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第3828号  7月16日発行




都市再生へ下水道の役割を確認/大都市臨時局長会議開く
 大都市臨時下水道局長会議が10日、東京都千代田区の都市センターで開かれ、平成14年度予算の確保に向け要望事項を決定した。会議には、全国の13大都市から下水道担当局長らが出席し、高普及率を達成した現時点でも下水道事業は終了していないという意見で一致。浸水対策や改築・再構築、合流式下水道の改善、高度処理-等、なお多くの課題を抱えている大都市下水道の立場を強く要望していく方針を確認した。

汚泥減容化や適性管理/水道公社連絡協
 第23回全国下水道公社連絡協議会が5日、関係35団体の約80名が参加するなか、岡山県倉敷市の倉敷アイビースクエアで開催された。協議会では町田裕彦・国土交通省都市・地域整備局下水道部下水道管理指導室長の記念講演、国土交通省に対する質疑要望事項など4議題の討議などが行われた。

水道の地震対策で技術交流/8月6日から東京で開催/日米ワークショップ
 第2回日米水道地震対策ワークショップ(主催=日本水道協会水道技術総合研究所、米国水道協会研究基金)が、8月6日(月)から8日(水)までの3日間にわたり、東京市ケ谷の日水協会議室において開催される。

水道の民活で報告会/水団連と技術センター
 水道工業団体連合会と水道技術研究センターの呼びかけにより、水道事業の民活・民営化に関する研究を進めている「民間活力促進に関する検討会」(委員長=森田豊治・荏原総合研究所代表取締役)は8月6日(月)午後1時30分より、東京虎ノ門のニッショーホールにおいて、「海外視察報告会」と「委員会討議結果報告会」を開催する。
浸水対策充実へ積極整備/名古屋市
 名古屋市上下水道局が整備を進めている大曽根雨水調整池の建設工事が順調に進捗している。同調整池は雨水整備を積極的に推進する同局の新たな基幹施設として建設されているもので、計画貯水容量は3万4,000立方メートル。
水源林で記念植樹開催/東京都水道局
 東京都水道局は6月14日から15日にかけて、「塩山市(落合地区)『記念植樹』コース」を開催した。
 これは水道水源林百周年記念行事の一環として開催されたもので、水源林に直接触れることで、水源地域への理解を深めることを企図している。

膜モジュールカタログ集を改訂/膜協会
 膜分離技術振興協会は八月に「水道用認定膜モジュールカタログ集」と「水道用膜モジュール性能調査規定集」を発刊する。

各地で地方支部総会/日水協
 [東北地方支部]
 東北地方支部の第70回総会は12日、13日の両日にわたり、岩手県北上市のホテルシティプラザ北上に関係者約450名を集めて行われた。

 [関東地方支部]
 関東地方支部第69回総会は10日、11日の両日にわたり、宇都宮市の文化会館に関係者約750名を集めて開催された。

セラミック膜ろ過装置が運転開始/クボタ
 クボタのセラミック膜ろ過装置「クボタ フィルセラ」で初の1,000立方メートル/日規模となる施設(計画浄水量1,182立方メートル/日)が島根県の仁多町でこのほど給水を開始した。これによって建設中を含む受注実績が仁多町を含め浄水分野で6件、排水処理分野を含めると20件に達するなど、着実に実績を伸ばしている。

配水池清掃ロボが好調/神戸メカトロニクス
 神戸メカトロニクス(本社明石市、鳥谷勝巳社長)が新発売した配水池内調査・清掃ロボット「マルチくん」が好調に実績を伸ばしている。同ロボットは、現在ダイバーが配水池内に入って行っている作業を代行し、ダイバーの危険や人件費を大幅に軽減する装置。同社では配水池維持管理業務の改善・効率化を実現する装置として、水道工事会社などに向けさらに積極的な営業活動を展開する方針。

全国要望活動をスタート/下水道施設協
 日本下水道処理施設業協会(小島啓示会長)は、十八日の国土交通省、日本下水道事業団への要望活動を皮切りに、今年度も下水道事業の計画的促進等を柱とする全国要望活動をスタートする。