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第3855号 11月12日発行




和歌山市で第43回総会/工水協
 日本工業用水協会の第43回通常総会が8日、和歌山市の和歌山東急インに会員など230名を集めて開催された。産業構造の変化による水需要の減少、公共事業の見直しに伴う事業評価制度の導入など工業用水道は大きな転機を迎えているが、「産業経済を支える基盤施設であり、更なる整備・拡充が必要」との共通認識のもと、14年度予算概算要求額の満額確保など、結束して国などに財政支援の強化を求めていくことになった。なお、総会の次期開催地は大分県に決定した。

窒素、りんを追加/環境省
 「水質汚濁防止法施行令及び瀬戸内海環境保全特別措置法施行令」の一部を改正する政令が、6日の閣議で決まった。水質汚濁防止法に規定する水質の総量規制の規制対象項目に、従来からの化学的酸素要求量(COD)に加え、新たに窒素、りんを追加するもの。施行は平成13年12月1日から。
 東京湾や伊勢湾、瀬戸内海では、水質環境基準の確保を目的に昭和54年からCODを対象に水質総量規制が実施されてきた。しかし依然として水質改善は進まず、赤潮や貧酸素など富栄養化に伴う問題も発生していることから、中央環境審議会の答申に基づき、窒素、りんを指定項目として追加することにしたもの。

栄えの会長表彰決まる/簡水協
 全国簡易水道協議会はこのほど、平成13年度の会長表彰受賞者を明らかにした。今年は個人77名と1団体が栄誉に輝いた。
 会長表彰は、(1)水道事業の普及発展に尽力し、功績が顕著であるもの(2)有益な発明発見、または技術上の改良、進歩に貢献したもの(3)水道の維持管理に力を尽くし、その功績が特に他の模範となるもの-等が対象となっている。
 表彰式は11月29日(木)東京都千代田区平河町の砂防会館で開催される第46回簡易水道整備促進全国大会で行われる。

下水道部門も参加へ/第3回世界水フォーラム
 第1回世界水フォーラム下水道委員会(委員長=松尾友矩・東洋大学教授)及びWG合同委員会が6日、東京都千代田区の日本ビルで開催された。同委員会では、2003年に近畿地方で開催される第3回世界水フォーラムに下水道部門として積極的に参加するため、バーチャルフォーラム、プレミーティング、分科会の準備や運営を行う。
 バーチャルフォーラムは11月5日時点で40の会議室が設置されており、下水道としては福井下水協理事長が議長を務める「下水のマネジメントと衛生」を開いている。委員会では、バーチャルフォーラムの今後の運営方法として、会議室に寄せられた各地の排水管理の実例報告に対して、議長が最終的に宣言文を取りまとめ、第3回世界水フォーラムでの下水道関連セッションにつなげていく考えが示された。
豊川総合用水事業が竣工
 水資源開発公団が進めてきた豊川総合用水事業の建設事業がこのほど完了し、7日に竣工式が行われた。
 豊川用水は当初、農業用水単独事業として昭和24年に着手されたが、その後、水道用水・工業用水を含む多目的事業に変更し、昭和43年に通水を開始した。水道用水としては豊橋市、蒲郡市、豊川市、新城市などの76万人に供給している。しかし、昭和55年に農林水産省と愛知県企業庁の共同事業として着手され、平成11年6月に水公団に事業が継承された。
利根中央用水事業が完工
 水資源開発公団は10月25日、羽生市産業文化ホールで利根中央用水事業完工式を開催した。
 同事業の対象地区は利根大堰を起点として、利根川左右岸から江戸川右岸に広がる約1万3,000ヘクタールの農業地帯。既設施設を改修して農業用水を安定的に供給し、かつ水利用の合理化によって利用可能となった水を埼玉県と東京都の水道用水として確保することを目的としている。
 水道用水は埼玉県で灌漑期平均約3.0立方メートル/s、東京都で同0.8立方メートル/s。
2題で共同研究者募集/東京都下水道局
 東京都下水道局は11月30日まで、2つの研究課題についての公募型共同研究者を募集している。課題内容は以下の通り。
(1)共同研究課題「砂ろ過施設の機能向上技術の開発」
(2)共同研究課題「ディーゼルエンジン排ガス除塵・脱臭用触媒フィルタ等の開発」
 応募者の資格は、民間企業や研究機関等で、上記の研究課題に対して類似の研究開発実績があり、研究体制が整っていることで、11月30日までに同局指定の企画書を提出する。
 案内及び問い合わせは、共同研究の手続及び研究の詳細内容の案内はhttp://www.gesui.metro.tokyo.jp/information.htm、問い合わせ先はEメールアドレスkenkyo@gesui.metro.tokyo.jp、または電話が計画調整部技術開発課(03-5320-6606、担当・矢部)
   
