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第4055号    3月 25日発行




ISOセンターがJAB認定取得/日水協
 日本水道協会は17日、日本適合性認定協会(JAB)から、ISO品質マネジメントシステムの審査登録機関としての認定を得た。日水協のISO審査登録センターが正式に、ISO品質マネジメントシステムの審査登録機関となり、これまでに認証を受けた企業などがJAB認定マークを基礎金属・加工金属製品に限って使えるようになったことで、同センターへのISO認証の申請が一気に増加するものと考えられる。日水協では企業にISOの申請を呼びかけるとともに、建設、ゴム製品・プラスチック製品、給水などの分類でも認定を得ていく方針だ。
鉄管類13年振り値上げ/クボタ
 ダクタイル鉄管のトップメーカーであるクボタはこのほど、「鉄管類平均13%値上げ」を表明した。4月1日から新価格の適用を行う方針でユーザーに対し趣旨説明を行う。同社の鉄管類価格改定は実に13年振りで、平成3年4月に平均9%の値上げをして以来、据え置かれてきた。
日本でワークショップ開催予定/IWA
 国際水協会(IWA)は5月17・18日の両日、日本水道協会、日本水道工業団体連合会との共催で、「効率的水道経営」をテーマにワークショップを開催する。会場は東京千代田区の日本水道会館。
 日本では平成13年度の水道法改正に伴い水道の技術的業務の第3者委託制度がスタートした。これをふまえ、世界各国での水道事業の効率的運営について講演の場を設け、水道経営についての知見を交換する。
 受講対象は日水協、水団連会員で、定員は150名。申し込みは先着順で受け付ける。参加費は1万5千円で、レセプション参加費は別途3千円が必要になる。
技術五計で意見募集/国交省下水道部
 国土交通省下水道部は「第3次下水道技術五箇年計画案」を作成し、3月29日までパブリックコメントを募集している。第3次計画は、水循環と水環境を合わせて流域管理の視点から、技術開発を検討している点がポイント。
 第3次下水道技術五箇年計画の計画期間は、平成16年度から20年度まで。計画案は、国土交通省ホームページ広報事項パブリックコメントのコーナーで閲覧出来る。
コスト改革計画を策定/日本下水道事業団
 日本下水道事業団(JS)は、「JS下水道事業コスト構造改革プログラム」をまとめた。このプログラムは、これまでのコスト改革計画を継続実施することに加え、より一層のコスト縮減を推進するために、下水道事業のすべてのプロセスを、1.事業のスピードアップ 2.設計の最適化 3.調達の最適化の分野ごとに例外なく見直したもの。直ちに実施出来る施策や、検討した上で行う施策などの29施策からなっている。
地下水でMF膜実験開始/山口市水道局
 山口市水道局はこのほど、㈱水環境総合研究所並びに富士電機システムズ㈱と共同で、精密ろ過膜(MF膜)実験を宮島水源地の敷地内で開始した。地下水を原水として、逆浸透膜で規格標準化されている水平設置型膜モジュールを使用し、平成16年10月まで取り組む。この間、処理水質の高度な除濁・除菌性能の実証、懸濁物が少ない地下水の安定フラックスの上限値などについて、基本性能試験や長期連続運転の各試験を行う。
ISO/IEC17025を認定/東京都水道局
 東京都水道局は水道事業体で初めて、ISO/IEC17025を認定取得した。ISO/IEC17025とは、試験所及び構成機関が具備すべき管理システムと技術能力要件を定めた国際規格。検査結果が世界レベルにあることを保証すると共に、使用者への安全性と信頼の提供がいっそう確実なものとなった。
 認定を受けた組織は水質センターで、対象は飲料水(上水)試験。
名古屋市16年度予算
 名古屋市はこのほど、来年度の上下水道事業当初予算を発表した。水道事業の総額は810億1187万円(対前年度当初比2・2%減)で、建設改良費は154億1220万円(同3・5%減)。一方、下水道事業の総額は1564億909万円(同0・5%減)で、建設改良費は476億8801万円(同7・4%減)となっている。
福岡市水道局16年度予算
 福岡市水道局はこのほど平成16年度水道事業当初予算案を明らかにした。総額は対前年度当初比4.5%増の674億7940万円。水源開発をさらに推進し、新たに五ヶ山ダム水源地域の整備事業に着手するとともに、水の有効利用として漏水防止事業、配水調整整備事業などを継続して実施する。
東京都23区内で初の試験施工/水道用ポリエチレンパイプシステム研究会
 水道用ポリエチレンパイプシステム研究会(略称・POLITEC、会長・ト部忠彦クボタ取締役合成管事業部長)が普及を進めている水道配水用ポリエチレン管(JWWA K144・145)がこのほど、東京都江東区東砂2丁目で試験施工され、無事完了した。
 口径75ミリの水道配水用ポリエチレン管を延長42メートル布設した。配管目的は出水不良困難箇所を解消するもので、現場は40ミリの給水管が引き込まれ、その先での分岐が多いため出水不良になっていた。この解消のため東京都水道局が口径75ミリの水道配水用ポリエチレン管を試験施工したものである。
塩ビ管対応/エクセルソフト仕切弁を開発/清水工業
 清水工業(本社:彦根市)はこのほど、塩ビ管対応エクセルソフト仕切弁(AVK形)を開発、販売を開始した。エクセルソフト仕切弁(AVK形)の接合部に、最新の塩ビ管継手「スーパークイック(コスモ工機)」を採用し、極めて簡単でスピーディな施工を実現したもの。施工時間の短縮などに貢献する製品となっている。
鉄鋼価格高騰テーマに/異形管工業会研修会開く
 日本ダクタイル異形管工業会は11日、東京千代田区の日本水道会館で平成15年度会員研修会を開き、鉄鋼原材料の需給動向等についての講演会を行った。経済産業省製造産業局鉄鋼課の村田博顕・課長補佐が「最近の鉄鋼産業行政及び鉄鋼原材料の需要動向について」と題して講演した。
基幹事業等検討会/水団連
 日本水道工業団体連合会は16日、日本水道会館で第7回水団連基幹事業等検討会(山根亮太郎委員長)を開き、水団連基幹事業の見直しに関する報告書案について議論した。