国交省、浸水対策マニュアル検討 |
国土交通省下水道部は下水道都市浸水対策技術検討委員会を設置し、9月29日に初会合を開いた。下水道による浸水対策についてはさきごろ、地区と期間を限定した集中的な整備への転換や、ソフト対策、自助を促進するべきとした新たな考えがまとめられた。委員会ではこの考えを踏まえて、計画規模を大きく上回る集中豪雨を対象とした、下水道による都市浸水対策のあり方について検討していく。最終的には、総合的な浸水対策計画策定の具体的手法についてのマニュアルを作る予定だ。 |
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17年度厚労大臣賞/上水道74名・簡易水道17名 |
厚生労働省は27日、平成17年度水道関係功労者の大臣表彰受賞者を発表した。上水関係74名、簡水関係17名、団体5名の計96名。 上水道関係は10月26日から札幌市で開かれる第74回日本水道協会総会で、簡易水道関係は12月1日に東京で開かれる簡易水道整備促進大会で表彰が行われる。 【主な受賞者】▽佐々木秀康(衣川村長・全国簡易水道協議会会長)▽飯嶋宣雄(元東京都水道局長)▽白濱英一(元神奈川県内広域水道企業団副企業長)▽坂巻幸夫(前日本水道協会総務部長)▽土橋芳邦(元日本水道工業団体連合会会長・クボタ相談役)▽中倉義昭(元日本水道工業団体連合会副会長・水道機工相談役)▽坂元良章(元日本水道工業団体連合会副会長・栗本鐵工所特別顧問)▽斉藤光男(元日本水道工業団体連合会副会長・前澤工業会長)(2面に全表彰者) |
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新JIS認証機関へ/日水協・認証審査委 |
日本水道協会品質認証センターは20日、埼玉県川口市の日本水道協会川口試験所で第17回認証審査委員会(第5期)を開催した。同委員会では、新JIS制度における品質認証センターの対応とその経過や、品質認証システムの再構築について報告された。 今回は第5期初めての委員会であることから、正・副委員長の互選が行われ、委員長に東北大学大学院工学研究科の大村達夫教授、副委員長には札幌市水道局給水部の中村郁夫給水課長が選任された。 |
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入賞作品67点を決定/第47回水の写真コンテスト(本紙主催) |
本紙主催の『第47回水の写真コンテスト』の審査会が9月28日、日本水道会館の会議室で行われた。最優秀賞(厚生労働大臣賞)に石角尚義さんの作品「水泳マラソン」が選ばれるなど、67点の入賞作品が決定した。 今年の応募総数は2788点で、予備審査を通過した566点が審査の対象となった。入賞者は以下の通り。(敬称略) ▽最優秀賞(厚生労働大臣賞)石角尚義(香川県三野町)「水泳マラソン」 ▽優秀賞(日本水道協会会長賞)大西利宗(東京都練馬区)「公園のうず巻プール」 ▽優秀賞(全国簡易水道協議会会長賞)髙橋正(埼玉県江南町)「流霧の棚田」 ▽特別賞(日本水道工業団体連合会会長賞)本橋省吾(東京都小金井市)「楽しく打ち水」 ▽特別賞(水道技術研究センター会長賞)高尾久男(東京都東村山市)「雨のドラム缶橋」 ▽特別賞(給水工事技術振興財団理事長賞)鈴木康之(愛知県豊川市)「いたずらっ子」 ▽特別賞(水道産業新聞社社長賞)早津久男(千葉県柏市)「宿場寸景」 |
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ライフラインの耐震化を/中央防災会議 |
中央防災会議(会長=小泉純一郎首相)は27日、首都直下地震対策大綱案を発表した。 この中で、ライフライン・インフラ確保対策として、重要施設への供給ラインの重点的な耐震化や施設の分散・多重化が挙げられている。また、公衆衛生の保全等の観点から下水道の耐震化も進めるべきとされている。 被災後3日間を念頭に置いた機能目標も打ち出しているが、上下水道関係では、上水道について「各種機器の冷却水等の役割を担う。このため、速やかに首都中枢機関の重要な機器(非常用電源装置、電算機等)の稼働に必要な冷却水が利用できるようにする」と記述するにとどまった。 |
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未来担う子供たちを蛇口へ/横浜市水道局 |
『子供たちが水道水を飲む文化を育む事業』を推進する横浜市水道局は9月29日、瀬谷区の瀬谷小学校で直結給水化が完成したことを記念して完成イベントを同小学校で開催した。直結給水化後の水道水は児童からの評判も良好で、水道水を飲む文化の育成に向けて大きく前進した。 小・中学校の屋内水飲み場の蛇口を直結給水化することで、未来を担う子供たちに安全でおいしい水を供給し、蛇口から直接水道水を飲む文化を育むことを目的に水道局と市教育委員会が共同で実施している同事業は、今年度、同局の負担で瀬谷小、東市ヶ尾小学校(青葉区)、本郷中学校(栄区)での直結給水化を完成させている。さらに、教育委員会でも5校で直結給水化を行っている。 |
瀬谷小学校での
直結化完成イベント |
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韓国の技術者を研修/日水協 |
