共同で技術開発に取り組む「共同開発型による技術開発」制度を創設し、第1弾として15日から「難アクセス箇所(高所・難所)での調査技術の開発に関する共同開発」の募集を開始した。
持続可能な上下水道の構築へ/通水90周年、上下水道局25周年迎える/記念シンポジウムを開催/富山市
富山市は、1935年10月20日に水道水の通水を開始してから90周年、また、2001年4月1日に水道局と下水道部が組織統合し、富山市上下水道局が発足してから25周年を迎えた。9日には「富山市水道事業『通水』90周年 富山市上下水道局発足25周年記念シンポジウム」を市内で開いた。市民や水道関係者ら約300人が参加し、石井宏幸・国土交通省上下水道審議官による記念講演やパネルディスカッションなどを実施、将来世代が安心して「当たり前」のように上下水道を使うために、今できることは何かを考える機会となった。
3人の若手研究者が中間発表/水道の課題解決へ研究発展を/クボタ若手研究者奨励制度
クボタは9月25日、「若手研究者のための次世代の水インフラ研究奨励制度」の中間発表会を東京本社会議室で開いた。この研究奨励制度は、同社の創業130周年記念事業として2020年に創設したもの。選考委員長は滝沢智・東京都立大学特任教授、伊藤禎彦・京都大学大学院教授、丸山喜久・千葉大学大学院教授、廣井悠・東京大学先端科学技術研究センター教授が委員を務めた。
発表したのは3題。▽「衛星データ活用型・次世代水道管モニタリングと破損予測」(劉ウエン・千葉大学大学院准教授)▽「地球・社会環境の変化に起因する水道水の水質変動の体系的評価―消毒副生成物の観点から―」(小牧裕佳子・大阪公立大学大学院講師)▽「地方や発展途上国での活用を見据えた下水道管老朽箇所からの土砂浸入を反映する水質指標の探索」(中屋佑紀・北海道大学大学院助教)。
【特集】事業体による職員の確保・育成の取り組み2
水道事業にとって、職員の高齢化や若手職員の不足などにより、技術力維持や危機管理体制の確保が大きな課題となっている。質の高い水道水の提供や事業の持続可能性などを図るため、職員の確保・育成が重要である。国の「水道の基盤を強化するための基本的な方針」でも、人材確保と育成は柱に位置付けられており、長期的視点での対策が求められている。今回の「課題を追う」は「事業体による職員の確保・育成の取り組み2」と題し、各事業体による工夫を凝らした取り組みを紹介する。