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第4033号   12月 18日発行




ロータスプロジェクトがスタート/国交省
 国土交通省は1日、下水道技術開発プロジェクト(SPIRIT21)の2番目の技術開発課題を、下水汚泥資源化・先端技術誘導プロジェクト(LOTUS Project)に決定したと発表した。開発課題は、下水汚泥を100%有効利用するため処分するコストよりも安くリサイクルできる技術と、下水汚泥などのバイオマスを使い買電価格以下のコストで電気エネルギーを生産できる技術。民間の先端的な技術開発を誘導するため、技術開発の目標はコストにした。
5万人以上、446都市をランクづけ/富士常葉大小川教授
 去る10月、富士常葉大学の小川雄二郎教授が『水道施設の地震に対する安心度指標の研究』を発表したが、人口5万人以上の都市の施設をランク付けして施設整備の契機と動機付けにしようという初の試みに反響が広がっている。当紙ではこの研究のメインである『水道管路の強さ』の順位について掲載すると共に、小川教授に研究の背景についてインタビューした。
下水道予算の確保を/下水道議連
 自民党の下水道対策特別委員会と下水道事業促進議員連盟は9日、平成16年度下水道事業予算の確保について財務省に要望活動を行った。要望を行ったのは下水道事業促進議員連盟会長代行の古賀誠・衆議院議員、同副会長の関谷勝嗣・参議院議員、同事務局長の田村憲久・衆議院議員の3名。
 要望では、財務省の細川興一・主計局長らに対し、下水道事業予算の確保と合流式下水道緊急改善事業などの制度の拡充について要望を行った。
カナダでISO/TC224会議
 ISO/TC224の規格案づくりを進めているWG3(上水道)は、3日~5日までカナダのヴィクトリア市で会合を開き、業務指標をめぐり意見を交換した。
 すでにWG4(下水道)との調整の結果、主目的は「公衆衛生の保全」など6項目に整理されているが、今回の会議では項目ごとに副目的、サービスの質の基準、業務指標に分けて整理し、具体的な内容を詰めた。
太田市で水道週間中央行事
 水道週間中央行事実行委員会(委員長=赤川正和・日本水道協会専務理事)は8日午後、日水協会議室で会合を開き、第26回水道週間中央行事を群馬県太田市で開催することを決めた。
 中央行事となる『水道フェスタinおおた』は、「みんなでまもろう 水 みらい」をテーマに平成16年5月30日(日)に開催する。会場となる「ぐんまこどもの国」では「来て、見て、感じる 水は地球の宝物!」をキャッチフレーズに、安全でおいしい水の安定供給への取り組みと水資源の効率的な利用を訴える。
主任技術者試験/8,805人合格
 厚生労働省と(財)給水工事技術振興財団は10日、平成15年度の給水装置工事主任技術者試験の合格者を発表した。
 有効受験者2万4,061人に対し合格者は8,805人。合格率は36.6%だった。平成9年度からの合格者の総数は7万2,702人に達している。
新経営計画策定で議論/東京都水道経営問題研
 東京都水道局が進めている新しい中長期経営計画の内容を審議している東京都水道事業経営問題研究会(座長=井手秀樹・慶應義塾大学商学部教授)は4日、都庁第2本庁舎で第10回目の会合を開いた。今回は報告書等を提示せず、新計画策定に際しできるだけ討議内容を盛り込んでいくという趣旨で議論を行った。
浄水処理シンポジウムを開催/神奈川県内広域水道協議会
 神奈川県内広域水道協議会による浄水処理シンポが12月3日に横浜市のホテル横浜ガーデンで行われた。
 神奈川県内広域水道企業団副企業長の白濱英一氏は、「地球環境への負荷を軽減し、健全な水環境の形成に向けて、水道技術と環境の関係を改めて考えていこう」と挨拶した。
メーター入札の改善へ/横浜市水道局
 横浜市水道局はこのほど、外部の学識経験者や弁護士等の専門家による『水道メーター入札調査専門委員会』を設置し、第1回委員会を開催した。
 主な検討項目は、▽入札における違法行為等の有無▽損害賠償請求の可否▽水道メーター入札制度のあり方への提言―等で、第1回委員会では、契約制度や水道メーターの種類、計量法の規定、入札方法、落札価格の推移などが局側から説明されたほか、横浜市における大手企業と中小企業の受注割合などが審議された。
関係省庁に要望行う/水団連
 日本水道工業団体連合会は10日、厚生労働省、国土交通省、総務省、財務省、経済産業省をはじめ、関係国会議員に対し平成16年度政府予算確保を強く要望した。厚生労働省では大塚義治事務次官に面談し、老朽化した水道施設の計画的な再構築事業に対する財政支援措置、地震・渇水に強い水道施設整備への財政支援措置の拡大、水道未普及地域の早急な施設整備を訴えた。
バルブ・鉄蓋のマニュアルづくりへ
   /水道用バルブ・鉄蓋維持管理向上研究会
 水道用バルブと水道用鉄蓋の維持管理マニュアルづくりを行う「水道用バルブ・鉄蓋維持管理向上研究会」の第1回会合が9、10日の両日、日本水道協会会議室で開かれた。水道事業体、関係業界団体の13名の研究員とオブザーバー2名で構成され、主任研究員には東京都水道局建設部技術管理課長の野口芳男氏が選任された。
ユニット型膜施設を開発/水道機工
 リニューアルに最適、膜ろ過施設をユニット化!
 水道機工はこのほど、ユニット型の膜ろ過浄水製造装置「マクセス小型膜処理装置」を開発、来年4月1日の発売に向け営業活動を開始した。
 「マクセス小型膜処理装置」は、MF膜を配備した、主に除濁・除菌を目的とする小規模水道事業向け浄水装置。簡易水道や専用水道などの小規模浄水施設に最適な処理水量規模で機器装置が設計収納されている。
今後の水道展で審議/水団連
 日本水道工業団体連合会は9日、水道会館会議室で「第132回広報宣伝委員会」を開き、今後の水道展のあり方等について意見を交換した。