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第4082号    7月 19日発行




下水協会長に就任した篠田昭 新潟市長に聞く
 日本下水道協会の第41回定時総会で、佐々木誠造・青森市長のあとをうけ、新会長に篠田昭・新潟市長が就任した。三位一体改革により補助金の廃止・縮減が検討されるなど厳しい財政環境のもとでの会長就任だ。篠田新会長に、就任の抱負や、下水道予算削減に対する対応などを聞いた。
韓国発表会の論文募集/下水処理等で/下水協
 日本下水道協会は、韓国大田市で2004年11月2日から5日まで開催される「water korea2004」での発表論文を募集している。発表内容は下・廃水処理及び排除、中水道及び水の再利用など。下水協に8月13日までに申込書を提出し、9月3日までに論文を提出することになっている。使用言語は英語または韓国語、日本語。参加費は約4千円。
9割が環境基準を達成/一級河川で調査/国交省
 国土交通省は7日、国が管理する全国一級河川(109水系)の平成15年水状況を発表した。環境基準を満たした地点は88%で、過去最高となった。最も水質が良好だったのは豊川(愛知)など5河川で、最も悪かったのは大和川(奈良・大阪)だった。しかし、下位5河川の水質はここ20年で大幅に改善されているという。主要な河川の平均BODでは97.5%がサケ、アユが生息できる良好な水質となっている。約1千地点で調査が行われた
予算確保へ首長が集結/全国町村下水道推進大会
 第22回全国町村下水道推進大会・研究会議が8、9日、栃木県塩原町で開催された。大会・研究会議には全国の町村長をはじめとする関係者約300名が出席して、三位一体改革として進められている国庫補助金削減に反対するため、補助制度の堅持や下水道予算の確保等を決議。一方、研究会議では町村合併と下水道をテーマに意見交換が行われた。次回開催地は香川県琴平町に決定した。
IWA副会長に松井氏を推薦/国内委・国際委
 国際水協会(IWA)日本国内委員会(委員長=丹保憲仁・放送大学長)及び国際委員会(委員長=御園良彦・東京都水道局浄水部長)が12日、東京・市ヶ谷の日本水道会館で開かれた。
 今年9月18日のマラケシュIWA会長会議から2006年9月の北京での会長会議までの期間を任期とする次期副会長に、日本から松井三郎・京都大学地球環境学大学院地球環境学堂教授を推薦することが確認、了承された。
‘産学協働’の新潮流に/北大・富士電機G包括連携
 国立大学法人・北海道大学(中村睦夫総長)と富士電機ホールディングス(株)(澤邦彦社長)はこのほど、北大の持つ知的生産力と同社の製品開発力を結合して新技術開発の進展を図っていくことで合意し、1日に同大学内において包括連携プログラム契約を締結した。この連携プログラムは広範な分野にわたって進められる方針だが、水問題が今後の人類発展のためのキーワードになっていることに留意し、まずは水環境分野において工学研究科の渡辺義公教授を代表者とする研究グループと富士電機システムズ(株)(伊藤晴夫社長)とで中長期にわたる連携プログラムを開始することで合意した。
マグマロック工法開発/日本スナップロック協会
 日本スナップロック協会は、下水管路施設における耐震性能を高めた部分修繕工法「マグマロック工法」を開発、普及に乗り出した。
 マグマロック工法は、下水管路の部分修繕工法として永年の実績を誇る「スナップロック工法」のノウハウをベースに、本来保有しているフレキシブル効果を最大限に発揮するよう研究を重ねて開発したもので、レベル2地振動に対しても本管に負担を掛けることなく水密性能を維持できる機能を備えた非開削の修繕技術だ。
三原市で技術セミナー/水道鋼管協会
日本水道鋼管協会(WSP)はこのほど、三原市水道局会議室で広島県沼田川水道用水供給事業受水団体協議会の職員約70名を対象に「WSP技術セミナー」を開き、各種鋼管や技術をアピールした。
2万8千余戸が断水/呉市
 呉市で12日、昭和49年に布設した東部幹線(K形ダクタイル鋳鉄管、口径800ミリ、水圧8MPa)の継手部から漏水し、同市東部3地区、島嶼部2地区の約28,300戸で断水した。同市は広島県を通じて陸上自衛隊に給水車の出動を要請し、27台が応急給水を行い、14日早朝までに全地区で復旧した。
クリプト対応で連絡網活用/利根荒水協総会
 利根川・荒川水系水道事業者連絡協議会は6月24日、東京都水道局水運用センターで第71回総会を開催した。1都5県の37事業体、約60名が出席。昨年度下半期の水質事故報告が成されると共に、今年度の活動方針及び予算を決議した。また国交省関東地方整備局河川部の石鉢盛一朗・河川環境課専門官が講演を行った。
 今年度も引き続き、技術担当連絡会や技術交流会など水系を通じた相互のレベルアップを図っていく。また昨年11月に厚労省より要請のあったクリプトスポリジウム検出時の情報連絡について、新たに利根荒水協の事故連絡網を追加・活用する。
新水質基準などで討議/大規模用水技術部会会議
 平成16年度全国大規模水道用水供給事業管理者会議の技術部会会議が1日、大津市の琵琶湖ホテルで開催された。用水供給事業を行っている全国22事業体から約40人が集まり、各事業体の取り組みについて技術者レベルの情報交換が行われた。
今年は資質の向上を/全管連青年部協議会総会
全国管工事業協同組合連合会青年部協議会(高井豊司会長)は10日、仙台市で第8回通常総会を開き、平成16年度事業計画などを決めた。
7月・8月に研修会を開催/ダク異形管工業会
 日本ダクタイル異形管工業会は、東京・大阪の2会場で『平成16年度研修会』を開く。
 研修会では、JWWAG114「水道用ダクタイル鋳鉄異形官」規格改正やJSWASG1「下水道用ダクタイル鋳鉄管」規格改正、JDPAZ2016「ダクタイル鋳鉄管内面エポキシ樹脂粉体塗装」規格制定、揮発性有機化合物の排出規制など、工業会を取り巻く様々な変化をテーマに講義を行う。