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第3818号  6月 7発行




第43回水道週間がスタート/広島市で中央行事を開催
 21世紀初となる第43回水道週間が「水道は 豊かな社会の いのちづな」をスローガンに1日から開催され、全国各地で利用者の意識啓発や事業PRなどが行われた。その一環として、第23回水道週間中央行事「水道フェスタinひろしま2001」が3日、広島市で実施され、三本木徹・厚生労働省健康局水道課長、川北和徳・日本水道協会専務理事、秋葉忠利・広島市長らをはじめ、市民ら約6900名が参加するなか、多彩なイベントが繰り広げられた。次回開催地は富山県の射水上水道企業団。
清流ルネⅡが始動/国土省
 国土交通省は平成5年度から取り組んできた清流ルネッサンス21に引き続き、清流ルネッサンスⅡを推進している。
 水環境改善緊急行動計画(清流ルネッサンス21)は、地域の取り組みと一体となり河川事業や下水道事業を重点的に実施するもの。目標年度であった12年度までに河川等において、水質や河川景観の改善等の効果が現れた。そこで、国土交通省では13年度から、21世紀にふさわしい健全な水循環系の構築に重点を置き、水質及び水量の改善を目的にして新たに対象となる河川、都市下水路、湖沼、ダム貯水池等を選定することになった。
 13年度及び14年度に対象河川等の選定を行い、その後、地元市町村、河川管理者、下水道管理者等から構成される地域協議会を設置した上で、地域の取り組みと一体となり河川・下水道事業等の水環境改善施策を総合的、緊急的に実施するという。
下水道の調査研究充実/下水協理事会
 日本下水道協会は31日、東京都の赤坂プリンスホテルで理事会を開催し、13年度事業計画・予算等を審議、了承した。
 理事会の冒頭、佐々木誠造会長(青森市長)が平成13年度下水道事業予算確保に対する会員の尽力に感謝すると共に、「地方財政状況は厳しい状況だが、下水道の必要性を訴えていきたい」と述べ、下水道整備の事業費確保へ会員の一層の協力を要請した。
下水道工事コストを縮減/国土省
 国土交通省はこのほど「下水道工事コスト縮減対策に関する新行動計画」を作成した。
 この計画は政府の公共工事コスト縮減対策に関する新行動指針を踏まえて作成されたもの。工事コストの低減だけでなく、工事の時間的コストの低減、工事における品質の向上によるライフサイクルコストの低減など様々な要素について、各種の施策を実施することで総合的なコスト縮減を目指すという。
水道水源林の節目を祝う/東京都水道局
 東京都水道局は1日、都庁内の都民ホールで水道水源林100周年記念式典及びシンポジウムを開催した。イベントには、局関係者のほか、水源自治体や水源林管理協力者など約300名を集め、東京水道の礎として事業運営を支えてきた水源林の節目を祝った。
各戸訪ね浸水対策PR/東京都下水道局
 東京都下水道局は「雨水整備クイックプラン」の一環として、6月を「浸水対策強化月間」として浸水対策リーフレットを製作、局職員らにより過去に浸水被害の起こった地域での戸別訪問を行い、リーフレットの配布を行う予定だ。「雨水整備クイックプラン」とは、近年局地的な集中豪雨による都市型水害を軽減させるための緊急雨水対策事業で、都内28カ所の重点地区のほか地下街や能力的に余裕のないポンプ所などで実施されている。
 1日には横山博一・下水道局長ら局幹部による戸別訪問が行われた。横山局長は新宿区内の住宅街を訪問し、新宿区の高橋和雄・助役らとともに各家庭を回り、自ら都民用浸水対策リーフレットを手渡しながら梅雨時を前に大雨への備えをPRした。訪問を受けた家庭では、リーフレットを手に熱心に話を聞いていた。
 「浸水対策リーフレット」は、浸水に対する日常対策や豪雨時の留意点、緊急連絡先等を記したもので、今回75000部を印刷し、内24000部を職員らが戸別訪問し配る予定だ。
地域密着型サービスを/東京都水道局
 東京都水道局は5月22日から平成13年度の“フレッシュ診断”を開始した。これは、「生活に密着したサービス」を標榜する同局が昨年度から3カ年計画で実施しているもので、職員が一般家庭などを直接訪ねて、漏水調査や節水コマや水質調査などを実施。初日の22日には同局の松田技監も“出動”、応対に出た都民に解説しながらメータ点検や水質チェックを行った。
相互融通配水管整備へ/宇部市と小野田市
 山口県宇部市と小野田市はこのほど、相互融通配水管布設工事に関する協定を締結した。保安用飲料水や消火用水を確保し、緊急時の飲料水確保や二次災害防止を図り、被害を最小限に食い止めるためのもので、宇部市水道局の配水本管と、小野田市水道局の高天原浄水場からの送水管を耐震継手で連結する。
 相互融通配水管布設工事の現場は宇部市東須恵で、口径400ミリのSII形ダクタイル鋳鉄管を採用し、延長460メートルを布設する。これにより、2市の相互融通通水量は日量約8000立方メートルを予定している。
第41回定時総会開く/日本ダクタイル異形管工業会
 日本ダクタイル異形管工業会は5月31日、鹿児島県牧園町の霧島いわさきホテルで第41回定時総会を開き、平成13年度事業計画などを決めた。また、役員改選が行われ、村瀬順一郎会長が再選された。不況下で厳しい状況の中、需要も減少気味にあることから、今年度はPR活動を強化して需要開拓を進めると共に、一層の品質向上に努めていくことにしている。
管理技術試験講習/下水協
 日本下水道協会は今年11月に日本下水道事業団が実施する「第15回下水道管理技術認定試験」を受験する民間技術者を対象に受験講習を東京都、大阪市、福岡市で開催する。現在、受講者を募集しており、締め切りは6月20日。
第14回通常総会開く/給水システム協会
 給水システム協会は5月28日、午前10時30分から東京・日比谷の松本楼において第14回通常総会を開催、平成15年からの水質基準改正に伴う金属類の浸出性対応などを柱とする平成13年度事業計画等を審議・承認した。
創業60周年迎えた大成機工/渥美和裕社長に聞く
 水道メンテナンスのトップ企業「大成機工」(大阪市北区梅田1-1-3-2700)が4月15日、創業60周年を迎えた。同社は昭和16年の創業以来、卓越した技術を幅広く駆使し、水道管路の維持管理分野におけるリーディングカンパニーとしての役割を果たし、常に業界をリードしてきた。水道第二世紀を迎えた今、全国3000以上の水道事業体への納入実績を誇る同社は、質の高まりが求められる水道をかけがえのない『ライフライン』として守りつつ、さらなる発展を目指していく。同社のに創業60周年への思いを聞いた-。