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 創刊50周年を迎えて/信頼される専門紙へ
 水道産業新聞は本日、創刊50周年を迎えました。1955(昭和30年)年11月3日の創刊以来、今日まで発行し続けることができましたのは、ひとえに読者並びにスポンサーの皆さま、そして官界・業界・学界はじめ多くの機関・団体の皆さま、新聞制作のためにさまざまなお力添えをいただいている関係者の皆さまのご支援の賜物と、心より感謝申し上げる次第です。
 創刊50周年という節目の年にあたり、私どもは「信頼される専門紙」をスローガンに、より多くの情報を可能な限り速くそして正確に伝え、「読者に役立つ媒体作り」の姿勢をさらに強め深化させていく決意を固めております。
 時代は激しく変化し、価値観もますます多様化していく中で、現場の感覚、読者の心とかけ離れた内容では、時代をリードすることはできません。私どもは創刊以来、ひたすら上下水道界の発展に向けて努力を続けてまいりました。このことこそが、これからも最も大切な責務であり、オピニオンリーダーとしての役割を果たすことに通じると肝に銘じ、紙面の一層の充実・向上を目指してまいります。
 内外にわたり時代を画する重要課題が山積する中で、地球環境、水環境の未来を視野に、上下水道事業の方向を示し、合意を形成していくオピニオンリーダーとしての本紙の使命は、ますます重大であると自覚しております。社員一同、その責任ある役割を励みとし、心を新たにして「読みやすく、分かりやすく、役に立つ」新聞の制作に努めていく決意です。今後ともより一層のご支援とご愛読を心よりお願い申し上げます。
平成17年11月3日
株式会社水道産業新聞社
社長 赤木嶺夫

第4191号   11月  3日発行




「日本企業の進出を」/日中水フォーラム札幌2005開く
 『日中水フォーラム2005札幌』が10月28(金)、29日(土)の2日間、札幌コンベンションセンターで開催された。フォーラムには、中国側150名を含む500名が参加。両国の水問題の解決に向けて分科会やパネルディスカッションを通じて意見を交換した。全体総括で講演した眞柄泰基・北大教授は、「中国での水の重要度は治水、発電、潅がい、下水、上水の順番となっている。国民にとってどのような順番がいいのか」と問題を提起した。分科会では、水処理、節水、施設管理、管路の近代化等をめぐり一層の技術交流と日本企業の進出を要請する声が相次いだ。参加者は日水協総会に併設された水道展も見学した。第3回フォーラムは来年、中国で開かれる。
ガイドライン作成に着手/厚労省日水協
 厚生労働省が日本水道協会に委託して設置した水安全計画策定ガイドライン作成調査委員会の初会合が10月17日、東京・市ヶ谷の日本水道会館で開かれた。
 世界保健機関(WHO)は、水道水が水源から蛇口まで届けられるまでの各過程におけるリスク要因を把握・評価して重点的に管理する「水安全計画」の策定を提唱している。食品分野における危害分析・重要管理点(HACCP)と同様の手法で、日本の水道でも、この考え方を導入することで、統合的な水質管理と水質異常・事故への迅速な対応が可能になるとして注目されている。
鳥取市で36都市が議論/下水道研究会議
 一般都市の下水道担当部局長で構成される『下水道研究会議』の平成17年度定時総会が10月26日、27日に鳥取市で36都市が参加して開催された。会議では2分科会に分かれ、包括的民間委託や合流式下水道の改善などについて議論及び情報交換が行われた。分科会の終了後、総会が開催され谷戸善彦・国土交通省下水道部長らが講演を行った。
膜センター仕様認定業務を開始/水道技術センター
 水道技術研究センターは、11月1日より「水道用膜モジュール・センター仕様(その1)」の認定事業を開始した。同仕様は今年7月に策定され、膜標準化の契機になるものとして期待されている。
