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第4314号    4月 19日発行




統一的評価を確立/下水道管路の更生工法
 国土交通省下水道部は、管路施設の更生工法工事における設計・施工管理の手引き案をまとめた。自立管(既設管の強度を期待しない構造)と複合管(既設管と更生材が一体となる構造)ごとに、統一的な評価項目と試験方法を決めたのがポイント。自立管では設計強度や耐久性を評価するという。施工管理の手引き案がまとめられたのは初めて。また今後は施工前、施工管理時、供用開始後にモニタリング調査が行われ、各工法ごとにデータが蓄積されることになっている。
不断水ドーム改修工法/水道センター
 水道技術研究センターは11日、茨城県の守谷市と共同で「中小規模水道によるPC製配水タンク更新手法に関する研究委員会」の実証実験を行った。
 同委が研究を行っているのは、劣化したPCタンクのドームを稼動させながら架け替える不断水ドーム改修工法(ウォーターラッピング工法)。ドームを解体する際に遮断シートを用いて外部と遮断することで、埃や雨水などが配水タンク内へ侵入するのを防ぐ。
 実証実験は、守谷市浄水場の更新のため休止している第一配水池(直径20メートル、高さ12メートル容量3千立方メートル)で実施。コンクリートなどの落下実験、降雨時の排水状況やシートの防水性能の確認、風対策実験、水質試験を行い、工法の性能確認を行った。
 なお同委では、実際に配水タンクを運用しながら同工法の施工性等を確認するため、フィールド実証実験に協力してくれる事業体を募集している。
 問い合わせは水道技術研究センター管路技術部(TEL03-3597-0213)まで。
シンポ再現!資料集まとまる/浄水技術研究会
 浄水技術研究会(森田豊治会長)が先月1日に日本水道会館で開催した講演会「紫外線か、膜ろ過か」の“講演記録”がまとまり、販売される。講演会への参加希望者が定員を大きく上回り、また講演会後の問い合わせも多かったことから特別に資料としてまとめた。
 販売価格は2,000円(送料込み)。購入申し込み・問い合わせは浄水技術研究会事務局(電話03-5733-7300 FAX03-3434-8053 Eメールjosui.kenkyu@oregano.ocn.ne.jp)まで。
技術サロン&水道サロン
 水道技術研究センターの第79回水道技術懇話会「水道サロン」は10日、講師に東洋大学の石井晴夫教授(経営学)を招き開催された。講演テーマは「最近の水道料金の見直しについて」。会場は通路を座席が塞ぐほどの満員だった。

 下水道新技術推進機構の技術サロンが12日開かれた。記念すべき第250回目の講師は国土交通省の江藤隆・下水道部長。
 江藤部長は現在国が行っている委員会の目的や審議内容を説明。「今後10年間で未普及を解消し、環境・安全面にシフトしていきたい」との方針を語った。
岐阜県内初の認定取得/水道GLP
 (財)岐阜県公衆衛生検査センターが平成19年3月20日付で日本水道協会の水道GLP認定を取得した。岐阜県内の検査機関が取得したのは、事業体を含め初。厚生労働省水道課がさきごろ、20条機関の格付けを公表する方針を明かすなど検査機関への関心が高まっており、今回の取得は同センターの信頼性を高めるものとなりそうだ。
底質ダイオキシン対策技術まとまる/国交省河川環境課
 国土交通省河川環境課では、河川や湖沼での底質のダイオキシン類対策技術を実用化するため16年度から委員会(委員長=楠田哲也・北九州市立大教授)で検討してきた。
 3年間の検討の成果として▽分解無害化処理▽原位置固化処理▽覆砂処理―の各技術の効果や処理に伴う周辺環境への影響の有無などを評価した「底質のダイオキシン類対策技術資料集」をまとめた。