指定製品製造業者を募集/横浜市水道局
 横浜市水道局は1日から、平成14年度から新たに指定製品製造業者として選定を希望する業者の募集を行っている。受付期間は11月30日まで。
 14年度の指定製品は、電気設備指定製品が▽特別高圧閉鎖配電盤▽高圧閉鎖配電盤▽低圧閉鎖配電盤▽監視制御盤・計装盤▽発電機▽蓄電池▽充電器・無停電電源装置▽遠方監視制御設備▽電子計算機・周辺機器(中央監視制御装置)▽プロセスコントローラ▽高圧電動機。機械設備指定製品が▽主ポンプ▽傾斜板▽傾斜管▽フロキュレーター▽フラッシュミキサー▽汚泥掻き寄せ機▽ガスタービン▽ディーゼルエンジン。
 提出書類は、指定製品製造業者申請書(必要添付資料を含む)で、管財部契約課(電話番号045-671-3060)に提出する。
八戸で技管協を開催
 日本水道協会の第119回水道技術管理者協議会が10月18日から19日にかけて、八戸市で開催された。約45名が参加し、18日は八戸圏域水道企業団の白山浄水場や西大橋水管橋、奥入瀬取水口などの施設を視察した。
 議題は「八戸圏域水道企業団の概要」「水道法の改正と水道技術管理者の対応」「配水管工技能者登録について」「鉛管問題への対応について(鉛管問題対策特別調査委員会報告)」「最近の協会の動き」などで、各事業体の鉛管対策や日水協が行った第三者委託に関するアンケート調査の結果などが発表された。
“東海豪雨”で講演会/兵庫県
 兵庫県河川協会と日本下水道協会兵庫県支部共催の講演会「東海豪雨(2000年9月)に学ぶ」が2日、神戸市中央区の兵庫県民会館で開催された。東海豪雨は名古屋市内で時間最大雨量93ミリを記録するなど、同市域の約四割が浸水するとともに、処理場などの施設も大きな被害を受けた。講演会では自治体関係者ら約250名が参加するなか、松尾直規・中部大学工学部教授、小林稔・国土交通省中部地方整備局庄内川工事事務所長、吉川開二・名古屋市上下水道局下水道本部下水道建設部主幹(緊急雨水整備計画担当)の3氏が被害の概要や課題、今後の対応策などを講演した。
水道創設時の技術学ぶ/神戸市布引ダムなど
 神戸市水道の黎明期に活躍した佐野藤次郎氏(1869~1929)の孫らが10月31日に神戸市水道局を訪問した。同氏が設計した日本最古の重力式コンクリートダムである布引ダムなどを見学し、「墓前に報告したい」と感激した様子。
 佐野藤次郎氏はW・K・バルトンの門下生で明治24年に帝国大学土木工学科を卒業し、同29年に神戸市水道の創設工事に迎えられた。以後、イギリスやインドでの研究を生かし、当時の最新工法を布引、烏原、千刈の3ダムの設計に取り入れるなど、その半生を神戸市水道の建設に捧げた。
篠原近大教授が講演/第4回セミナー開く/濾過技術研究会
 日本濾過技術研究会は10月25日、東京・大井駅前のきゅりあん小ホールにおいて、東京都、横浜市、川崎市はじめ、北は小樽市、仙台市から、南は大分市等の各水道技術者、会員など約150名の関係者を集め、濾過池の安全管理をテーマに第4回セミナーを開催した。
曽小川部長らに要望/下水道施設協
 日本下水道施設業協会は10月31日、東京・港区の虎ノ門パストラルにおいて曽小川国土交通省下水道部長、谷戸下水道事業課長、上村企画課長、宇塚流域管理官らの幹部を交えて役員懇談会を催すと共に、曽小川部長らに(1)機械・電気設備工事の新積算基準への円滑移行、地方公共団体への指導(2)改築・更新工事の設計・積算へ、現場の実情の反映を(3)引渡時期のより一層の平準化と適正工期の確保(4)新技術の積極的採用-の4項目について要望した。
JICA研修員が訪問/大成機工
 平成13年度JICA中南米特設「上水道漏水対策コース」の研修員9名はこのほど、兵庫県三田市の大成機工(株)三田工場を訪れた。研修員はボリビア、ホンジュラス、メキシコの3カ国の水道関係者で構成されており、不断水穿孔工事やVPフクロジョイント取付の実演などを見学した。