クリプト試験法実習参加者募集/保健医療科学院
 国立保健医療科学院では、今年度も「水道クリプトスポリジウム試験法実習」の参加者を募集している。研修期間は来年2月13日から24日までで、願書受付期間は11月7日から12月9日までとなっている。問い合わせは科学院教務課(TEL048-458-6189)まで。
ゲリラ的豪雨への対応と教訓/東京都下水道局
 近年、首都圏ではゲリラ的な豪雨による浸水被害が発生する事例が見られるようになったが、今年も夏から秋にかけてこの種の豪雨に数度見舞われている。特に、9月4日の晩から翌日未明にかけての集中豪雨では、杉並区で112ミリの雨量を記録するなど、東京23区のうち15区で浸水被害が発生、床上・床下浸水家屋は合計で5600戸余りにまで達した。本紙では、このゲリラ的降雨への対応と教訓について、東京都下水道局の小川健一・施設管理部長にお話をうかがった。
水質検査車を増車/横浜市水道局
 横浜市水道局は、水質診断書の発行や貯水槽水道の検査など、市民からの水質検査の依頼に対して迅速に対応できるように水質検査車を1台増車し、2台体制にした。新しい水質検査車は、水道水の安全性や良質性をPRしたり、市民から親しみを持ってもらえるように車体にラッピングを行っている。
 新しい検査車は、ワンボックス型の2400cc。現有車(マイクロバス)の約半分の大きさなので、狭い路地にも入れるようになり、依頼者宅に直接行くことができるようになった。
年内に改良計画策定/横浜市が調査委設置
 横浜市水道局はさきごろ、金沢区内で8月21日に発生した鋼製配水管漏水事故の原因究明と必要な対策を検討するために設置した「金沢区西柴配水管漏水事故原因調査委員会」の第1回会合を、同局職員厚生施設である「あづま荘」で開催し、事故原因の究明方法などについて討議した。委員会は全3回を予定しており、同局では、年内に事故報告書を取りまとめ、配水管改良計画を策定する方針だ。
「浸水対策」で研修会/21世紀水倶楽部
 浸水対策が社会問題になっている中で、21世紀水倶楽部は10月25日、東京・千代田区の砂防会館で「都市域における集中豪雨防災システムの新たな展開―市民に期待される防災体制・情報伝達」(2005秋季研修会)を開催した。
 講演は「都市の浸水対策の現状と新たな展開」について加藤裕之・国土交通省下水道部下水道事業課企画専門官、「集中豪雨のメカニズムと予測」について登内道彦・NPO気象キャスターネットワーク理事、「都市地域の雨水流出」について古米弘明・東京大学工学部都市環境工学講座教授。
顧客満足向上へ研修会/酒田市水道局
 酒田市水道局は10月19日、職員研修の一環として、顧客満足度の向上を目指した研修会を開催し、職員など約60名が参加した。
 当日は、名古屋市上下水道局お客さまサービス課の筧秀樹氏が講師となり、平成16年度に策定した「名古屋市上下水道構想」に基づいた顧客満足度向上策について講義を行った。
3月にISO9001取得へ/福知山市ガス水道部
 福知山市ガス水道部は9日、平成18年3月をめどに、品質マネジメントシステムの国際規格「ISO9001」(2000年度版)の認証取得を目指すことを明らかにした。同市では6月に部職員10名でプロジェクトチームを発足しており、11月に市民アンケート調査、12月からマニュアル化したシステムの運用開始を予定している。認証取得の目標は平成18年3月で、事業費は約400万円となっている。
税金滞納会社への給水拒否不当/兵庫県吉川町に処分取消を命令
 兵庫県吉川町上下水道課が、固定資産税などを滞納していた不動産会社からの新規給水と排水設備設置の申請を不承認とした問題で、神戸地方裁判所は10月19日、「滞納があるから将来、水道料金を支払わないと言えず、設置を拒否すべきではない」として、同町に処分取り消しを命じた。
各地で環境フォーラム/下水協/関西地方支部など/中国四国地方支部など