 国交省では地方公共団体に資料集を配布し、汚染された底質対策を促進していきたいとしている。平成11年から実施している調査では、22河川で底質のダイオキシン類の環境基準を超える汚染が確認されている。
亀山市で震度5強、濁水発生/三重県中部地震
 15日12時19分ごろ三重県中部で発生した地震は亀山市で震度5強を観測した。日水協三重県支部がまとめた水道施設の被害は、亀山市で5カ所の水源系統で濁水発生。津市で配水管破損2カ所、水管橋のフランジ部分の破損2カ所と濁水。鈴鹿市では濁水が発生したが17日午後2時頃に収束した。
 なお、下水道施設の被害は17日時点で報告されていない。
かび臭物物質が浄水場内で生成/広島県公営企業部
 広島県公営企業部はこのほど、「かび臭物質が浄水場の中で生成している」とする水道水質調査結果を明らかにした。ジェオスミンや2―メチルイソボルネオール(2―MIB)などのかび臭物質は、富栄養化した湖沼などで藻類が生成するが、取水段階での除去が一般的だ。調査結果によると、かび臭物質は沈殿池内の沈殿物での生成を確認。清掃などで対応できるが、水質監視のさらなる強化が求められそうだ。詳細は第58回全国水道研究発表会(釧路市)で報告される。
印旛取水場でプラント実験/共同事業者に前澤とモノベエンジニアリング
 千葉県水道局は3月28日、「印旛沼原水の凝集改善に関する共同研究」の共同研究企業を前澤工業(株)と(株)モノベエンジニアリングに決定した。
 研究内容は前澤工業が「イオン交換樹脂を用いた凝集改善」で、モノベエンジニアリングが「特殊フィルターを用いた濁度除去による凝集改善」。審査を行ったのは、学識経験者(茂庭竹生・東海大教授、長岡裕・武蔵工業大教授)と同局職員で構成する「印旛沼原水の凝集改善に関する産学官共同研究検討会」。研究期間は平成19年度から2年間。
シールコート除去対策提案/さいたま市・栗本鐵工所
 さいたま市水道局と栗本鐵工所は3月28日、同局会議室で「濁質対策技術に関する調査研究(CUPIDSプロジェクト)」の最終委員会を行い、報告書案が大筋で了承された。
 同研究は、管路内の濁質の中でも経年劣化等により剥離したダクタイル鋳鉄管内面に塗布されたシールコート(SC)に着目。「現況調査」「滞留位置の調査・解析」「効率的洗管方法、濁質捕捉装置の開発」などの実験・調査を実施し、その結果を分析することで管路の維持管理の在り方を模索した。
雨水対策事業に重点/仙台市下水道事業19年度予算
 仙台市下水道事業の今年度当初予算は、資本的支出に298億7,337万9,000円(前年度比15億4,993万8,000円増)、うち建設改良費に136億3,604万5,000円(同18億8,498万2,000円)を計上。特に雨水対策に重点を置き、排水能力の向上や流出抑制を推進し、事業効果の早期発現を目指す。
簡水整備事業が竣工/長門市
 長門市三隅下地区簡易水道整備事業(取水量1,640立方メートル/日)がこのほど竣工した。湯免ダム建設事業と連動し、塩水混入、鉄・マンガンによる黒錆と慢性的な水不足対策として、浄水処理施設(急速ろ過+膜ろ過、(株)西原ウォーターテック)、配水池(森松工業(株))などを建設。対象は約1,300世帯で、平成16年度から3ヶ年で約10億2,600万円を投じた。
 3月23日の式典では、松林正俊・長門市長が「県内で最先端の高度処理施設に」と挨拶後、万歳三唱や通水セレモニーなどを行った。
下水道キッズ教室に1650人/大阪市下水道科学館
 下水道イベント「下水道キッズ教室in大阪」(国土交通省近畿地方整備局・大阪府・大阪市・日本下水道事業団共催)が3月24日から2日間、大阪市下水道科学館で開催された。春休みにあわせて、小学生以上の親子を対象に下水の役割や仕組みなどを学んでもらうもので、2日間合計で約1,650人が来場した。
ISO試験所認定を取得/G&U技術研究センター