日本水道協会大阪支所は韓国上下水道協会の水道技術者20人を受け入れ、8月29日から9月8日まで『給配水管網管理』をテーマとした研修会を実施した。 2週間にわたり、大阪市水道局や京都市上下水道局、阪神水道企業団などを訪問し、各水道施設を視察。配水管理システムや高度浄水処理、給水装置の維持管理など日本の水道技術について熱心に研修を受け、さらに、日本ヴィクトリック、三菱電機など水道資機材工場の見学も行った。 |
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老朽施設更新が課題/千葉県検討委 |
千葉県が設置している「県内水道経営検討委員会」(委員長=坂本弘道・水団連専務理事)の第2回会合が9月26日、千葉県庁で開かれた。県営水道・北千葉・印旛・香取・東総・九十九里・君津・南房総の各地域の市町村、事業体関係者約50人に加え、県職員や一般からも多数の傍聴者が訪れた。同委員会は今年度中にあと3度開かれる。 同委員会は原則公開となっており議事に関しては今後、ホームページで掲載される予定。 |
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震災対策支援など11件/東京都水道局が技術開発報告会 |
東京都水道局は9月13日、「平成17年度技術開発報告会」を同局の研修・開発センターで開催し、全局的に取り組んできた11件の技術開発案件について、その成果を発表した。同センターで技術開発報告会が開かれるのは初めて。また、伊藤雅喜・国立保健医療科学院水道工学部水道計画室長が基調講演を行い、参加者は熱心に耳を傾けていた。 |
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伸縮バタ弁を開発/森田鉄工所 |
配管のたわみやねじれに対応し、あきらめていた狭小スペースでの更新工事を可能に―。森田鉄工所(森田昌明・代表取締役社長)はこのほど、配管のたわみやねじれ等の諸原因にオールマイティーに対応できる新型バルブ『モリタの伸縮バタ』を開発した。継手部は伸縮継手として数多く採用されているドレッサータイプを応用し、弁本体には止水性・耐久性が共に優れているモリタのMB型バタフライ弁を採用している。配管の『たわみ』や『ねじれ』に対応し、施工性を大幅に向上させる同製品へのユーザーの関心は高い。今月26日から札幌市で開催される日本水道協会全国総会併催展示会には口径500ミリの実機を展示する。 |
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管理技士で試験対策/水道O&M研究会 |
水道O&M研究会は20日、東京・千代田区の日本水道会館で水道浄水施設管理技士試験講習会(協賛=日本水道協会・水道技術研究センター・給水工事技術振興財団・全国簡易水道協議会)を開き、来年1月に実施される試験の傾向と対策などを説明した。 |
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全国で技術講習会/日推協 |
日本下水道管渠推進技術協会は推進工法の今日的技術課題への適切な対応のために平成17年度技術講習会(後援=全国上下水道コンサルタント協会)を各支部で開催する。 内容は下水道事業における推進工法の現状と課題、取付管推進工法における設計・施工上の要点、小型立坑の設計・施工上のトラブルとその対応、超大口径管推進工法の開発。 詳細は同協会本部TEL(03-3586-8050)まで。 |
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第12回管工機材展開く |
大阪管工機材商業協同組合は、15日から3日間、大阪市住之江区のインテックス大阪2号館で『第12回管工機材・設備総合展2005』を開催した。出展数は前回を上回る152社、入場者は約1万3千人となった。 |
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第1回定例総会を開く/マイクロサンプリング調査会 |
効率的で安全なライフライン構築を可能にするため、地中情報入手の具体的な方法等を提案する特定非営利活動法人マイクロサンプリング調査会(石橋信利理事長=八千代エンジニアリング技術顧問)は9日、第1回定例総会を開催した。 |
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東証第1部に上場/巴工業 |
巴工業(福間英昭社長)は10月3日付けで、東京証券取引所の第1部上場企業となった。昨年10月に第2部上場から1年での第1部上場であり、同社では、これを機にさらなる事業強化を図る方針だ。 |
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維持管理展を開催/管路協東北支部 |
日本下水道管路管理業協会東北支部は10月6、7日の2日間、宮城県塩竈市の貨物ヤード跡地で「下水道管路施設維持管理展2005」を開催する。 |
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配管講習会開く/給排水設備研究会 |
給排水設備研究会は千葉県柏市の須賀工業柏研究所で9月9日、16日、22日の3回に分けて第4回配管技能講習会を開いた。 同講習会では一般によく使われている配管材の特徴や正しい接合法などを実際に接合作業を行いながら理解してもらうのが目的。 参加者は配管用炭素鋼管、ステンレス鋼管、銅管、架橋ポリエチレン管、ポリブテン管などの接合を実際に行いながら理解を深めていた。 |
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