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第4330号    6月 28日発行




下水エネルギーの利用拡大へ/埼玉県・東京ガス共同研究
 地球温暖化防止対策が様々な分野で求められて久しい。省エネルギーや再生可能なエネルギーの利用促進の取り組みで特に、“バイオマス”の利用は注目の的。下水道分野でも、下水汚泥の固形燃料化や、汚泥消化ガスの都市ガス原料化などが実用化されている。そうした中、埼玉県の中川水循環センターでは現在、下水汚泥から精製したバイオガスと都市ガスを混焼し、発電を行うというシステムの実証試験が進行中。都市ガスのみより高い発電効率を得られるなどメリットが確認されているとのことで、脚光を浴びそうだ。
丹保教授が講演/水道顧問技師会
 水道顧問技師会は19日、東京・市ヶ谷の日本水道協会で第50回定時総会と第32回関東支部総会を開催した。総会終了後、講演会が行われ、丹保憲仁・北海道大学名誉教授が「21世紀の日本」と題して講演した。
 なお、丹保教授は5月1日付けで北海道開拓記念館館長に就任した。
9市町で社会実験/下水道未普及解消へ
 国土交通省下水道部は25日、下水道未普及解消クイックプロジェクトの社会実験を試行すると発表した。このプロジェクトは地域の実情に応じた低コストな整備手法を導入することで、早期に未普及を解消しようとするもの。今年度は9市町において、管きょの露出配管など7手法を試行的に実施するという。
審査証明委開く/下水道機構
 下水道新技術推進機構は22日、平成19年度建設技術審査証明事業(下水道技術)の第1回審査証明委員会を開いた。この事業は民間から申込みのあった新技術について国・学識経験者・研究機関等からなる審査証明委員会で厳正に審査され、承認された技術に対して証明書が交付されるもの。
ネパールの学校に安全な井戸を/ダル投手水基金で
 日本水フォーラムの「ダルビッシュ有水基金」の第1号プロジェクトがネパールの学校での井戸掘削に決まった。支援金額は1,700ドル(約21万円)。基金は北海道日本ハムファイターズのダルビッシュ有投手が1勝を挙げるごとに10万円を積み立て、途上国の飲料水施設の設置などに役立てようというもの。18日現在、同投手は6勝、賛同者からの寄付と合わせ714,422円が集った。
下水道基本構想を改定/川崎市建設局
 川崎市建設局は、「川崎市下水道基本構想」を改定した。これまで同市下水道事業は、普及率の向上を第一の目標に「整備」を中心とする運営を行ってきたが、下水道を取り巻く環境や求められる役割の変化にともない、今回の改定では、「整備」に加え「経営」、「維持管理」、「市民満足度」といった視点も重視し、幅広い基本構想としてまとめられた。今後は、構想に基づく計画などを定め、構想実現に向けて取り組んでいく。
水道緊急資材ネットのスタートへ/兵庫県ら4団体
 兵庫県企業庁は7月2日から漏水事故の発生時などに備蓄資材を提供する『水道緊急資材ネット』を大成機工(株)、旭鉄工(株)、(株)光明製作所とともにスタートさせる。資材備蓄による維持管理費のコストダウン、被災事業体への緊急支援などを目的とするもので、同庁では「水道事業体や水道関連企業に同ネットの輪を広げていきたい」としている。
横浜市環境創造局長小松崎隆氏に聞く
 今年4月の人事異動で横浜市環境創造局長に就任した小松崎隆氏は、かつての都市計画局や建築局を中心に同市の街づくりに貢献した技術者だ。ここでは、小松崎局長にこれまでの経歴と今後の抱負についてお話を伺った。
宍道湖湖底管が完成/島根県企業局
 島根県企業局が平成17年度から進めてきた「宍道湖湖底管布設工事」がこのほど完成した。「斐伊川水道建設事業」の一環として、宍道湖を横断する延長5.4キロに、鋤曳航工法で鋼管(φ700)を布設するもので、送水能力は26,900立方メートル/日。設計は八千代エンジニヤリング(株)、施工は五洋建設(株)・(株)フクダ・カナツ技建工業㈱特別共同企業体が行った。
