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第3920号  8月22日発行




高度浄水や地震対策/対前年度比16%増に/水道関係概算要求
 厚生労働省は27日、平成15年度水道関係予算の概算要求を明らかにした。他省庁計上分を合わせた総要求額は対前年度比116.4%の1,809億円。前年度予算額の3%減を基礎額として20%増までの要求を認めるという基準いっぱいの要求額となった。このうち簡易水道は対前年度比116.9%の468億円、上水道は116.3%の1,321億円。政策の目標としては、(1)安全で良質な水道水の安定供給(2)民間活力の活用(3)改正水道法の着実な推進-を掲げ、水道未普及地域の解消や簡易水道の整備近代化、高度浄水処理の整備、地震・渇水に強い水道施設の整備等を進めることとしている。
下水道施設再構築と中小推進/下水道関係概算要求
 国土交通省は27日、平成15年度概算要求を発表した。平成15年度の下水道事業予算概算要求は総事業費で2兆8518億円。下水道事業は国費で対前年度9%増の1兆567億円。新規要求事項として、都市開発にあわせて下水道施設を再構築する都市基盤緊急再構築下水道事業や、中小市町村で下水道を普及させるため都道府県代行制度の拡充等を要望している。これまでの中小市町村重視に加えて大都市にも配慮した予算。また、国庫補助負担金制度改革の一環として、地域に応じた汚水処理施設の役割分担を見直すため、地方公共団体に5カ年ごとの計画策定を要請する。
 新規要求事項は、(1)水質保全上重要な地域等における下水道の国庫補助対象範囲の拡充(2)都市基盤緊急再構築下水道事業の創設(3)緊急都市内浸水対策事業の拡充(4)都道府県代行制度の拡充(5)下水道事業における市町村合併支援措置(6)バイオマス利活用事業の創設-となっている。
町村下水道の拡充を/片山総務相に要望
 全国町村下水道推進協議会(会長=石坂稔・群馬県伊香保町長)は22日、町村下水道の推進について片山虎之助・総務大臣を訪問し要望を行った。
 石坂会長を先頭にした要望団は国土交通省、総務省、財務省を精力的に訪れ、▽次期下水道整備長期計画の策定▽町村下水道事業の国庫補助制度の拡充▽償還期限の延長及び借換債制度の更なる緩和、地方交付税措置の充実-等について要望を行った。
“鉛レスメータ”を積極採用へ/東京都水道局
 東京都水道局は来年度から鉛の水質基準値が強化される方向にあることを踏まえ、水道用検針メータについても鉛の溶出する可能性の低い製品のみを購入する方針を明らかにした。具体的には、青銅鋳物等で製造されている外ケースに鉛を含まない「鉛レス銅合金」のものを採用するか、従来型の外ケースに「表面改質処理」や「表面塗装処理」を施して鉛の溶出を防ぐことになる。同局では、既にこの方針をメータ製造メーカーにも通達、関連企業の技術開発が加速している。
高架配水塔建設が本格化/新潟市水道局
 新潟市水道局が整備を進めている信濃川浄水場で高架配水塔の建設工事が本格化している。高架配水塔は完成すれば高さ52メートルと地域のランドマーク的存在となるものだが、その姿を徐々に現し始めている。
 高架配水塔は高さ52メートル、直径26メートルの円筒形で浄水場のほぼ中央にそびえ立つことになる。配水用水槽容量は6,300立方メートル、洗浄用水槽容量が1,340立方メートル。
管渠設計など技術講習/大阪府下水道技術センター
 大阪府下水道技術センター主催の平成14年度下水道技術職員研修会がこのほど、大阪市中央区の大阪府立女性総合センターで開催された。研修会では対象者ら約50名が参加するなか、下水道概論をはじめ技術全般について、技術センターの担当職員による説明が行われた。
管理者協議会を開く/日水協関東地方支部
 日本水道協会関東地方支部は22日と23日の2日間にわたり、東京都八王子市の開催担当により第37回管理者協議会を開催した。会場となった群馬県安中市の『ホテル磯部ガーデン』には関東地方支部の管理者ら約60名が集まった。
中学生記者講習会を開催/東京都下水道局
 東京都下水道局は8月20日、東京都中学校新聞教育研究会と共同で「中学生記者講習会」を葛飾区の小菅処理場で開催した。
 今回で25回目を迎えた同講習会には、都内17校で学校新聞製作に携わる『中学生記者』61名と引率の先生20名が参加した。
業界初の離脱防止機能を内蔵/クボタ
 クボタはこのほど、業界初の離脱防止機能を内蔵した水道用ゴム輪形塩ビ製継手「クボタSGR-VN形継手」を開発、9月2日から発売する。呼び径は50~150ミリで、品種はソケット、径違いソケット、ベンドの3種類・計23品種がある。離脱防止金具の装着が不要なため、直接工事費が約10%縮減できるほか、接合時間も30~50%短縮できるなど、画期的な製品。既に受注が内定している水道事業体は2桁にのぼっており、今後注目を集めよう。
多点式同時相互相関機器を発売/トーヨー水研
 トーヨー水研(菊池憲司代表取締役)は9月1日、イギリスのレディコム(RADCOM)社が開発した多点式同時相互相関漏水調査機器「サウンドセンス」の販売を開始する。サウンドセンスは、従来の相関式調査法が2点で測定するのに対し、2~12の多点で測定するため調査範囲が大幅に広くなるうえ、漏水箇所がポイントで把握できるなど、漏水調査の大幅な効率化、スピードアップを実現した漏水診断器と相関式漏水探知器の長所を併せ持つ多点式同時相互相関システム。
ユニークな排水施設/呉羽テクノエンジ
 『ジャリッコ』と呼ばれる砕石をエポキシ樹脂で成型した礫間接触酸化式生物膜を実に約360万個も充填した排水処理プラントがいわき市にある呉羽化学工業の錦工場において順調に稼働、放流先の蛭田川の水質改善に一役買っている。同プラントを建設した呉羽テクノエンジ(児玉健二社長)は、今年からジャリッコの製造権も取得、河川浄化、各種排水処理さらには生活排水処理へと適用範囲の拡大を図っている。
ポンプユニット開発/新明和工業
 新明和工業(本社・西宮市、井手寿之社長)はこのほど、新型予旋回槽を標準装備した「宅内排水用ポンプユニット」を開発、10月から発売する予定だ。
 ユニットのポンプ接続装置(コネクション)はこれまで予旋回槽底部の平坦な部分に取り付けられていたが、この部分に旋回流があたるため、発生した流れを阻害する要因になっていた。
 今回開発したユニットでは、この問題点を解決すべく業界で初めてコネクションを仕切壁の頂部に設置する構造を採用した。この結果、パワフルな旋回流が発生するようになり、スカムを効率よく回収できるようになった。