整備計画や投資目標も明示/9日、検討会が初会合/厚労省 |
厚生労働省の「水道ビジョン検討会」(座長=眞柄泰基・北海道大学教授)の初会合が9日午後、東京日比谷の松本楼で開かれた。この日は、我が国の水道が直面している現状と課題を整理するとともに、今後の検討事項を確認した。新たな水道ビジョンでは、課題解決へ向けての具体的な政策手法や推進方策を示すほか、10箇年間の整備計画や投資目標も明らかにする。検討課題(案)には、水道事業の質的向上を促進するための評価手法の確立や、国内の水道関連企業と事業体による国際的展開の支援─などもあげられている。月に1~2回程度の会合を持ち、今年度末に成果をまとめる。 |
|
|
|
下水道と河川が連携/特定都市河川法が成立/国交省 |
特定都市河川浸水被害対策法が5日、衆議院本会議で可決成立した。施行は公布から1年以内を予定している。4日には衆議院国土交通委員会において集中的に審議が行われ、8項目の附帯決議を付して全会一致で可決された。質疑は扇国土交通大臣、中馬副大臣らに対し栗原博久氏(自民)、谷田武彦氏(自民)、阿久津幸彦氏(民主)、岩國哲人氏(民主)、太田昭宏氏(公明)、一川保夫氏(自由)、大森猛氏(共産)、日森文尋氏(社民)の8氏が行い、雨水貯留浸透施設に対する補助、計画における下水道と河川の整合性など多数の課題が取り上げられた。 |
|
|
|
第40回総会表彰決まる/下水協 |
日本下水道協会の平成15年度表彰者が明らかになった。今年は感謝状3名、功労賞5名、功績賞5名、有功賞74名(このうち下水道協会誌優秀論文6名)、勤続賞599名となっている。表彰式は6月27日に開催される第40回定時総会で行われる。受賞者は次の通り。(敬称略)
〈感謝状〉▽三角保之(前副会長・前熊本市長)▽桂信雄(前北海道地方支部長・前札幌市長)▽藤本道生(前常任理事・前和気町長)
〈功労賞〉▽小西十四夫(前札幌市下水道局長)▽中嶋靖夫(前横浜市下水道局長)▽赤井仁孝(前大阪市都市環境局長)▽前阪進二(前神戸市建設局参与・下水道河川部長事務取扱)▽白石康彦(前北九州市建設局長)
〈功績賞〉▽石塚奠(前栃木県土木部下水道課長)▽藤田昌一(前東京都下水道局流域下水道本部長)▽武藤髙(前横浜市下水道局建設部長)▽峯輝久(前横浜市道路局鶴見土木事務所長)▽西澤清一(前長野市公営企業管理者) |
|
|
|
ISO17025取得へ/東京都水道局 |
東京都水道局水質センターは5日、国際的な試験所認定制度のISO/IEC17025取得へ向けて、キックオフ宣言した。同認定は、品質システムの認証規格であるISO9001の内容に加え技術力を客観的に証明するもの。現在、国が進めている水質基準改訂作業の中で水質検査結果の精度と信頼性保証の体制を導入するよう求められてるが、同局が取得すれば全国初。 |
|
|
|
4都市合同で防災訓練/福岡市、北九州市、広島市、大阪市 |
福岡市、北九州市、広島市、大阪市の4都市水道局の合同防災訓練が4日から3日間、福岡市を舞台に実施された。『12大都市水道局災害相互応援に関する覚書』に基づく防災訓練で、今回は福岡市水道創設80周年の特別事業と位置づけ、4都市が集結する全国初の取り組みとなった。
合同訓練は、4日、福岡市の警固断層を震源とするM6.5の直下型地震が発生し、市内中心部で広域断水が発生したとの想定で実施。地震発生に伴い福岡市は災害対策本部水道部(部長=藤井利治・福岡市水道事業管理者)を設置し、応援要請を受けた3都市も局内に災害応援対策本部を設け、同時に各都市約12人の応援隊を福岡市に派遣した。 |
|
|
|
国交省、下水道事業団に要望/下水道施設協 |
日本下水道施設業協会の小島啓示・会長(明電舎会長)、幡掛大輔・副会長(クボタ社長)、西口泰夫・専務理事らの代表は9日、国土交通省下水道部に曽小川久貴・下水道部長、上村裕二・下水道企画課長、谷戸善彦・下水道事業課長らの幹部を訪れ、次期長期計画の策定をはじめ、1.改築・更新工事の設計積算へ、現場の実情反映 2.技術者制度の積極運用 3.新技術の積極的な採用─などを強く要望した。引き続き日本下水道事業団において安中徳二・理事長、石川忠夫・理事ら幹部にも平成10年をピークに現在の受注の息切れ状況への理解を強く訴えた。 |
|
|
|
急速ろ過機が好評/大協 |
上下水道施設の設計施工会社の大協(本社=鹿児島県、横山總一郎・社長)の「圧力式密閉型急速ろ過機」が九州地区の簡易水道を中心に続々採用されている。
同社のろ過法は、従来のろ過法に対し、ろ過材に多孔性構造で吸着性能(比表面積200立方メートル/グラム)の高い天然鉱石(ミヤマストーン)を使用している。通常の処理能力に、ろ過材自体の吸着作用と接触酸化皮膜を形成させることにより、水との接触面積を大幅に拡大し、処理能力を高めた技術。 |
|
|
|
講演会、懇親会開く/管診協 |
管路診断コンサルタント協会(略称・管診協、澤村三津久会長)が創立5周年を迎え、6日、東京西新宿の京王プラザホテルで記念講演会、懇親会を開いた。 |
|
|
|
雨天時採水など議題/指定都市ブロック下水道管理担当者会議 |
平成15年度指定都市ブロック下水道管理担当者会議が29日、神戸市中央区の北野プラザ「六甲荘」で開催された。会議には国土交通省や全国14市の関係者ら約40名が出席するなか、同省から提供議題の報告、各都市提案議題の討議などが行われた。次年度の幹事都市は京都市。 |
|
|
|
ウルトラグリップ拡販/クボテック |
(株)クボテック(社長・田坂耕太郎氏)は23日、新製品「ウルトラグリップ」の販売戦略として計画している自治体向けデモンストレーションの準備を始めた。
バイキングジョンソン社製の「ウルトラグリップ」は離脱阻止機能を持ち、外径の異なるパイプを接合できる世界で初めてのカップリング。 |
|
|
|