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第4012号    9月 18日発行




下水道管更生で統一マニュアル/下水道新技術推進機構
 下水道新技術推進機構は2日、平成15年度第1回管更生工法に関する検討委員会(委員長=楠田哲也・九州大学大学院教授)を開いた。同委員会では反転工法や形成工法、製管工法といった各種工法の統一的な施工管理、及び品質管理の技術資料マニュアルを作成していく。また、自立管と複合管の中間的な位置付けとされている二層構造管の調査を進め技術資料を作成し、明確な定義を定めることにしている。
プラハで役員会開く/IWA
 IWA役員会が9月1日から4日までチェコのプラハ市で開催され、6日の理事会では次期(2006~08年)会長にラズロ・ソムリオディ氏(ハンガリー工科大学教授)を選出したほか会費改定、表彰案などを協議した。
 会議には丹保憲仁放送大学学長(IWA前会長)、松井庸司東京都水道局経理部長(IWA戦略評議会委員)、大垣眞一郎東京大学大学院工科系工学部長(同)が出席。
日水協総会受賞者決まる/功労賞14名、特別賞は112名
 日本水道協会は12日、平成15年度の会長表彰受賞者を明らかにした。
 受賞者は功労賞14名、特別賞112名。水道協会誌に掲載された論文からの有効賞は3編5名。また、前副会長の長谷川義明氏(前新潟市長)に感謝状を贈る。
 表彰は来る10月29日から岡山市で開催する第72回総会で行われる。
借換債1,260億円を要求/公営企業金融公庫
 公営企業金融公庫は平成16年度概算要求を発表した。平成16年度の貸付要求額は1兆8,038億円。前年度より2.9%増加しているが、これは平成15年度からの繰越額が増加したことによるもので、実質的には減少している。
 貸し付け条件の改善を図るため、特別利率については基準利率から0.40%、臨時特別利率は基準利率から0.45%を引いた設定を要求。臨時特別利率制度の貸付枠には5,950億円を要求。また、施設の耐用年数の実情に合わせて償還期限を改定するために上水道35年、下水道40年、工水40年を要求している。
 要望の強い公営企業借換債の拡充については1,260億円を要求。対象要件について現行は利率7.0%以上、資本費全国平均1.5倍以上となっているが、利率7.0%以上、資本費全国平均1.3倍以上に緩和するよう要求する。
 平成14年度業務概要によると長期貸付額は対前年度比4.1%減の1兆7,330億円となっている。事業別の貸付額では下水道事業が6,186億円と全貸付額の35.7%を占め最も多い。上水道事業は2,168億円で12.5%となっている。団体別では市に対する貸付が全体の39.7%を占め最も多く、以下政令市19.6%、都道府県18.9%、町村17.0%の順。
簡水の近代化に支援を/簡水協
 全国簡易水道協議会は11日、霞ヶ関の法曹会館で理事会を開き、今後の予算獲得運動について協議するとともに、財務省など関係省庁に陳情した。また10日には事務局長会議を開いた。
 理事会には厚生労働省の谷津龍太郎・水道課長、総務省の高橋哲郎・公営企業経営企画室理事官も出席、予算の確保等へ向けて協力を要請した。
東京工科大で発表会開く/電気学会公共施設委
 電気学会の産業応用部門大会が8月27日から28日にかけて、東京都八王子市の東京工科大学で開かれた。このうち、上下水道を中心とし、設立15周年を今年迎えた公共施設技術委員会は28日に、『公共施設における統合化技術の現状と将来展望』をテーマにした論文発表会を開催した。これからは各事業において広域化・統合化が進むと予想される中で、システムの統合と監視体制の一体化は喫緊の課題となっている。同会では約50名が参加のもと、6題の研究発表を基にこれら課題の解決へ向けた糸口を探った。
岩国市で水道事例発表会/日水協中四国支部