関西地方支部など
平成17年度下水道環境フォーラム(日本下水道協会関西地方支部など主催)が10月4日、市民ら約310名が参加するなか、八尾市文化会館で開催された。「下水道で安全・安心のまちに~水・人いきいき 自然にやさしい 河内音頭のふるさと八尾~」をテーマに、人形劇とパネルディスカッションが行われた。

中国四国地方支部など
下水道フォーラムin松江~地域の安全安心・次世代に引き継ぐ水環境~(日本下水道協会中国四国地方支部など主催)が10月14日、くにびきメッセで開催された。市民ら400名が出席するなか、キャスター・エッセイストの福島敦子さんの特別講演、パネルディスカッションが行われた。
氾濫解析ソフトを開発/日本水工設計
 日本水工設計はこのほど、XPSoftwareと提携して氾濫・浸水解析ソフト『XP―FLOOD:2D』を開発した。
 『XP―FLOOD:2D』は、日本水工設計独自の氾濫解析ソフトとXPSoftwareが開発した流出解析モデル『XP―SWMM』と連動して動くもので、1次元不定流解析と2次元不定流解析を組み合わせたソフトウエア。
 同ソフトは、XP―SWMMで位置、管路・水路データ、降雨情報などを設定して水文・水理解析を行い、GIS(地理情報システム)またはDTM(数値地形モデル)の地形情報を読み込むことで地表面氾濫解析を行い、時系列でのシミュレーション浸水状況の表示を可能にした。
新社長に住川雅晴氏/日立プラントテクノロジー
 日立グループは10月31日、同グループの社会・産業インフラ事業を統合して2006年4月1日に設立する新会社の代表執行役執行役社長を日立製作所の住川雅晴・代表執行役執行役副社長に決定したことを明らかにした。
クリプト除去に威力/アルテックアルト
 アルテックアルトはクリプトスポリジウムやジアルジアなどの原虫除去に威力を発揮する自動洗浄ろ過装置「フィルトマットスレッド方式」の普及を目指しているが、札幌水道展でも多くの来場者が訪れ、注目を浴びていた。
 スレッド方式は、カセットと呼ばれるポリエステルの糸を幾重にも巻いた目幅3μmのフィルターによりろ過する方法であり、従来の使い捨ての糸巻きフィルターを洗浄によって長期間使用できるようにした画期的なろ過方式である。
下水道展出展者を募集/下水協
 日本下水道協会は大阪市のインテックス大阪で開催される「下水道展2006大阪」の出展団体・企業を募集している。会期は平成18年7月25日~28日の4日間。
 出展料は1小間37万円。展示方法は並列小間又はブロック小間とし、ブロック小間は4小間以上とする。募集小間数は1280小間を予定している。
 申し込み期限は11月10日。
 問い合わせはTEL03-5200-0812まで。
管理技術認定合格者で要望/処理施設管理業協会
 日本下水道処理施設管理業協会は18日、国土交通省下水道部に対して、下水道管理技術認定合格者の対応について要望を行った。同協会では「性能発注に基づく包括的民間委託を円滑に推進するため、認定試験の合格者を施行令第15条の3の該当者として頂きたい」と要望した。
業界団体総会/管診協/レジン協
管診協
管路診断コンサルタント協会(澤村三津久会長)は10月28日、東京・港区の虎ノ門パストラルで平成18年度第9回総会を開き、平成17年度事業報告及び、平成18年度事業計画について審議、承認した。

レジン協
日本レジン製品協会(会長=山田惠男・サンレック相談役)の平成17年度臨時総会が10月17日、関係者ら約30名が参加するなか、倉敷市の倉敷ステーションホテルで開催された。
五箇博之氏が会長就任/日本防食協議会
 日本防食協議会(川鍋順一会長)は10月27日、東京都千代田区のルビーホールで第3回通常総会を開き、平成16年度事業報告及び、平成17年度事業計画について審議、承認した。また、役員改選が行われ、新会長には日本ジッコウ専務取締役の五箇博之氏が選任された。