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第3874号  2月 4日発行




鉛の水質基準改正施行は15年4月から/0.01mg/L以下/厚労省
 厚生労働省は31日、全国健康関係主管課長会議を開き、今後の健康行政の運営について支持、連絡した。鉛の水道水質基準については、2月に公布予定の省令により基準値を0.01ミリグラム/L以下とし、平成15年4月から施行する方針を明らかにした。都道府県には、引き続き水道事業者に対し、鉛管の布設替えやpHコントロール、広報活動の実施を指導するよう求めた。
民間開発技術を証明/下水道新技術推進機構
 下水道新技術推進機構は22日、民間開発の下水道技術を審査する審査証明委員会を開催した。委員会では合わせて18の新技術と変更技術が審議された。これらの技術は今後、玉木理事長の承認を経て正式に証明される。審査証明書の交付式は2月25日に行われる予定。
協会補正予算を了承/日水協理事会
 日本水道協会は24日午後、協会会議室で理事会を開き、(1)定款に関する特別調査委員会の設置(2)第71回総会の開催期日(3)13年度協会会計補正予算-について審議し、原案通り了承した。また、14年度水道関係政府予算案、第70回総会会員提出議題、第53回水道研究発表会シンポジウム、水道技術管理者資格取得講習会の実務研修制度の変更-について報告を受けた。
給水装置工事で講習会/給水工事振興財団
 給水工事技術振興財団は今年度から新たに給水装置工事主任技術者講習会を開始する。主任技術者に給水装置工事を取り巻く最新の情報を提供するため、東京都、仙台市、大阪市を皮切りに、平成14年度以降、北海道、北信越、中部、中国、四国、九州などの各地区で順次開催していく。
芝給水所築造工事が完成へ/東京都水道局
 東京都水道局が平成11年から整備を進めていた芝給水所築造工事がこのほど完成の運びとなり、今月8日には完成記念式典が行われる。同給水所は明治28年(1896年)完成の東京水道創設施設で、老朽化に伴う改築に際して配水池容量を約4倍の8万立方メートルとする大規模給水所としてリニューアルを図ってきた。新施設は、用地内に震災時対応の資材置場を設けるのをはじめ、半地下式の鉄筋コンクリート造の新配水池上部を非常時には緊急車両基地とするなど、同局の防災拠点としても位置づけられることになる。
水道施設を選奨遺産に/土木学会
 函館市の水道施設群(元町配水場と笹流ダム)と青森県むつ市の大湊第1水源地堰堤が先頃、土木学会(会長=丹保憲仁・放送大学長)の「選奨土木遺産」に選定された。
 元町配水場は明治22年に完成した中区配水池と同29年完成の高区配水池からなり、有効容量は中区配水池が4,743立方メートル、高区配水池が2,765立方メートル。近代水道の施設としては横浜に次いで古く、かつ現役としては最古の水道配水池である点が授賞理由となった。
 大湊第1水源地堰堤は明治42年に完成した日本最古のアーチ式ダム。昭和20年までは海軍専用水道施設として、その後は大湊町(現・むつ市)に引き継がれて昭和51年まで使用された。現在は水源地公園となっている。提高7.865メートル、堤長26.45メートル、有効貯水容量5千立方メートルの規模で、櫛形の溢水口とそこから流れ出る水流が堤体の景観美を醸し出している。


水道施設整備計画を策定/西宮市水道局
 西宮市水道局はこのほど水道事業の長期的指針として『西宮ウォーターワークスリニューアル21(西宮市水道施設整備計画)』を策定した。浄水場の再編整備、施設更新、高度浄水処理などを盛り込み、今後は同計画をもとに安全・安定供給を目指した諸施策を進めていく。
配管設計講習会を開催/日水協関西地方支部
 日本水道協会関西地方支部は29日から4日間、大阪市北区の大阪市水道局扇町旧庁舎で配管設計講習会を実施した。
料金改定へ/鳥羽市
 三重県鳥羽市は4月分(3月使用分)から平均10.41%の水道料金改定を実施する。同市では高料金対策として、平成8年11月(10月使用分)に平均4.12%値下げしたが、大口需要者の観光事業関係の使用量減少などで、同10年度から赤字決算を計上していた。
日機連会長賞を受賞/石垣のスクリュープレス
 石垣の誇る「外筒回転型圧入式スクリュープレス脱水機(ISGK)」が、このほど日本機械工業連合会(相川賢太郎会長)の『2001年度(第22回)優秀エネルギー機器』として同連合会会長賞を受賞した。同社は昭和55年度に第1回の表彰として高圧搾型フィルタープレスが受賞したの次ぐ快挙。
下水道処理施設技士認定/1級100名、2級127名
 日本下水道処理施設管理業協会はこのほど、平成13年度に認定した下水道処理施設技士1級100名、2級127名の計227名を公表した。これにより全国で4,2
20名の処理施設技士が誕生した。