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第4069号    5月 27日発行




『水道ビジョン』公表へ/厚労省
 厚生労働省は24日、第9回水道ビジョン検討委員会(座長=眞柄泰基・北海道大学大学院工学研究科教授)を開き、『水道ビジョン』案の最終調整を行った。厚労省では前回会合の議論をもとに素案をまとめ、3月29日から4月23日までの間、パブリックコメントを実施。そこで集約された意見を踏まえた修正案がこの日事務局より提出された。ほぼ1年がかりの検討を経て、来月初めの水道週間の期間中にはついに『水道ビジョン』が公式発表される。
緊急大会へ要望を集約/下水協支部総会が終了
 下水協地方支部総会が5月20日に同時に開催された北海道、中部、中国四国、九州総会で終了した。昨年に続いて三位一体改革が進む中で、下水道予算の大幅な削減が予想されているため、今年の支部総会では危機感を持っている市長や町長が自ら、下水道整備の重要性を訴える発言を行うなど、熱気あふれるものとなった。各地方支部総会で決議された要望は、28日に東京都千代田区赤坂プリンスホテルで開催される、下水道整備促進緊急全国大会で集約されることになる。
東京湾再生へシンポ/7月28日パシフィコ横浜で
 東京湾再生推進会議(都市再生本部事務局、国土交通省、農林水産省、環境省、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市)は7月28日(水)13時からパシフィコ横浜会議センター5階小ホールにおいて、海の月間関連イベントとして「東京湾再生のためのシンポジウム」を開催する。下水道展’04と同時開催となっている。
アクアハウス最終年度迎える/水道技術センター
 水道技術研究センターは11日、第8回「家屋内での水有効利用と環境負荷低減に関する研究(アクアハウス)委員会(委員長=紀谷文樹・神奈川大学工学部教授)」を開いた。第7回委員会の議事録確認と平成16年度研究の方向性について意見の交換が行われ、各研究の継続などが確認された。
多摩川上流雨水幹線が通水/東京都下水道局
 全国初の流域下水道事業による雨水幹線「多摩川上流雨水幹線」が完成した。平成6年より東京都下水道局が世界最大級の地中分離型親子シールド工法、2次覆工省略用セグメント、建設途上の施設を活用した暫定貯留などの先端技術を駆使しながら整備。平成15年度土木学会技術賞(2グループ)の受賞が決定した。20日に行われた通水式には二村保宏局長のほか、雨水排水区域の青梅、羽村、福生市の市長らも出席し、浸水被害の早期解消をめざしたプロジェクトの完成を盛大に祝った。
各地で支部総会/下水協
中国四国支部
 日本下水道協会中国四国地方支部第41回総会が20日、鳥取市のホテルニューオータニ鳥取で開催された。総会では会員約280名が出席するなか、役員改選や会員提出問題7題の議論などが行われた。閉会後、林家ライス・カレー子(環境省推薦漫才師)が「人生互いに思いやり~思いは地球規模で、行動は足元から~」と題して講演した。次期総会開催地は下関市に決まった。

九州支部
 日本下水道協会九州地方支部の第40回総会が20・21の両日、福岡県久留米市の萃香園ホテルで会員ら約360人が出席するなか開催された。会員提出議題では『改築更新にかかる国庫補助制度の堅持』をはじめ『地方債制度の見直し』など各事業体の厳しい財政事情を反映した諸問題を検討し、全てを全国総会に提出することを決定した。

中部支部
 日本下水道協会中部地方支部の第41回総会が20日、長野市で開催された。
 会議では予算や会員提出議題についてのほか、佐々木誠造青森市長に代わる次期下水協会長として、篠田昭新潟市長を推薦することなどを審議した。
各団体総会で活発討議
水コン協
 全国上下水道コンサルタント協会(武島繁雄会長)は21日、東京都港区の虎ノ門パストラルで第21回通常総会を開き、平成16年度事業計画などを決めた。また、役員改選が行われ、新会長に亀田宏東京設計事務所社長、副会長に清水慧日水コン社長、木下哲日本上下水道設計社長、堂々功日本水工設計社長、村岡治極東技工コンサルタント社長、専務理事に宮原茂氏がそれぞれ就任した。武島繁雄氏は名誉会長となった。

下水道管渠推進技術協
 日本下水道管渠推進技術協会(会長=木村英典・奥村組副社長)の第17回通常総会が21日、東京・永田町のキャピトル東急ホテルで関係者約170名を集めて開催された。木村会長を議長に議事が進められた総会では、15年度事業報告、16年度事業計画、役員改選等を審議、木村会長、石川和秀・専務理事らの再任をはじめとする新役員人事が了承された。また、同協会顧問の遠山啓氏が退任となったが、協会初の名誉会員に推挙され、全会一致で了承された。

エスパー探査協会
 エスパー探査協会(会長=奥要治・アイレック技建代表取締役社長)は12日、東京銀座ラフィナートで第8回定時総会を開いた。

全国ボックスカルバート協会
 全国ボックスカルバート協会(会長=伊東恒允・鶴見コンクリート社長)は20日、東京港区の虎ノ門パストラルで第19回通常総会を開き、平成16年度事業計画等を審議・了承した。

環境衛生施設工業会・総会
 日本環境衛生施設工業会(会長=藤村宏幸・荏原製作所取締役名誉会長)は18日、東京霞ヶ関の東海大学校友会館で第47回通常総会を開き、1.15年度事業報告・決算2.16年度事業計画・予算を決定。日本ガイシ(株)の入会を報告した。

膜分離技術振興協会
 膜分離技術振興協会は18日、東京・乃木坂の「はあといん乃木坂」で第22回定時総会を開き、「17年2月25日に国際水道膜フォーラムを実施する」といった活動計画案などを了承した。終了後は、横浜国立大学名誉教授の大矢晴彦氏による技術講演も行われた。

下水道防食協会
 下水道防食協会は19日、都内で平成16年度第4期定時総会を開き、平成16年度事業計画などを決めた。また、役員改選が行われ、上谷章夫会長(ショーボンド建設代表取締役)が再選された。
急勾配管渠で通水試験/須坂市・推進機構と共同開発
 長野県須坂市水道局下水道整備課は18日、峰の原高原に施工していた急勾配下水道管渠の通水試験を実施した。通水試験には、須坂市水道局の青木敬局長や山崎五十夫下水道整備課長、下水道新技術推進機構の鈴木茂企画部長らが立会い、ポリエチレン管などに不明水などの問題がないことを確認した。今秋には本格的に供用を開始する。