立川管理官が講演/利根荒水協総会
 利根川・荒川水系水道事業者連絡協議会(会長=東岡創示・東京都水道局長)は21日、第77回総会を東京都庁で開催、平成19年度活動方針などを審議し、了承した。また、総会終了後には立川裕隆・厚生労働省健康局水道課水道水質管理官による講演も行われた。
非常時飲料供給で覚書/米子市水道局
 米子市水道局はさきごろ、飲料商品メーカー1社と「非常における飲料供給に関する覚書」を締結した。災害など非常時に、自動販売機の飲料商品を救援物資として、被災者へ無料提供するもので、非常時飲料供給機能付き自動販売機を同市水道局本庁舎、境港営業所などに設置した。自動販売機での売り上げの一部は「緑の基金」に寄付し、ペットボトル水「よなごの水」も販売している。
ほぼ全世帯で給水を再開/北見市の大規模断水
 広郷浄水場に大量の濁水が流入し、23日早朝から市域のほぼ全域が断水していた北見市では、同浄水場の機能が回復したため、24日午前10時から送水を開始した。27日午前10時の段階で、断水した58,000世帯のほぼ全世帯に給水しており、水が届いていない地区についても27日中に給水できる見込み。給水拠点での飲料水の給水は継続している。
ボトル水の有償頒布開始/広島市水道局
 広島市水道局は1日から、ボトルドウォーター「飲んでみんさい! 広島の水」(容量500ml)の有償頒布を開始した。昨年11月に広報用として10,000本製造し、各種行事で無料提供したところ、購入希望の問い合わせが多数寄せられた。
 原則はケース単位(1ケース24本入りで2,400円(消費税込))で、代金引き換えで頒布する。ボトル水は1級河川・太田川表流水を牛田浄水場で浄水処理し、活性炭処理・加熱殺菌(約100℃で30秒間)している。
ペットボトル塔で水道PR
福岡市水道局
 福岡市水道局は昭和53年の大渇水を契機に定めた『節水の日』の行事として1日、博多駅前で街頭キャンペーンを実施した。さらに同日、今年の豊水を祈念して曲渕ダムで水源祭を開催し、ダム湖水に清酒注ぎの式を行った。
 また6、7日の水道週間行事では、水道PR展『水道ワンダーランド』を開催し、様々なイベントとともに「直結給水相談」コーナーなども設置。さらに2リットルのペットボトル500本の巨大な塔を制作し、「ミネラルウォーター1リットルの値段で、水道水ならこの巨大ペットボトル分を買うことが出来ます」と解説し、訪れた市民約3,000人の関心を集めていた。
産機工会長賞を受賞/石垣の高効率型スクリュープレス
 石垣が日本産業機械工業会主催の第33回優秀環境装置表彰に応募していた「高効率型圧入式スクリュープレス脱水機(ISGKIV)」が、このほど日本産業機械工業会会長賞を受賞した。品質・性能が優秀であり、環境保全および環境装置産業の振興に大きく貢献したと認められたもの。れたもの。
多根井氏が代表幹事に/O&M研究会
 水道O&M研究会(藤田賢二会長)はこのほど、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで第5回通常総会を開き、平成19年度事業計画・収支予算案などを承認した。また役員人事も決定し、6月13日付で月島テクノメンテサービス社長に就任した多根井敏夫氏が、大石直行氏から代表幹事を引き継ぐことが発表された。
5年ぶりに検査数増加/水道バルブ工業会総会
 水道バルブ工業会は18年度水道用弁類検査状況を取りまとめ、札幌・厚別のシェラトンホテル新札幌で開かれた第48回定期総会で明らかにした。検査個数は下半期で211,408個(前年度比1.3%増)と5年ぶりに増加に転じた。
 同協会によると、水道用弁類検査個数(会員分)は上半期179,721個(前年度比2.3%減)、下半期211,408個(前年度比1.3%増)、合計391,129個(前年度比0.3%減)と下げ止りを見せる。機種別は仕切弁275,497個(前年度比1.8%増)、バタフライ弁4,247個(前年度比16.3%減)、空気弁25,000個(前年度比3.8%減)。
