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第4057号    4月  1日発行




53箇所で高度浄水/厚労省
 厚生労働省は30日、平成16年度水道施設整備費補助金の第一次実施計画を各都道府県に内示した。当初予算額963億円のうち今回実施計画額は932億円。年度を通じて景気の下支え効果が切れ目なく現れるよう、当初予算額の97%を執行した。このため新規採択事業も大幅に増加。安全でおいしい水の供給をめざす高度浄水施設の新規が17件採択され、継続事業を入れると全国53箇所で整備が進められることになった。簡易水道でも未普及解消の新規として79件、を計上するなど、地域経済の活性化に配慮した予算配分となった。
16年度の下水道予算と計画/本紙調査
 「平成16年度における下水道事業予算と計画」の調査を集計した(上水道事業は3月29日付けで掲載)。今年はピックアップした中から225事業より回答を得た。
 前年度より予算を増額したのは69事業(30.7%)、減額が53.3%にあたる120事業だった。同額は2事業。前年度と比べて増額が6・8ポイント増えたものの、依然として地方における財政不足の影響が顕著だ。今年は記入漏れや不明が34事業あった。
 事業全体の傾向としては、社会資本整備重点計画の2年目として引き続き渠整備に重点が置かれている。集計した事業費の総額は8,575億2,500万円。
合流改善や高度処理/国交省16年度下水道予算配分
 国土交通省は平成16年度の下水道事業等予算1兆5,511億円を配分した。合流式下水道の改善や浸水対策の推進などを重点的に進める方針だ。
 下水道事業の重点事項は1.交流基盤・観光基盤としての下水道普及の推進1,654億円(対前年度倍率0.96倍)2.都市における緊急的・総合的浸水対策の推進2,378億円(0.95倍)3.指定湖沼、三大湾、水道水源地域等における下水道の普及促進5,336億円(0.99倍)4.合流式下水道の改善や高度処理実施等の水質保全対策の推進2,395億円(2.31倍)5.下水管きょを活用した光ファイバー網の整備促進424億円(0.99倍)となっている。
開発・研修センターを建設/東京都水道局
 東京都水道局は研修機能の強化と集約、効率的な事業経営を支える技術開発力の向上を目的に、(仮称)開発・研修センターを玉川浄水場内に建設している。約4千平方mの研修フィールドを整備し、配管実技場や漏水発見・修理の実習施設に加え、浄水処理実習プラント等を活用し人材育成や技術継承を行う。また技術開発フィールドを約2千平方m確保し、全国事業体を牽引する技術力に磨きをかける。全国でも前例のない、技術開発と職員研修が一体化したこの施設は、平成17度中に開所する予定だ。
上下水道のリスク・マネジメントで議論/電気学会公共施設研究会
 (社)電気学会公共施設研究会はこのほど、東京千代田区の電気学会会議室で「公共施設におけるリスク・マネジメント技術」をテーマに、上下水道施設におけるリスク・マネジメントについて意見を交換した。
建設改良に合計194億円/堺市16年度上下水道予算
 4月から上下水道局が発足する堺市はこのほど、平成16年度水道事業会計予算並びに下水道事業会計予算を明らかにした。水道事業の資本的支出は約60億1,100万円で、配水施設の整備・改良などに取り組む。また、下水道事業の資本的支出は約249億2,800万円で、管きょ布設などを推進する。
大容量膜時代が到来/羽村市
 羽村市で建設が進められていた日量3万立方mの大孔径膜ろ過施設が完成、24日に羽村市浄水場で竣功式典が行われた。水道用膜ろ過施設としては今市市の瀬尾浄水場(日量1万4,400立方m)を抜き日本最大。今後、大容量膜時代の到来を予感させる歴史的出来事となった。総事業費は17億8千万円で、施工は水道機工(株)が担当した。
水道改良費に28億円/阪神水道(企)16年度予算
 阪神水道企業団はこのほど、平成16年度当初予算を明らかにした。総支出予定額は対前年度当初比2.3%減の約331億8,400万円、資本的支出は約110億100万円で、水道改良費には同20.9%増の約28億5,400万円、水道拡張費には同39.2%減の約18億4,400万円を計上している。構成4市の財政状況に配慮し、分賦金(1立方mあたり61.96円)を16年度から4年間据え置くとともに、甲山調整池の本格的な築造工事に着手する。
舞洲スラッジセンター完成で式典/大阪市都市環境局
 大阪市都市環境局が日本下水道事業団に委託し、平成9年度から新設していた「舞洲スラッジセンター」第1期事業が完成した。老朽化した設備更新に併せ、下水汚泥の集中処理による効率化、溶融スラグ化による有効利用を図る施設で、全体計画の半分の汚泥溶融や汚泥脱水などの各設備が稼働している。事業費は約560億円。27日には関係者ら約100名が参加するなか、同センター内で完成記念式典が挙行された。
無溶剤形エポキシ樹脂塗料を規格制定/日水協工務常設委開く
 日本水道協会は3月29日、同協会会議室で第148回工務常設調査委員会を開き、JWWA K157(水道用無溶剤形エポキシ樹脂塗料塗装方法)の規格制定、JWWA G113・114(水道用ダクタイル鋳鉄管・異形管)の規格改正を審議し、了承した。また、大口径管講習会について名古屋会場でも開催することが了承された。
バルブ全製品を値上げ/前澤工業
 前澤工業はこのほど、4月1日から水道用バルブなどバルブ事業部扱いの全製品を対象に、流通における販売価格を暫定的に10%から15%以上値上げすると発表した。 
日本水道メーター工業会が解散/~43年の歴史に幕~
 日本水道メーター工業会は3月11日に開かれた臨時総会において、同日付けで工業会の解散を決定した。清算人は、愛知時計電機・高畑精工・日東メーターの3社、工業会資料の保管者は愛知時計電機、残務処理者は同じく愛知時計電機で、期間は3ケ月。
 同工業会は昭和28年に日本計量器工業連合会の下部組織として、会員数社で「日本水道メートル工業会」の名称で発足、昭和36年8月に現在の「日本水道メーター工業会」として設立、最盛期には30社近い会員を誇り、水道事業経営の根幹をなす料金徴収に不可欠な水道メーターの性能向上、耐久性のアップなどに努力、貢献してきた。しかし最近の社会情勢の急激な変化に対応できず、発足以来43年の歴史に幕を閉じることとなった。
不断水製品など値上げ/コスモ工機
 コスモ工機はこのほど、鋳物及び鋼板製の継手と可とう管、不断水製品の価格を4月から15%から18%位値上げすると発表した。13年振りの値上げとなる。
16年度計画など確認/Epoch管路研究委
 Epoch「水資源の有効利用に資するシステムの構築に関する研究」第5回管路研究委員会が23日、東京港区の虎ノ門パストラルで開かれ、15年度研究状況や16年度の予定等が報告された。
企業の役割で講演会/水団連
 日本水道工業団体連合会は22日、東京千代田区の日本水道会館会議室で特別講演会「上下水道は何処へ行く~これからのあり方と企業の役割を考える~」(講師=坂本弘道・水団連専務理事)を開いた。講演会には会員関係者ら約120名が詰めかけ、講演終了後には活発な意見交換が行われた。
管更生工業会総会開く
 日本管更生工業会(田中章雄会長)は3月24日、東京台東区の池之端文化センターで第19期定期総会を開き、第20期(平成16年度)事業計画などを決めた。また、役員改選が行われ、田中会長が再選された。