水道産業新聞社
検索  


水道産業新聞とは新聞購読のお申し込み会員サービスコーナー


今週の紙面
過去の特集一覧
バックナンバー
水の資料館
水の資料館
出版物案内
水道・下水道年鑑
関連書籍
水の広報PR
水の広報PR
水の写真コンテスト
水の写真コンテスト
上下水道製品技術紹介
水道資機材総合事典
下水道資機材・工法総合事典
リンク集
リンク集
健康のため水を飲もう
健康のため水を飲もう
会員のコーナー
意見の玉手箱
会社案内
会社案内
個人情報保護方針
採用情報



バックナンバー

第3851号 10月22日発行




膜ろ過高度浄水導入で指針/水道技術センター
 水道技術研究センターは9日、「膜ろ過高度浄水施設導入の手引き」を発刊した。一般に高度浄水処理施設といわれている活性炭処理やオゾン処理、生物処理と同程度以上の処理性能を有する膜ろ過技術を適用した施設を「膜ろ過高度浄水施設」として定義。異臭味だけでなくトリハロメタン前駆物質や農薬なども除去できる浄水処理方式として、(1)ナノろ過法によるもの(2)精密ろ過法または限外ろ過法に通常の高度浄水処理法を組み合わせた方式によるもの-を取り上げ、施設選定にあたっての留意事項や処理フロー、電気・計装設備の基本事項などを示している。また、浄水場排水の濃縮を負荷変動にかかわらず安定して効率的に行える「膜を利用した浄水場排水処理の手引き」についても示した。

地球温暖化で世論調査/内閣府
 内閣府はこのほど、「地球温暖化防止とライフスタイルに関する世論調査」の概要を明らかにした。全国の20歳以上の5,000人を対象に、地球温暖化防止とサマータイム制度に対する意識を調べたもの。有効回答数は3,541人。82.4%だった。
 オゾン層の破壊、地球の温暖化、熱帯林の減少などの地球環境問題に関心がある-と答えたのは82.4%にのぼっている。地球温暖化防止に個人として取り組むは80%。サマータイム(夏時間)制度に賛成は50.9%、反対は28.8%だった。

新たな課題の財源模索/下水道研究会議
 一般都市の下水道担当部局長で構成される「下水道研究会議」の平成13年度定時総会が19日、大阪市の新大阪シティプラザで48都市が参加して開催された。会議では2分科会に分かれ、補助対象範囲の拡大や新たな課題への対応、下水道使用料の適正化等について議論及び情報交換が行われた。分科会の終了後、総会が開催され谷戸善彦・国土交通省下水道事業課長らの講演がなされた。

注目集めた水道機器/IWAベルリン会議
 ドイツ・ベルリン市で開かれた国際水協会(IWA)の第2回世界会議は19日、盛会裏に幕を閉じたが、国際展示会も連日多数の参加者が訪れ活況を呈した。
 会議では、『世界中のすべての人に安全な水を供給すること』がメインテーマとなっただけに、関連機器の展示が目立ち、日本からは大成機工が管路遮断器「ヤノ・ストッパー」を展示し、来場者の注目を集めていた。
市民と協働の渇水対応を/高松市
 香川県高松市はこのほど、8月の節水ウィークに初めて実施した「止水栓バルブ調整による自主減圧」の成果をまとめた。それによると、モデル地区のうち結果報告が得られた世帯の単純平均で、一世帯あたり日量213Lの節水効果があり、市内全体では日量平均約3,500~5,000立方メートルの配水量減少につながった。同市水道局では「節水に大きな効果が期待できる」とし、今後の渇水対策に取り入れる方針だ。
雨水ポンプ場2施設が完成/金沢市
 金沢市が建設を進めてきた高畠、戸板の両雨水ポンプ場がこのほど完成した。両雨水ポンプ場は雨天時、自然流下での排水が困難となり、浸水被害がたびたび発生している周辺地区の状況を解消するため、恒久的な雨水排水施設として、二級河川・犀川の対岸に建設された。なお、両雨水ポンプ場の通水式典がそれぞれ9月9日に挙行された。
日立製作所と契約締結/東京都水道局
 東京都水道局と日立製作所は18日、『朝霞浄水場・三園浄水場PFI事業』に関する契約を締結した。同局は去る5月29日に同事業の優先交渉権者として同社を選出、この間、契約内容の調整を進めていた。事業期間は今月から平成37年3月までで電力、蒸気、次亜塩素酸ナトリウムの供給開始は施設建設終了後の平成17年4月からとなる。
 モデル事業として我が国で初めてPFI事業を導入した金町浄水場のコージェネレーションシステムに続く2例目となる同事業は、2つの浄水場において3種類の事業を一体に契約しているのが特徴で発電規模も金町のモデル事業の約2倍となっている。
   
