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第4081号    7月 15日発行




厚生労働省・水道課長 安藤 茂氏に聞く
 厚生労働省は、7月1日付けで安藤茂氏を水道課長に任命した。前任の谷津龍太郎氏の後を引き継ぎ、6月に発表された水道ビジョンの施策を推進するという大きな役割を担うことになるが、安藤氏はこれまでも様々な形で水道と接点を持っており、その経験を活かした水道界の舵取りが期待される。転換期にある水道の現状を踏まえ、水道課長としての抱負や印象に残っている仕事などについて話をうかがった。
全国町村会に要望/町村下水道協議会
 全国町村下水道推進協議会(会長=千田鐵太郎・昭和町長)は8日、第22回全国町村下水道推進大会を開き大会要望を決議し、同日、全国町村会の山本文夫会長(添田町長)に要望書を提出した。全国町村会館を訪れた松本和夫・北方町長、青木國太郎・日の出町長、中出春次・岬町長は町村の下水道普及率の低さを訴え、予算確保への協力を要請。山本会長も一定の理解を示した。
NPO21世紀水倶楽部/16年度通常総会開く
 特定非営利活動法人・21世紀水倶楽部(理事長=大迫健一・千葉工業大学教授)は23日、日本下水道協会会議室で平成16年度通常総会を開催した。
 事業計画では、研究開発事業や普及啓発事業を中心に積極的な活動を行なっていくことが確認され、役員選任では、新たに坂本弘道、巽良雄、深堀政喜の3氏が理事に就任し、また、顧問に松井大悟氏が就いた。
水環境セミナーの参加者募集/中国北京市で開催
 日本下水道協会は、中国の北京市で開催される「中日水環境汚染防止と再生に関するセミナー」の参加者を募集している。日程は2004年10月14日から18日。費用は12万9千円。
消化ガス発電をPFIで/横浜市下水道局
 横浜市下水道局はこのほど、PFI法により消化ガス発電設備の更新を行うための実施方針を定めた。
 事業範囲は1.更新に関する計画・設計・建設2.運営3.維持管理。運営に関しては、▽市からの消化ガスの受給▽消化ガス発電設備の運転▽市への電気と温水の販売―が含まれる。
 事業方式は、事業者が現有施設の更新を行い、それらの施設を直ちに市に移管し、平成39年3月の事業終了まで、事業の運営と施設の維持管理を行うBTO方式。施設の維持管理、事業運営に要する費用は、電気と温水を市へ供給することに対するサービス料金収入により賄う。
今年度事業で提案/東京都水道経営問題研
 東京都水道局長の諮問機関として2期目を迎えた、東京都水道事業経営問題研究会(座長=井手秀樹・慶應義塾大学商学部教授)が6月29日、第11回目の会合を開いた。この中で今年に入って同局が打ち出した1.東京水道中期事業指針2.東京都水道局環境計画3.安全でおいしい水プロジェクト  の3施策について報告を受けるとともに、今後の事業展開に向け活発な意見交換や提案を行った。
水道モニター会議を開催/酒田市水道局
 酒田市水道局は6月24日、平成16年度水道モニター会議を開催した。モニター制度は、水道利用者の意見を幅広く聴き、水道事業の運営とサービス向上に反映させるため、平成13年度から実施しているもの。今年度は5回の会議を開催し、離島である飛島簡易水道や上水道施設の見学、料金や配給水管のしくみの研修のほか、アンケート調査などを行う予定。
豊岡市で第73回総会開く/日水協関西支部
 第73回日本水道協会関西地方支部総会が6・7の両日、兵庫県豊岡市の市民会館で会員ら約500人が出席するなか開催された。会員提出問題では『専用水道の水質管理』など水道事業が直面する課題を検討し、全てを全国総会に提出。また2日目には同支部総会では初めての取り組みとなる関西ウォーターワークスセッション2004を実施し、市民らも含め約600人が参加して盛り上がりを見せた。
瑞穂町が事務委託解消/都営水道で3番目
 東京都水道局と瑞穂町はこのほど、平成17年3月31日をもって事務委託を解消するための基本協定を締結した。
~水処理技術で大学関係者に研究委託~/東京都水道局
 東京都水道局は5日、7日の両日、同局職員研修所で『平成15年度大学委託案件報告会』を開催した。同局では、代替凝集剤やオゾン処理、膜ろ過技術等の最新の知見を得ることを目的に大学関係者への研究委託を実施しており、その研究成果に関する報告会を毎年この時期に実施しており、今年も東大・北大・東海大の3グループによる委託研究から得られた最新の知見が披露された。
新型オゾン測定装置発売/荏原実業
