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第3943号  11月28日発行




補助の維持拡充を/下水道整備促進全国大会開く
 国民的要請である下水道の整備促進へ団結―。日本下水道協会、流域下水道都道府県協議会、全国流域下水道促進協議会連合会、全国町村下水道推進協議会の共催による『下水道整備促進全国大会』が26日、東京の赤坂プリンスホテルで開催された。大会には下水道予算の満額確保を求める市町村長ら1,800名が参集。下水道の計画的な整備促進に向け、整備の遅れている中小市町村への支援の充実や、国庫補助制度の充実などについて列席した政府関係者や国会議員に訴えた。これに対し壇上からは、予算削減に反対する発言が相次ぎ、関係者の一層の結束を求めた。大会終了後は国会議員、関係省庁に活発な陳情を展開した。
水源保全で提言へ/日水協検討会
 日本水道協会は15日、同協会会議室で第2回水道水源水質保全推進調査検討会(厚生労働省受託)を開いた。
 水道水源の水質保全を水道事業体が独自に取り組むことの出来る範囲は限定されているため、流域内における関係各機関との協力や連携は欠かせない。検討会は、水道事業者の取組状況・水質事故時の対応状況・主要先進国の開発規制・農薬使用規制等を調査し、水道事業者が関係機関と連携して水道水源の水質保全を進めていく際の要望や提言を取りまとめようというもの。水道用水供給事業者・水道事業者・都道府県水道行政を対象に調査を実施。全国から約400の回答があった。調査項目は(1)水源保護条例(2)基金の制定(3)水源涵養林への関与(4)流域協議会(5)上流排水処理施設等への援助(6)その他―の6項目。会合では調査の結果を踏まえ今後の具体的取り組みについて意見を交換した。
第11回日韓水環境シンポ開く/総量規制導入で基調講演
 日韓水環境シンポジウムが11~12の両日、湘南国際村で開催され、日本と韓国から出席した130人が、発表と熱心な質疑応答を繰り広げた。この中で基調講演を行った李哲熙嶺南大学大学校環境大学院長は洛東江(らくとんがん=大邱市から釜山市に流下する韓国を代表する河川)の水質改善への取り組みを報告、洛東江では総量規制が導入されており、日本よりも進んでいる水質保全行政を明らかにし注目された。
“次期中長期”に向け討議/大都市下水道会議
 第98回大都市下水道会議(局長会議)が7日、8日の2日間にわたり、仙台市で開催された。会議には十三大都市の局長クラスや国土交通省の曽小川久貴・下水道部長、総務省の飛田康彦・地域企業経営企画室課長補佐、仙台市の斉藤親・助役などが出席した。
 今回の会議の議題は(1)次期中長期計画における計画策定のあり方及び事業費の確保に向けた制度改善(2)上下水道管理にかかわるISO規格化(TC224)への対応-の2題。
“現場”の声集め討論/日水協関東地方支部
 日水協関東地方支部は14、15日の2日間、平成14年度実務協議会を開催した。会場となった横浜市西区の横浜ベイシェラトン&タワーズには、関東地方の事業体の事務・技術の実務担当者ら約280名が集まった。
 協議会は分科会方式で行われ、事務部門の座長に坂本茂・川崎市水道局総務部経理課長、技術部門の座長には森下国勝・同業務部参事(給水装置課長)を選出し、両部門8題ずつの提出問題を協議した。
配水用ポリ管で研修/大津市企業局
 大津市企業局は18日から21日までの4日間、同局研修センターで局職員を対象に配水用ポリエチレン管に関する技術研修会を実施した。研修会は、水道用ポリエチレンパイプシステム研究会の協力で行い、同パイプの特性、施工方法などを習得した。
ステンレス製空気弁が好評/清水工業
 清水工業(本社・彦根市)がさきごろ開発した「ステンレス製水道用空気弁急速(凍結破損防止RS-2形)」が好評を得ている。凍結破損防止RS-2形は、ステンレス製・小形軽量など従来のRS形の特長を保持しながら、本体とふたの取付方法を改良するなど、さらに機能性を高めた最新型の空気弁。凍結破損防止機能も一体化しており、冬場にも安心して使用できる最適な空気弁として注目を集めそうだ。
第7回総会開く/ビックリート製品協会
 ビックリート製品協会は20日、東京・千代田区の帝国ホテルで第7回定時総会を開き、第7期の各地方支部などの事業報告、決算報告と、第8期の事業計画、事業予算と理事の変更などの議案について審議、了承した。
第3回講習会開く/施設協
 日本下水道施設業協会は21日、東京・千代田区の学士会館で平成14年度第3回講習会を開き、日本下水道事業団(JS)業務部の金井重夫上席調査役が「総合点検・事後点検時の指導事項等について」、日本下水道施設業協会の川嶋忠雄技術部長が「技術と社会-経験工学の光と影-」をテーマに講演した。
樹脂管用継手を発売/シーケー金属
 シーケー金属(本社・高岡市、釣谷宏行社長)は来年1月から樹脂管によるさや管ヘッダー工法に対応した新しい配管システム「シーロックシステム」の製造販売を開始する。用途はマンション(住戸内)をはじめとする建物の給水・給湯配管。
 シーロックシステムは新樹脂自在ヘッダー「シーロック自在ヘッダー」と新型継手「シーロック」で構成され、対応する樹脂管はポリブテン管と架橋ポリエチレン管となっている。
全国研修会開く/日本ジッコウ
 日本ジッコウ(佐藤武司社長)は7日、神戸市西区の本社研修施設及び関連会社テクノスジャパンで第8回JER全国認定施工店総会・研修会を開催した。同会には、全国の認定工事店から約130名が参加し「指針改定の要点と運用上の注意点と補修市場の動向」をテーマに、各講師による講演や新市場・新工法の試験施工、実機モデル見学などを行った。
第3回目見学会/水処理技術研究会
 水処理技術研究会は15日、平成14年度第3回目の見学会を行い、東京都世田谷区の「ふれあいの水辺浄化施設」を見学した。
 同施設は、東京都下水道局・落合処理場の処理水を引き、再処理して放流する代沢せせらぎ公園施設に建設されたもので、水道機工が施工した。
初の講習会開く/給排水設備研究会
 給排水設備研究会は8日、13日、22日に千葉県柏市の須賀工業柏研修所で配管技能講習会を行った。