デジタルメーター導入/横浜市水道局
 横浜市水道局は10月から乾式・デジタル型水道メーターの導入を始めた。
 同局ではこれまで湿式・円読型メーターを使用していたが、文字板表示部に水が入ることによる凍結や、ギアー部へのゴミ混入による故障などの要素を排除し、また、誤読を少なくすることを目的としてデジタルメーターへの切り替えを行うことにした。
 同局では13ミリから300ミリまでの水道メーターを扱っているが、デジタルメーターに切り替えるのは、13ミリから25ミリの水道メーターのうち、湿式・円読型のもの。これは市内に設置されているメーターの約90%に当たるが、これを8年程度かけてデジタルメーターに替えていく。
マレーシア研修員受入を終了
 横須賀市水道局がJICAの要請を受けて実施してきたマレーシアの水道技術者研修が今年度をもって終了した。
 同局のマレーシアへの技術協力の歴史は長く、平成元年から職員の長期派遣を行うとともに、平成8年から毎年5名程度、延べ33名の研修員を受け入れてきた。
給水開始40年で講演会/愛知県企業庁
 愛知県営水道事業40周年記念講演会がこのほど、名古屋市中区の愛知県産業貿易館で開催され、県内の関係者ら約120名が出席した。講演会では同県営水道事業40周年の歩みについての紹介とともに、小島貞男・(株)日水コン技術顧問による講演が行われた。
13年度合同支部会開く/日本ダクタイル異形管工業会
 日本ダクタイル異形管工業会は18日、平成13年度合同支部会を軽井沢で開催した。同支部会では村瀬会長による需要拡販とダクタイル管のPRに向けて結束を呼びかける挨拶が行われたのをはじめ、ISO14001の認証を取得した(株)岡本から事例紹介が行われ、中小のメーカーにおいても環境重視の必要性が指摘された。
メダカで水質自動監視/ピー・エス・ティ
 栗本鐵工所の出資会社であるピー・エス・ティ(株)(本社・大阪市、仁木彬隆社長)は、メダカによる水道原水水質自動連続監視装置「メダカの体育館」を、31日から長野市で開催される第35回水道展で展示する。米国での同時多発テロなどで安全防衛管理の強化が一層求められるなか、同製品は水道原水の安全を守る最新システムとして注目を集めそうだ。
 「メダカの体育館」はCCDカメラと画像処理装置でメダカの挙動を管理し、水道原水に含有する溶存・急性毒物の有無を、完全自動無人により24時間監視する装置。毒物の濃度に応じてアラームを発信し、水質の異常を知らせる。
「V-KINGソフト」を発売/大成機工
 大成機工(本社・大阪、社長・渥美和裕氏)はこのほど、V-KING付ソフトシール仕切弁「V-KINGソフト」の販売を開始した。
 この製品は、従来品の塩化ビニル管用継手「V-KING」と浅層埋設対応型ソフトシール仕切弁とを合体させたもので、塩化ビニル管との接合部は『V-KING」の特徴である“パイプを差し込んでボルト・ナットをメタルタッチまで締める”だけのため、従来のようなフランジ接合を不要にして、施工時間を短縮し、トータルコストを低減したソフトシール仕切弁となっている。
契約ガイドでセミナー/AJCE
 日本コンサルティング・エンジニヤ協会(AJCE)は、国際コンサルティング・エンジニヤ連盟(FIDIC)が発刊した契約ガイドの日本語版解説セミナーを、11月5日午後1時半から大阪市中央区の大阪産業創造館で開催する。
創立30周年を迎えた東海鋼管(株)
 東海鋼管(本社・名古屋市、乾盛雄社長)が創立30周年を迎え、新たな飛躍を目指す。同社が手掛けているナイロンコーティング鋼管が日本水道鋼管協会規格(WSP067)として制定されたことから、一層の需要拡大が期待されている。岐阜県白鳥町の第1、第2、第3工場の生産も月間120トンの能力があり、最新設備を駆使して製品が生み出されている。