 荏原実業はこのほど、国内初となる0・2㎎/リットルレベル測定精度を持つ「高精度溶存オゾン濃度測定装置」及び、低価格で扱いやすい体温計タイプの「簡易溶存オゾンチェッカー」の発売を開始した。
 今回発売された「高精度溶存オゾン濃度測定装置・モデル603シリーズ」は、従来の気相パージ式(溶存オゾンをガス中に追い出し、そのオゾンガス濃度を測定して溶存オゾンを測定する方法)溶存オゾン濃度測定装置を基に新たな技術改良を加え、水中の汚れに直接影響を受けにくく、長期間メンテナンスフリーで安定した測定を可能にしている。
汚泥悪臭を長時間抑制/栗田工業
 栗田工業はこのほど、汚泥の腐敗を長時間防止することによって悪臭の発生を抑制する、安全性の高い汚泥用消臭剤「ステンチカットM355・K910」を商品化した。
 今回開発された「ステンチカットM355・K910」は、汚泥と脱水ケーキ両方に効果のある持続性消臭剤で、塩素や重金属を含まず、危険物法、PRTR法に該当しない安全性が高い素材を使用しており、長時間腐敗を抑制する。「M355」と「K910」の2つの薬剤を汚泥に添加することで、既にある硫化水素やメチルメルカプタンを除去すると同時に、有効成分が固形物側に移行することから汚泥の腐敗が抑制され、脱水ケーキになっても長時間悪臭防止効果が持続する。
小学生招き学習会/日立プラント建設
 日立プラント建設はこのほど、千葉県松戸市古ヶ崎小学校の4年生107名を同社の松戸研究所に招き、環境保全の大切さを楽しみながら学習する「地球大好き教室」を開催した。この行事は同社が環境保全を主要事業のひとつとしていることから、ISO14001の社会貢献活動の一環として1998年から開催しているもの。
第2回講習会開く/管診協
 管路診断コンサルタント協会は22日、東京・西新宿の京王プラザホテルで「下水道大・中口径管きょの最新更生工法」をテーマに平成16年度第2回技術講習会を開いた。
西の拠点関西工場竣工/ニッコク
 水道メーターメーカーのニッコクが和歌山県岩出町で建設していた関西工場がさきごろ竣工、関係者など約110人を招いて竣工披露式を開催した。
 同工場は名古屋、水戸工場に続く3番目の工場で、13ミリタイプで月産6万個以上の生産能力を持つ。今回の竣工で、西日本全域への迅速な商品供給体制が整った。
活動報告会・講演会開く/施設協関西事務所
 日本下水道施設業協会関西事務所の活動報告会・講演会が10日、大阪市淀川区のメルパルク大阪に会員など約150名を集めて開催され、16年度活動計画案などが報告されるとともに、大阪市都市環境局下水道部の楠本光秀・機械課長による講演が行われた。
291人・7団体選定/国交省大臣表彰
 国土交通省は12日、東京千代田区の同省共用大会議室で『平成16年度国土交通大臣表彰(建設事業関係功労者等)表彰式』を行い、291個人・7団体を表彰した。
 建設事業関係功労者の大臣表彰は、長年にわたり建設産業界の発展や建設行政の推進等に貢献した個人・団体をたたえる制度。
曽小川専務理事が講演/日本非開削技術協会
 日本非開削技術協会(JSTT、松井大悟会長)は7月26日、東京千代田区の中央大学駿河台記念館で「路上工事縮減と非開削技術」をテーマに、『第11回非開削技術講演会』を開く。今回よりパネルディスカッション方式での意見交換も予定している。
業界団体総会/エバホール工業会
 全国エバホール工業会は6日、東京市ケ谷のグランドヒル市ケ谷で第21回定時総会を開き、平成16年度事業計画などを決めた。また、役員改選が行われ、江端幸四郎会長(エバタ社長)が再選された。
マグマロック全国展開/日本スナップロック協会
 日本スナップロック協会は2日、神奈川県箱根の冨士屋ホテルにおいて第15回定例総会を開き、役員改選、平成16年度事業計画など審議した。
合成鋼管協会が発足/6社で全国の需要に対応
 日本ヒュームなど6社で構成する「合成鋼管協会」が発足し、6日、設立総会が開かれ、会長に日本ヒュームの久木實常務取締役営業本部長が就任した。協会設立で全国の需要に迅速に対応していく方針だ。
 国土交通省が雨水浸水対策、合流式下水道の改善などを重点施策としていることから、管路材料として大深度施工および急曲線施工を中心とした管路に対し、有効かつ安全性を確保し、恒久的なライフラインの構築に寄与することを目的に同協会が発足したもの。
防食工事増加に対応/コンクリート防食協会
 コンクリート防食協会(会長=佐々木辰彦・北日本ウエスターン社長)はこのほど第15回定時総会を開き、役員改選、平成16年度事業計画など審議した。