 19年度は、バルブの更新需要に対応するため「修繕メンテナンスに拘わる諸問題」に端を発した「維持管理マニュアル(日水協発行)」を基にバルブの診断基準の設定を検討する方針。
ICタグで管路管理/新田工業
 情報機器ゴムローラー製造の新田工業(本社・神戸市、新田晴彦社長)はこのほど、堅牢スティック型UHF帯ICタグ「G2―Stick」を開発、販売を開始した。防塵・防水性を確保し、コンクリートや土中への埋め込み、水中での通信が可能で、工事履歴の確認など上下水道の管路管理に活用できる。
日本GM工業会定時総会
 日本グラウンドマンホール工業会は13日、東京都千代田区のホテルニューオータニで平成19年度定時総会を開いた。平成18年度事業・収支決算と19年度事業計画・収支予算案を承認するとともに、役員改選を行い、全役員を再任した。
ソフト営業強化/シビルソフト開発
 シビルソフト開発は、東京都下水道局管きょ設計CADデータ標準仕様(案)に準拠したCADソフト「Pipe Project(パイププロジェクト)」の営業を強化する。
 同ソフトは、東京都下水道台帳情報システム「SEMIS」データを管路データと図面データ(平面図)に変更して読み込む。再構築に不可欠な再構築路線・取付管作成コマンドなどの機能を搭載しており、同社では「流量計算から縦断図作成、流量表作成まで一連の流れで実施できる」と説明する。SEMISデータより管底高等の必要な情報が取り込まれるため、既設管の平面・縦断両面図の作成が容易で、現況調査委託にも威力を発揮する。
ビニマス値上げ/前澤化成工業
 前澤化成工業は7月21日出荷分よりビニマスシステム等を値上げする。対象製品と価格改定率は次のとおり。
 ▽ビニマスシステム(改定率8%以上)▽ビニホールシステム(8%以上)▽継手類(8%以上)▽金属入継手〔TS/HITS〕全種(25%以上)▽ビニルパイプ(12%以上)▽その他樹脂製品(10%以上)
総会フラッシュ
日本下水道管渠推進技術協会
 日本下水道管渠推進技術協会(会長=山岡礼三・大林道路社長)は、東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京で第20回通常総会を開き、平成18年度事業報告や平成19年度事業計画案などを審議、全会一致で承認した。また任期満了に伴う役員改選では山岡会長を再任した。
 19年度は、改築推進工法の設計積算要領策定や超大口径管推進工法の設計指針(案)説明会などを行う。

PCボックスカルバート協会
 日本PCボックスカルバート製品協会(伊藤晃一会長)は、東京都千代田区の帝国ホテルで第26回定時総会を開き、平成19年度事業計画などを決めた。
 平成19年度事業計画では、新JIS推奨仕様によるボックスカルバートの普及と活用、耐震構造及び耐震継手の普及拡大、下水道協会第II類認定製品の拡販、長尺PRCボックスカルバート及び新縦締工法の拡販、下水道展への出展、設計及び生産の合理化と新製品、新工法の開発など、各種事業を展開していくとしている。

プレキャスト雨水地下貯留施設協会
 プレキャスト雨水地下貯留施設協会(伊藤恒允会長)は、東京丸の内のルビーホールで第13回通常総会を開き、平成19年度事業計画などを決めた。
 平成19年度事業計画では、プレキャスト遊水池の大型構造への対応や用途拡大への取り組み、都市河川流域における雨水の一時貯留施設としてのPRと需要喚起を行う。また、施工の合理化、技術向上を図ると共に、イベント、研修会、講演会も積極的に実施していく方針だ。

高耐圧ポリエチレン管協会
 高耐圧ポリエチレン管協会は、東京・霞ヶ関の東海大学校友会館で第20回定期総会を開き、平成19年度活動計画などを決めた。
 平成19年度活動計画では、下水道展出展などのPR活動・用途拡大のための内圧管立証実験や寒地土木研究所との研究を行う。また日本工業規格(JIS)、日本下水道協会規格(JSWAS)、その他公的規格の維持改正に伴い、追加見直しを行う。