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第3908号  6月27日発行




災害時の水道施設復旧を支援/8月に東京でセミナー/水道技術センター
 水道技術研究センターが中心となって3カ年計画で進めてきた「震災時水道施設復旧支援システム開発研究」が13年度で終了。8月1日(木)、2日(金)の両日、東京都江東区有明の「東京ファッションタウンHALL5000」で記念セミナーが開かれる。セミナーでは、検討委員会の委員長を務めた高田至郎・神戸大学教授らによる特別講演のほか、被害影響予測システムや音響法、音圧法による被害探査技術など、プロジェクトで得られた最新の知見が披露される。
名古屋で国際会議を開催/世界水フォーラム下水道委
 名古屋市で7月23日から開催される下水道展の最終日、26日に世界水フォーラム下水道委員会(委員長=松尾友矩・東洋大学国際地域学部教授)主催の「排水管理と公民パートナーシップに関するワークショップ」が開催される。
 行政と民間の発表者を国内外から招き、排水管理の報告とパネルディスカッションが行われる。民間からはビベンディ・ウォーター・ジャパン株式会社の社長が出席し、最適な下水道管理のための公民パートナーシップについて報告する。
第2回水道調査検討委/厚労省
 厚生労働省は19日午前、経済産業省会議室で『水道関連調査研究検討会』(座長=国包章一・国立保健医療科学院水道工学部長)の第2回会合を開いた。
 研究会は、水道に関連した調査研究を効率的に進めていくため、幅広い視点から自由に意見交換をしてもらい、重点的に取り組むべき分野を明確にしようというもの。
 この日は、水道分野での調査研究の方向性について、各委員から寄せられた提案をもとに意見を交換した。
排出汚濁枠制度を検討/第2回下水道流域管理小委
 国土交通省の社会資本整備審議会に設けられた「下水道・流域管理小委員会」(委員長=松原青美・(財)民間都市開発推進機構理事長)の第2回会合が18日、同省会議室で開催された。今後の下水道の整備と管理、流域管理のあり方について議論が進められ、7月に出される中間とりまとめは概算要求や次期下水道長期計画に反映される。
第12回理事会開く/給水工事振興財団
 給水工事技術振興財団は25日午後、日本水道協会会議室で第12回理事会を開いた。会議では、杉戸大作氏の理事長辞任を了承し、後任に藤田賢二・東京大学名誉教授を選任した。杉戸氏は顧問に就任。
高水準化へ長期ビジョン/埼玉県営水道
 埼玉県企業局はこのほど、県営水道の事業運営方針となる「埼玉県営水道長期ビジョン」を公表した。水道用水供給事業体が長期ビジョンを策定するのは初めての試み。蛇口までを意識した水道利用者の視点に立った事業運営や、4半世紀(25年)先という長い期間を視野に入れた各種施設の展開を目指している点が特徴だ。
長田浄化センター完成/静岡市
 静岡市が建設を進めていた長田浄化センターがこのほど完成し、順調に稼働している。同センターは、同市の下水処理場としては高松、城北、中島各浄化センターに次ぐ4番目となる施設で、処理区域は安倍川右岸の1,300ヘクタール、処理人口は6万9,000人を予定している。
 同センターの建設工事はは、平成8年3月のスクリーンポンプ棟、電気ブロワー棟の建設に始まり、同10年10月に水処理施設(標準活性汚泥法)、同11年には管理棟の建設を経て、今回の通水に至っている。
台帳閲覧室を新設/東京都下水道局
 東京都下水道局は5月1日より、千代田区大手町日本ビルの中部管理事務所内に下水道台帳閲覧室を開設し業務を開始した。
 それまで同局では、都庁舎内でのみ23区の公共下水道台帳閲覧業務を行ってきたが、下水道台帳情報システムが汎用コンピューターによるシステムから光ファイバーネットワークで接続されたシステムへと再構築されたのを契機に、同システムを有効活用しようとして開始した。
利根荒水協67回総会開く
 利根川・荒川水系水道事業者連絡協議会(会長=飯嶋宣雄・東京都水道局長)は13日、東京・本郷の東京都水道局水運用センター内で第67回総会を開き、水質事故報告や13年度活動報告、14年度活動方針等について討議した。
研究発表は83題で知見が/環境技術研究協会
 環境技術研究協会(会長=中西弘・山口大学名誉教授)の第2回研究発表会がこのほど、大阪府大東市の大阪産業大学で開催された。研究発表会では会員ら約250名が参加するなか、5会場で水処理18題、水環境15題を含む83題が報告された。また、宇井純・沖縄大学教授による「島における環境の復元」の講演が行われた。
新市長の公約に苦慮/山口市水道局
 吉田正治・山口市水道局長は20日に開かれた同市議会建設委員会で、水道料金の近々の引き下げは困難な見通しを示した。料金の引き下げは4月に初当選した合志栄一市長が公約に掲げていたものだが、事業経営が大変厳しく、対応に苦慮している。
高耐酸性をアピール/強化プラ管協会総会開く
 強化プラスチック複合管協会は五日、名古屋市のホテルにおいて第30回定期総会を開き、会長に平井利彦氏(積水化学工業)を再選すると共に、強プラ管鞘管工法の説明会はじめ、現在硫化水素など高濃度の酸性環境に対応、腐食に強い管材のアピールを中心に需要の拡大を目指す今年度事業活動を審議・承認した。また、会員が栗本鐵工所から栗本化成工業に変更された。
第1回は土橋隆二郎氏/ストックホルム水賞奨学生
 このほど、今年三月に西原グループにより創設されたカリフォルニア大学デービス校名誉教授「浅野孝博士ストックホルム水賞記念奨学金」の第1期奨学生が決定した。第1回の奨学生は土橋隆二郎博士で、下水処理水の再利用へ、処理水の地下水の人口涵養における、健康影響に関する研究を浅野教授のもとで、カリフォルニア大学デービス校で行う予定。
業務提携契約を締結/栗本鉄工所日本日本鋳鉄管
 栗本鉄工所と日本鋳鉄管は25日、ダクタイル鉄管事業を主とした業務提携契約を締結した。関東、関西にそれぞれ生産拠点をもつ両社が生産、物流などを相互補完し、コスト競争力を強化するとともに、事業採算の改善を目指すねらい。7月から順次実施する。 提携は、生産、物流、購買、技術分野など多岐にわたり、生産・物流面では両社の生産拠点間で年間1万5,000トン~2万トンを目標にそれぞれ受委託を実施する。
第1回総会開く/テンションガイド工法協会
 昨年12月に下水道光ファイバーによるFTTH実現目指し発足したテンションガイド工法協会は3日、東京・新宿の厚生年金会館において第1回定例総会を開き、名古屋下水道展への参加、工法説明会の開催など平成14年度事業計画を承認した。
日本水大賞奨励賞を受賞/コニカ小田原事業場
 コニカ小田原事業場はこのほど「水資源の有効活用による地球環境共生工場の構築」により、日本水大賞顕彰制度委員会が主催する2002二年(第4回)「日本水大賞 奨励賞」を受賞した。表彰式及び受賞活動の発表会は東京・千代田区の北の丸公園内科学技術館サイエンスホールで行われた。
14年度研修会開く/ダクタイル異形管工業会
 日本ダクタイル異形管工業会は6月21日、日本水道会館で平成14年度研修会を行った。研修テーマは「ダクタイル管の需要拡大を目的としたアクションプランについて」で、日本ダクタイル鉄管協会が講師を務めた。