「上下工水は厳しく見直す」/14年度の予算編成/経済諮問会議が方針 |
政府の経済財政諮問会議は27日、平成14年度予算編成の基本方針案を明らかにした。その中で社会資本整備については、重点分野の公共投資を伸ばす一方、緊急性の低い公共投資を大幅に削減する-との方針を打ち出すとともに、「厳しく見直す」事業の対象として、地方港湾、地方空港、高規格幹線道路とともに、「普及率が上がってきている上水道、工業用水」、下水道整備、治山・治水事業をあげた。国民のライフラインとしての上下水道事業の実態をわきまえない認識-として関係方面から反発の声があがっている。これらの考えは、4日に閣議決定された14年度予算編成基本方針に、そのまま踏襲された。 |
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流域下水道推進へ結束/第17回合同総会 |
流域下水道都道府県協議会と全国流域下水道促進協議会連合会は27日、東京の赤坂プリンスホテルで第17回合同定時総会を開催し、流域下水道の推進に必要な予算確保に向け、参加した会員450名の意見を集約した。 |
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クリプト検出時の対応/給水区域の健康調査を/厚労省 |
厚生労働省は26日付けで健康局結核感染症課長名により、都道府県・政令市等の衛生主管部局長にあてて「水道水からクリプトスポリジウムが検出された場合の対応」について通知した。
クリプト暫定対策指針が改正され、13日付けで水道課長名で通知されたのに対応したもの。水道課長通知では、水道担当部局に対し、水道水中からクリプトスポリジウムが検出された場合には、迅速に情報を収集するとともに、直ちに当該水道事業の給水区域を管轄する衛生行政担当部局に情報を提供するよう求めた。 |
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民間開発の報告会開催/下水道新技術推進機構 |
下水道新技術推進機構等が主催する「民間開発建設技術報告会」が二十日、二十一日に東京都の五反田TOCビルで開催された。報告会では、平成十二年に建設大臣の認定機関から技術審査証明を受けた下水道や河川、ダム等に関連した最新の民間開発建設技術が口頭発表とパネル展示により紹介された。国土交通省の国土技術研究会と隣接して行われたこともあり、会場は終始多くの見学者で賑わっていた。 |
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残塩濃度の管理へ/水道技術総合研究所 |
日本水道協会は26日午後、協会会議室で「水道システム異臭味等低減化対策検討委員会」の初会合を開いた。塩素消毒に起因する異臭味にターゲットを絞り、残留塩素の低減化方策を探っていく。日水協の水道技術総合研究所と横浜市水道局との共同研究。
水道水質基準の快適項目では、残留塩素濃度の目標値を1ミリグラム/l程度以下としているが、この数値だと直接飲用した場合には塩素臭が残り、多くの人にとって必ずしもおいしい水とはいえない面がある。横浜市が実施したアンケート調査でも、水道水の味や臭いを気にする人の大部分が、その原因としてカルキ臭をあげた。 |
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電力小売事業参入へ検討開始/東京都水道局 |
東京都水道局は三郷浄水場における自己発電構想の事業化を検討することで東京ガスら3社と合意に達し、3日に基本合意書を締結した。発電規模は15万から20万キロワットを予定し、同浄水場で使用する以外の分は他の公共施設等に安値で供給する。同局はPFIや事業目標の数値化などの導入による経営強化を進めてきたが、「売電」にも乗り出した格好となった。 |
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大津市でワークショップ/国連大学 |
国連大学ワークショップ「国際的水系の重要な要素としての湖水と貯水池」が11月14日、大津市の大津プリンスホテルで開催された。第9回世界湖沼会議の一環であるとともに、将来の湖水管理指針となる世界湖水ビジョンの策定に貢献するもので、国際的水系をめぐる諸問題について講演が行われた。
冒頭、鈴木基之・国連大学副学長が基調講演として、水環境の状況や将来予測などを紹介。各国の研究者から世界の湖水の現状や課題などが発表された後、高橋裕・国連大学上席学術顧問を司会にパネル討議が行われた。 |
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共同で応援派遣訓練/京都市・大阪市 |
京都市、大阪市の両水道局は11月20日、地震災害を想定した応援派遣訓練を実施した。
今回の訓練は、平成8年に政令指定都市間で締結した『12大都市水道局災害対策相互応援に関する覚書』に基づき、マグニチュード7.6の直下型地震が京都市に発生し、広域断水が起こったとの想定で実施したもの。
訓練は地震発生後、京都市が大阪市道局災害対策室の応援本部に応援を要請してスタート。その後、応援隊を京都市水道局資材事務所に派遣し、応援給水やバルブ開閉訓練など相互の資材を交換しながら本番さながらに行った。 |
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パワーアップ工法で耐震強化/新日鐵 |
新日本製鐵は老朽化した配水池を蘇らせる“パワーアップ工法”を各種開発してきた。現在は、門真市水道局の上馬伏配水池で同工法を用いた耐震化工事を進めている。
同工法は既設配水池の外面に鋼板を巻きつけるもの。耐震性や水蜜性を向上させ、新た用地の取得や配管がいらないため新設配水池の築造に比べて工期短縮、コスト低減が可能となり、多方面から注目を集めている。 |
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初の下水道基礎研修開く/水団連 |
日本水道工業団体連合会は、会員各社の新人を対象に今年度から「基礎専門研修」をスタート、春に催した水道研修に続いて、11月28日(水)から30日(金)までの3日間、東京都の落合下水処理場見学会を含む下水道基礎研修コースを実施した。 |
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ドレン付T字管を開発/水研 |
水研(本社・滋賀県蒲生郡日野町・佐藤敏之社長)は、既設管の管底をエンドミル(EM)で溝状に穿孔し、ドレン弁を設置して管内の水質をクリーンアップする「エスクリーン」を開発し、既に一部の事業体で施工したが、各事業体より好評を博している。同社は、このほど新設管用の管内クリーンアップ技術として「クリーン異形管」を新たに開発し、これによって、新設、既設いずれに対しても管内夾雑物捕捉システムが確立した。 |
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