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第4238号    5月 25日発行




関西版“水安全計画”テーマに/関西水道事業研究会
 関西水道事業研究会は19日、平成18年度第1回の会合を大阪市中央区のプリムローズ大阪で開催した。同研究会は平成14年から休止状態にあったが、住友恒前座長を顧問に迎え、新たに京都大学大学院の伊藤禎彦教授を座長としての再開となった。今回は来賓に厚生労働省の山村尊房・水道課長も出席し、「時代の変化に応じた関西からの情報発信を」と期待を込めてエールを贈った。研究テーマは『関西版「水安全計画」モデルプラン』と決め、水道事業が抱える諸課題解決に向け、関西発信の取り組みに再び着手する。
再構築補助など5題審議/全国水道企業団協議会の第50回総会
 全国水道企業団協議会の第50回総会が18日、阪神水道企業団(関西地区協議会)の担当で、新神戸オリエンタルホテルで開催された。全国の関係者ら約200名が出席するなか、公募した会章の披露、役員2名の改選、会員提出問題5題の審議などが行われた。
 表彰式後、厚生労働省の山村課長が「水道広域化の今後の課題と水道企業団に期待される役割」について講演。新たな広域化の促進支援策とともに、企業団協議会に対し、知識・経験を踏まえた指導的役割、将来ビジョンの目標設定などへの期待を寄せた。
河川文化の発展に貢献/河川協会総会
 日本河川協会は平成18年度通常総会を22日、東京都千代田区の砂防会館別館で開催し、河川功労者表彰などを行った。表彰は歴史、文化活動などで河川文化の発展に寄与した者や、水防活動で功績があった者などを対象としており、平成18年度表彰者は53名、32団体の計85件となっている。水防活動では中貝豊岡市長が表彰状を受け取った。
東部スラッジセンター着々と/札幌市建設局
 札幌市建設局が平成15年度から建設を進めている「東部スラッジセンター」は、土木建築工事が17年度末までに完成し、現在は第1期分の機械設備工事が本格化している。稼働は19年10月を予定している。同局が進める下水汚泥処理の集中化を担うこの施設が完成することで、東部系(豊平川右岸地区)の汚泥の処理処分が効率的・経済的に行えるようになり、焼却灰の一層の有効利用などが実現する。
配水管で“耐震管”全面採用/福山市水道局
 福山市水道局は今年度から、全ての配水管を対象に耐震性強化に乗り出している。羽田皓市長のキーワードの1つ「安心・安全」の実現に向け、ライフラインの強化を図るもの。第5次配水管整備事業(平成14~18年度)に基づき、基本的にφ50~150は水道配水用ポリエチレン管(PEP管)、φ200~500はNS形ダクタイル鋳鉄管、φ600以上は鋼管とする。今年度は布設延長約40キロのうち、PEP管を約35キロ布設する。
ISO17025を取得/水資源機構
 水資源機構総合技術推進室浦和技術センターは、無機材料検査・試験分野で独立行政法人としては初めて、試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項を定めた国際規格「ISO/IEC17025」の認定を取得し、3月30日に審査登録機関である(財)日本適合性認定協会(東京都品川区)で認定登録証授与式が行われた。
 認定項目は▽コンクリートのスランプ試験▽コンクリートの圧縮強度試験▽フレッシュコンクリートの空気量の圧力による試験▽骨材のふるい分け試験▽骨材の微粒分量試験▽細骨材の密度及び吸水率試験▽粗骨材の密度及び吸水率試験―の7項目。
 認定登録証授与式には、福田昌史・同機構理事、井須雄一郎・同協会専務理事らが出席。井須専務理事から福田理事に認定登録証が授与された。福田理事は「浦和技術センターは国際規格の認定機関となった。今後はその名に恥じぬよう業務取り組んでいきたい」と抱負を述べた。
耐震化への補助を要望/簡水協関東・甲信越ブロック
 全国簡易水道協議会は11日、栃木県日光市のホテルニュー岡部で関東甲信越ブロック簡易水道大会を開いた。同大会では、会員提出議案を審議したほか、向井隆裕・厚生労働省水道課水道計画指導室長や木暮昭彦・水道技術研究センター浄水技術部主任研究員による講演も行われた。
国庫補助制度の充実を/簡水協東海・北陸ブロック
 全国簡易水道協議会の東海・北陸ブロック会議が9日、富山県中新川郡で開催され6題の各県提出議題などを検討した。
審議の結果、全てを採択し全国大会に上程することを決めた。なお次期開催は三重県が担当する。
 また、山崎寿之・厚労省水道課給水装置係長が『最近の水道行政の動向と課題』をテーマに特別講演を行った。
水道水の安全性を確認/津軽広域水道(企)
 浅瀬石川ダムから取水した水質が一時的に悪化した問題について、津軽広域水道企業団は17日4時30分、水質検査結果や16日午前2時以降の濁度が0.1以下だったことを踏まえて厚生労働省と協議し、水道水の安全宣言を出した。
 水質検査の結果、15日の水質悪化時に採水した原水および浄水からクリプトスポリジウムは検出されなかった。また水質についても
16日午前2時以降、クリプトスポリジウム対策暫定指針の濁度0.1をクリアしている。
“進むべき方向”で活発討議/東京都水道局長期構想委
 東京都水道局の新たな水道施設整備の長期構想について検討する「首都東京にふさわしい将来の水道システムを考える会」(座長=眞柄泰基・北海道大学創成科学共同研究機構特任教授)の第3回会合が22日、都庁第二本庁舎で開かれ、前回に引き続き、事務局から示された東京水道の抱える課題と進むべき方向について各委員が意見を述べた。同会は、最終回となる次回会合で報告書の内容について検討する。
総会フラッシュ
LB工法協会
 LB工法協会は12日、大阪市北区の新阪急ホテルに会員ら約50人を集め、第9回総会を開催した。17年度活動報告では、同工法の普及が進み会員各社の施工実績が伸びている状況を報告し、18年度は道路維持分野への本格参入に向けた取組みを強化することなどを確認した。

