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第3835号  8月20日発行




水道水源の保全へ独自の努力/194市町村等が保護条例や要綱/厚生省調べ
 全国で194市町村等が水源保護条例や要綱を制定-。厚生労働省はこのほど、「水道水源の保全に関する取り組み状況調査」(平成13年3月)の結果を明らかにした。これは水源涵養林の取得や水源基金の制定、流域協議会の組織化など、都道府県や水道事業者などによる水道水源保全のための取り組み状況をまとめたもの。32市町村が水源林整備のための基金を制定していることや、23市町村が上流排水処理施設への援助を行っていることなどがわかった。

下水道と河川一体で/都市型水害対策検討委
 「都市型水害対策検討委員会」の初会合が7月25日、東京都の虎ノ門パストラルで開催された。
 同委員会は平成12年の都市型水害に関する緊急提言を受け、計画から管理まで河川と下水道が一体となった都市型水害対策を推進するため、計画や管理のあり方等を検討していく。

9月10日は『下水道の日』/国土省
 下水道の日のイベント「いきいき下水道フェスティバル」(主催=国土交通省・東京都など)が9月6日(木)13時から、東京都千代田区の九段会館ホールで開催される。
 これまでは全国下水道促進デーの名称だったが、下水道の大切さを市民により身近に感じてもらうため、「9月10日は下水道の日」に変更した。下水道の役割と普及促進の必要性を広く一般市民に理解してもらおうと企画されたもの。

管路更新や膜ろ過/水道技術センター
 水道技術研究センターは岡山県岡山市で7月26日、第5回中小都市水道技術講習会を開催し、「わかりやすい水道技術」をテーマに講演を行った。
取水制限を一時緩和/利根川水系渇水
 国土交通省関東地方整備局は14日から利根川水系の取水制限を一時緩和した。
 利根川水系では10日から10%の取水制限を行っていたが、その後、栗橋上流域に約63ミリとまとまった降雨があり、一時的に河川流況が好転したため取水制限を緩和した。
下水道50周年事業が開幕/神戸市
 神戸市の公共下水道は昭和26年の整備開始以来、今年で50周年を迎えた。これを記念した「アクア50KOBE」が実施され、下水処理場の見学やウォークラリー、親子下水しょり化学教室など市民・事業者参加型のイベントが、9月30日まで繰り広げられている。28日にはオープニングセレモニーが挙行された。
各地でフォーラム/下水協
<東北地方支部>
 下水協東北地方支部主催の『'01下水道環境フォーラム・水の旅・湯川の水系をたどる~見て触れる・水の移り変わり~』が2日、会津若松市で開催された。学校の夏休み中ということで、小学3・4年生とその保護者約150名が参加。また、下水道の普及促進を図るため女子高校生約20名による広報活動と戸別訪問が行われた。

<中部地方支部>
 日本下水道協会中部地方支部・同長野県支部が主催する下水道環境フォーラムin須坂が3日、須坂市の須坂市文化会館(メセナホール)で開催され、地元小学生ら約250名を招き講演や施設見学会を通じて下水道の役割や仕組みなどをPRした。
関東地方整備局へ要望/下水道施設協
 日本下水道施設業協会は、7月18日に国土交通省に澤井都市・地方整備局長、曽小川下水道部長らの幹部に要望したのに続き、8月7日には関東地方整備局に倉林副局長、毛利建政部長、彦谷都市計画官、滝澤計画管理課長に対し「下水道事業は一般公共事業と異なり都市再生、水環境・水質保全、地球温暖化防止、豪雨対策など環境対策に不可欠な事業であり、事業費削減は市民生活に大きく影響する」と必要な事業費の確保を強く訴えた。
併用注入設備を建設/消石灰と炭酸ガス/理水化学・呉羽テクノ
 米子市は戸上水源地(公称能力、1日4万1,000トン)にPH調整やランゲリア指数の改善などを目途に消石灰・炭酸ガス併用注入設備を建設、順調な運転を続けている。同設備は理水化学が受注、呉羽テクノエンジと協力して納入した。消石灰・炭酸ガス併用注入設備は和歌山市加納浄水場(14万3,000トン)と市島浄水場はじめ、北海道穂別町、三次市寺戸浄水場などこれまでに8カ所の実績があり、最近では源水のPH改善や課題の鉛溶出問題への対応技術としての性能に注目が集まっている。
大深度水道管路布設技術研究会/13年度総会開く
 大深度水道管路布設技術研究会は3日、東京・虎ノ門の霞ヶ関三井クラブにおいて平成13年度総会を開催、水道技術研究センターと神戸市水道局との3者共同で大深度水道管路のコスト縮減に関する研究業務を推進、これまで研究を重ねてきたトンネル径を縮小できる新型水道用セグメントの実用化や10周年記念事業の検討などを柱とする今年度活動計画等を審議・承認した。