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第4241号    6月  5日発行




中期の目標を示す/下水道政策研
 下水道ビジョン2100に掲げられた〝循環のみち〟実現のために、概ね10年間に行う下水道政策について検討する「下水道政策研究委員会計画小委員会」(委員長=花木啓祐・東大大学院教授)の4度目の会合が先月31日、下水協会議室で行われた。これまでの議論を踏まえ、事務局は取りまとめ案を披露。浸水の防除や地震対策、公共用水域の保全などについて、現状の課題を踏まえ優先順位を明確にしながら、実施すべき具体的な施策が示された。
下関市で中央行事/~第48回水道週間~
 第48回水道週間は「安全と おいしさごくり 水道水」をテーマに1日から始まり、第28回水道週間中央行事「水道フェスタ@しものせき」が4日、下関市で開催された。
 式典では江島潔・下関市長が「給水開始100周年を迎え、世界に誇れる水道へ」、西川京子・厚生労働大臣政務官が「『水道ビジョン』の着実な推進を」と挨拶。
 水道トークショーでは▽藤田賢二・東京大学名誉教授▽稲場紀久雄・大阪経済大学教授▽松藤智晴・下関市水道事業管理者らが出席し、安全性や料金などで議論した。
 また、サイエンスショー、水道週間コンテスト入賞作品展やバルトン展なども行われた。次回開催地は長崎県佐世保市。

関係者ら1000名が出席
19年度予算で要望/日水協理事会
 日本水道協会は2日、東京・市ヶ谷の日本水道会館で理事会を開いた。理事会では平成19年度水道関係予算確保の運動方針について審議、関係者が一丸となって実効ある強力な要望活動を展開していくことで一致した。理事会終了後は厚労省、総務省に対して要望活動を展開した。
実務講習会に329人参加/簡水協
 全国簡易水道協議会は25日、「水道事業実務講習会」を東京・千代田区のイイノホールで開催した。毎年行われているこの講習会は、水道の計画や設計、経営管理などの留意事項を主務省担当官が解説するもの。県・市町村、賛助会員関係者329人が会場に詰めかけた。
O&M総合マネジメント参加者を募集/JS民間研修
 日本下水道事業団(JS)は民間研修として、「O&M総合マネジメント」を行う。下水処理場等の維持管理業務は今後、包括的民間委託を実施する地方公共団体の増加が見込まれる中で、民間業者の技術水準の向上が求められている。このためJSは、民間会社の技術能力と経営マネジメント能力の向上を目的に、18年度から研修を行う。なお、研修受講対象者は下水道処理施設管理技士や実務経験年数等の書類審査がある。
小学校で〝水道キャラバン〟/東京都水道局
 東京都水道局は今年度から蛇口回帰に向けた施策の一環として、次世代を担う子供たちに水道事業に対する正しい知識を持ってもらうために「水道キャラバン」を実施している。
 水道キャラバンは同局が以前から行っている水道教室を発展・拡充したもので、給水区域の小学校4年生を対象に同局職員と委託会社職員(プロの役者など)が小学校を訪問し、水道事業の仕組みや水と健康の関係など水道水の役割について〝寸劇や紙芝居〟を用いてわかりやすく説明する。
 キャッチフレーズは「元気な体のサポーターいつもおいしい東京水」。期間は5月31日から7月20日までで、区部及び多摩地区の小学校を約100校を回る。