全国ヒューム管協会
 全国ヒューム管協会は17日、東京・港区の虎ノ門パストラルで平成18年度定期総会を開いた。平成17年度事業・決算報告と18年度事業計画・予算案を了承するとともに、役員改選を行い、会長に中川喜久治・中川ヒューム管工業代表取締役社長、専務理事に安藤茂・元建設省下水道部公共下水道課長(前西原環境テクノロジー相談役)を選出した。

水コン協中部支部
 全国上下水道コンサルタント協会中部支部は24日名古屋市で第22回通常総会を開催し17年度事業計画・決算報告を了承すると共に18年度事業計画・予算を決定、役員改選では新支部長に中日本建設コンサルタント社長の越智俊彦氏を選出した。

関東配管工事業協同組合
 関東配管工事業協同組合は19日、東京都港区のメルパルク東京で平成18年度通常総会を開き、17年度決算関係書類や18年度事業計画、収支予算などを承認した。

膜分離技術振興協会
 膜分離技術振興協会は19日、東京・港区の健保会館で第24回定時総会を開いた。平成17年度活動状況報告・会計報告と18年度活動計画案・予算案を承認し、役員人事では、菊岡稔・日東電工メンブレン事業部長が新しく会長に就任した。

日本下水道管渠推進技術協会
 日本下水道管渠推進技術協会は19日、東京のキャピトル東急ホテルで第19回通常総会を開き、全国事業体に対して推進工事技師の活用を強く訴えていく新年度事業等を決定した。

強化プラスチック複合管協会
 強化プラスチック複合管協会(田頭秀雄会長)は19日、箱根湯の花温泉ホテルで第34回定時総会を開き18年度事業計画などを審議、了承した。また、役員改選に伴い、丸下芳和・積水化学工業取締役が新会長に就任した。

全国ボックスカルバート協会
 全国ボックスカルバート協会は19日、東京・虎ノ門の虎ノ門パストラルにおいて第21回通常総会を開催した。役員改選では、伊藤恒允会長(鶴見コンクリート会長)はじめ全役員を再選した。