 マンホールと関連分野の研究・試験を行うG&U技術研究センター(埼玉県川島町、中川幸男所長)は、鋳鉄製マンホールふたに関連する金属材料試験分野で、ISO/IEC17025(試験・校正機関の国際規格)の試験所認定を日本適合性認定協会(JAB)より取得した。マンホールふたでは国内初の例。同センターは昨年4月の開所以来、事業体やメーカーから委託されたマンホール関連の試験・検査、施設見学、研修などの事業を行ってきた。今回の認定取得により、試験能力とともに、試験機関としての公平性や独立性、顧客の秘密保持などマネジメントシステムの適合性も国際規格に則った客観的な評価を得た形だ。
創造技術研究所が竣工/栗本鐵工所
 栗本鐵工所が昨年6月から大阪市住之江区の住吉工場内に建設していたクリモト創造技術研究所がこのほど竣工、供用を開始した。同研究所は民需拡大に向けた新技術、新製品開発体制の強化・加速を行なうための拠点施設で、今後クリモトグループの発展に向け大きな役割を果すことになる。なお、5月10日には、研究所の竣工を記念してミニシンポジウム及び見学会の開催が予定されている。
平成19年度技術勉強会開く/日本水道鋼管協会
 日本水道鋼管協会(WSP)は11日、東京・市ヶ谷の日本水道会館で平成19年度技術勉強会を開いた。会員企業の社員ら約100名が参加し、今年2月に公示された水輸送用塗覆装鋼管の新しいJIS規格の概要などについて技術委員の解説を受けた。
公営企業向けの新システム/日立情報システムズ
 日立情報システムズは12日、同社が展開している事業会計システム「天会」の次期バージョン「TENKAI」の販売を開始すると発表した。新バージョンではシステムの運用負担を軽減し、使いやすさを向上させた。水道・下水道事業者をはじめとする地方公営企業を対象に販売する。
 データベースにはマイクロソフト社の「SQL Sever」を採用。データを一元管理するとともに、夜間の自動バックアップ機能により、システム障害からデータを守る。
 同社は水道料金システム「天料」も販売しており、全国の水道事業者の約7%で採用されている(同社調べ)が、こうした他の業務システムとも連携可能な標準フォーマットのインターフェイスも用意した。
 販売価格は250万円(パッケージライセンス)から。2011年度までの5年間で500団体への販売をめざす。
全国各地で技術研修会/JPR日本管更生技術協会
 JPR日本管更生技術協会は4月より全国各地で管更生技術研修会を開催する。管更生の最適構造設計や浸入水を完全にストップさせる手法、熱硬化タイプ管更生の最新品質管理手法について紹介する(会場により内容は異なる)。
 費用は会員5,000円、非会員12,000円(官公庁、コンサルタント関係者は無料)。問い合せは事務局(TEL03-5283-1223)まで。
出展企業が明らかに/釧路水道展(5月23~25日)
 日本水道工業団体連合会は5月23~25日の3日間、釧路市で開催する釧路水道展(第58回全国水道研究発表会併催)の出展企業・団体を明らかにした。出展者は次の通り。
 ▽日本ダクタイル鉄管協会▽大成機工▽クボタ▽栗本鐵工所・栗本商事▽日之出水道機器▽九州鋳鉄管▽コスモ工機▽積水化学工業▽前澤工業▽月島機械▽理水化学▽東芝▽富士電機水環境システムズ▽NGK水環境システムズ▽前澤給装工業▽日邦バルブ▽PUC▽ジャパンウォーター▽水道用ポリエチレン管・継手連合会▽森田鉄工所▽管総研▽デック▽国産ラセン管▽森松工業▽川西水道機器▽ティーム▽ヴェオリア・ウォーター・ジャパン▽西原ウォーターテック▽磯村豊水機工▽明電舎▽キッツ▽大崎データテック▽小林記録紙▽第一環境(順不同)
松戸ショールームをリニューアル/日立プラント
 日立プラントテクノロジーは松戸ショールーム「PLAZA21」を全面改修し、このほどリニューアルオープンさせた。