 第3回日本水道協会中国四国地方支部水道事例発表会が4日から2日間、山口県岩国市の岩国国際観光ホテルで開催された。事例発表会では両日で会員ら約150名が参加するなか、4部門で17題が報告された。
共同研究者や製品募集/流域下水道の下水汚泥/愛知県
 愛知県は、民間と共同で、流域下水道における下水汚泥有効利用システムを確立するため、1.下水汚泥有効利用技術共同研究者 2.下水汚泥有効利用製品のあいくる材登録支援製品―の2つを募集する。
 応募方法は次の通り。
【募集要項、応募様式の配布】愛知県建設部下水道課ホームページ(http://www.pref.aichi.jp/gesuido/)からダウンロード、または下水道課にて配布。
フォーラムに800人/横浜市下水道局
 横浜市下水道局は5日、西区の新都市ホールでフォーラム『都市と水環境』を開催した。テーマは『子どもたちに残したい~地球へかえす、きれいな水』で、女優の高樹沙耶さんによる基調講演やパネルディスカッションが行われ、市民約800人が参加した。当日は申込が殺到したため、急遽100席増やすほどの盛況ぶりだった。
新宿西口でイベント/東京都下水道局
 東京都下水道局は10日から12日までの3日間、新宿駅西口で『下水道デーイベント2003』を開催した。
 会場には港区高輪で起きた道路陥没の現場写真や、そこで掘り起こされた経年管を展示して再構築の重要性を紹介するコーナー、グリース阻集器の展示やオイルボールの発生状況などを紹介して油を下水道に流さないよう訴える『油・断・快適!コーナー』、下水汚泥の再生利用品展示や再生水を利用した事業を紹介する『リサイクルコーナー』、下水道事業の映像上映などにより、様々な下水道事業を紹介した。
基幹事業検討会を設置/水団連
 日本水道工業団体連合会(土橋芳邦会長)は11日、日本水道会館で正副会長会議を開き、水団連基幹事業検討会の設置を決めた。同検討会では基幹事業の整理・再確認を行い、他団体との差別化の中で、時代が求める団体へ脱皮していくため、水団連基幹的事業や定款の見直しを行う。また、厚生労働省の「水道ビジョン検討会」に産業界の声を同ビジョンに反映させるための要望事項の検討も行う。要望事項は12月、基幹的事業の見直しは来年夏期にもまとめる予定で、今後の動きが注目される。
衛生常設調査委員会を開く/日水協
日本水道協会は9日、同協会会議室で第208回衛生常設調査委員会を開き、水道用濃硫酸の規格改正案を審議し、了承された。
この日の議題は 1.最近の水道行政について 2.水質試験方法等調査専門委員会報告 3.水道用塗料等衛生調査専門委員会報告 4.水道用薬品類調査専門委員会報告(水道用濃硫酸規格の改正) 5.水道用ろ材調査専門委員会報告 6.「今後の水質管理」の専門委員会報告の6題。
第2回講習会を開く/水コン協関東支部
 全国上下水道コンサルタント協会(水コン協)関東支部(支部長・亀田宏)は9日、渋谷区・けんぽプラザで第2回講習会を開き、会員会社職員約20名が参加した。
役員業務分担決まる/全管連
 全国管工事業協同組合連合会(金子利会長)はこのほど開いた理事会で副会長、ブロック長、支部長を選任すると共に、業務運営機構に基づく役員業務分担を決めた。役員業務分担では新たに総務担当副会長に東京都管工事工業協同組合理事長の今井海記氏、総務部長に同組合副理事長の木村昌民氏が就任した。
土壌浄化展開く/東京ビックサイト
 土壌・地下水の最新の浄化技術・製品を紹介する「2003地球環境保護、土壌・地下水浄化技術展」が10日から12日まで、東京有明の東京ビッグサイトで開かれた。
「Water&Life」誌が通巻450号を達成
 上下水道・ガス事業界の「筆のサロン誌」として、1966年3月創刊以来全国の関係事業体・関係業界に親しまれている月刊「Water&Life」誌(ウオーターアンドライフ社発行)が、今年8月末発行された9月号で通巻450号を達成した。450号を記念し、大幅な誌面刷新と増頁で編集・発行されており、見所満載の内容となっている。