水質ガイドライン改訂/WHO/予防的な措置に重点 |
世界保険機構(WHO)は21日、モロッコ・マラケシュで行われている世界水協会(IWA)総会で「第3版飲料水水質ガイドライン」を発表した。1993年に策定された第2版を10年ぶりに全面的に改訂したもので、クリプトスポリジウムをはじめとする微生物と化学物質による水汚染の予防的措置に重点を置いたものとなった。なお日本では、すでに第3版ガイドラインの原案をもとに新水質基準が今年4月より施行されている。 |
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PPPでフォーラム/政策投資銀・経済研究所 |
日本政策投資銀行と日本経済研究所は10月18日、経団連会館で水道事業をモデルとした官民連携フォーラムを開く。近年、設備更新需要や事業運営の安定化・効率化の要請などを契機に、水道事業における官民パートナーシップ(PPP)が注目を集めている。フォーラムでは、厚生労働省、日本水道協会などが我が国の水道事業の現況と将来について講演するほか、眞柄泰基・北海道大学特任教授が総括を行う。問い合わせは日本経済研究所内フォーラム事務局(TEL03-5280-6022)まで。 |
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アジアとの交流本格化/下水協国際委 |
日本下水道協会は21日、「第68回国際委員会」を開き、新たに委員長に高橋正宏・国土技術政策総合研究所下水道研究部長を選任するとともに、今後の国際活動方針について説明した。 これからの下水協の国際活動の基本方針では、従来の欧米との技術交流に加え、アジア近隣諸国とも交流を行うことを表明している。これは賛助会員である企業の要望に応えたもので、アジアの情報収集やネットワーク化を進めるという。アジアの情報収集を進めることで、日本企業が仕事を行いやすい環境を作ることが目的だ。
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IWA世界会議閉幕/新会長にハンガリーのソムリュディ氏 |
モロッコのマラケシュ市で開かれていたIWA(国際水協会)の第4回世界会議・展示会が24日、全日程を終えて閉幕した。 23日には閉会式が行われた。その席で、マイケル=ラウス氏からラズロー=ソムリュディ氏へIWA会長職の引き継ぎも行われた。
新会長であるソムリュディ氏はハンガリーのブダペスト工科大教授で60歳。今後2年間、会長職を勤めることになる。 |
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技術士の位置づけ要望/水道顧問技師会 |
水道顧問技師会(会長=田中文次・元東京都水道局長)は14日、技術士の位置づけを水道法上に明記するよう厚生労働省水道課に要望した。都市計画法や下水道法では、設計技術者の資格要件の1つとして「主管大臣が定める部門の技術士本試験に合格した者であること」と明記されているが、水道法にはこうした記述はない。今回の要望は、水道法でも技術士について同様の措置を求めたもの。 |
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松井氏が会長会議メンバー/IWA役員会 |
IWA(国際水協会)の第4回世界会議に先立ち行われた役員会で、松井三郎京大教授は、首脳会議である会長会議のメンバーの1人として指名された。日本からの理事会理事は従来通り大垣眞一郎東京大学大学院教授、赤川正和日本水道協会専務理事の2名。
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貯水槽対策が本格化/東京都水道局 |
東京都水道局は、9月30日から都内に約22万件設置されている貯水槽水道を点検調査する「クリーンアップ!貯水槽」に着手する。平成14年に改正された水道法では、水道事業者が貯水槽水道の設置者に対して指導や助言をすることが認められており、同局では、この点検調査を含めた貯水槽水道対策に積極的に取り組み、貯水槽水道の衛生管理向上と直結給水の普及を促進したい考えだ。
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大成機工の不断水工法を紹介/土木学会全国大会の学術講演で |
土木学会の平成16年度全国大会が8~10日の3日間、豊田市の愛知工業大学を主会場に開催。期間中、全7部門の学術講演会のほか、研究討論会、特別講演会などが行われた。学術講演会では、鹿島建設の堤裕之氏が『国内最大規模の密集した地下埋設管移設切替え工事について』と題して、大成機工の不断水工法(インサートバルブ工法、ヤノ・ストッパー工法など)を用いて施工した工事概要について紹介した。
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古米教授が特別講演/東京都下水道局研究成果発表会 |
東京都下水道局は9日、同局内で実施した共同研究や調査などの成果を発表する「下水道局技術開発研究成果発表会」を東京都新宿区の都民ホールで開催した。同局職員による11件の発表のほか、古米弘明・東京大学大学院工学系研究科教授による特別講演が行われた。
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坂本専務がポスター発表/IWA |
9月20日からモロッコのマラケシュで開催されたIWA(国際水協会)にて、日本水道工業団体連合会の坂本弘道専務理事が5分間の口頭発表付きのポスター発表を22日に行った。 「21世紀における日本の水域総合管理と水道」と題する発表で、ほぼ全域に行き渡った日本の水道の高品質を今後持続していくための問題点を展開している内容だ。
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厚生労働大臣賞を発表/上水道85名、簡易水道16名 |
厚生労働省は27日、平成16年度水道関係功労者の大臣表彰受賞者を発表した。上水道関係85名(うち中央推薦4名)、簡易水道関係16名の計101名。
上水道関係については10月27日より熊本市で開かれる第72回日本水道協会総会で、簡易水道関係は12月3日に東京で開かれる第49回簡易水道整備促進大会で表彰が行われる。
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