水道産業新聞社
検索  


水道産業新聞とは新聞購読のお申し込み会員サービスコーナー


今週の紙面
過去の特集一覧
バックナンバー
水の資料館
水の資料館
出版物案内
水道・下水道年鑑
関連書籍
水の広報PR
水の広報PR
水の写真コンテスト
水の写真コンテスト
上下水道製品技術紹介
水道資機材総合事典
下水道資機材・工法総合事典
リンク集
リンク集
健康のため水を飲もう
健康のため水を飲もう
会員のコーナー
意見の玉手箱
会社案内
会社案内
個人情報保護方針
採用情報



バックナンバー

第4346号    9月  6日発行




中国で簡易水道の経験を活かせ/北京で小規模水道セミナー
 中国農村部での小規模水道の建設に向け、日本と中国の技術協力の可能性と方向を探る「日中小都市水安全供給の技術と制度セミナー」(主催=厚生労働省・中国建設部)が8月28日、北京で開かれた。中国側からは、「日本の先進的な技術により10ヵ所の小規模水道モデル施設を造りたい」との意向が示された。厚労省では今秋にも調査団を派遣し、技術協力を具体化する意向だ。アジアゲートウェイ構想を受け、政府主導の技術協力がいよいよ動き出す。
調査団報告書まとまる/能登半島地震
 今年3月25日に発生した能登半島地震での水道施設被害を調査した厚労省調査団(団長=宮島昌克・金沢大教授)の調査報告書がまとまり、公表された。地震の概況から初動体制や応急復旧、支援体制の状況、各地の管路・構造物被害をまとめた。これらを踏まえ、今後の課題と耐震対策の基本的な考え方について「提言」している。
工業用水道39億円/20年度概算要求
 経済産業省産業施設課は3日、平成20年度の工業用水道関係予算概算要求を発表した。他府省分を合わせた合計額は39億8,000万円(平成19年度当初予算34億2,000万円)となった。
 要求額のうち経済産業省計上分は35億4,000万円で、内訳は1.工業用水道事業調査費5,300万円2.工業用水道事業費補助34億8,700万円(うち工業用水道事業水源費補助3,800万円)となっている。また、国土交通省計上分として3億8,900万円、内閣府計上分として5,100万円を計上している。
 産業活動を支えるインフラとして全国の工業用水を支援する。
『水道サービスが止まらないために』出版/東京で記念講演会を開催
 北海道大学創成科学共同研究機構はこのほど、『水道サービスが止まらないために~事業の再構築と官民連携~』を出版。これを記念し9月14日(金)午後1時30分より東京中央区の時事通信ホールで、「安全・安心な水道サービスを考える」をテーマに講演会を開催する。
 講演会では、「水道ビジョン中間レビュー」(厚労省水道課・塚田源一郎氏)、「水道事業の再構築をはかるために」(北海道大学・宮本融氏)、「水道事業の新たな広域化を進めるために」(八戸圏域水道企業団・大久保勉氏)など8編の講演が予定されている。
 参加費は3,500円(水道サービスが止まらないために―をテキストとして提供)。参加申し込みはFAX011(706)7278。あるいはメールで。
 Suidou@hops.hokudai.ac.jp
 『水道サービスが止まらないために~事業の再構築と官民連携~』(宮脇淳/眞柄泰基・編著=時事通信社)はA5判248頁。定価3,360円(本体+税)。
気候変動と水循環/10月、土研「講演会」
 (独)土木研究所では調査研究の成果や最新の土木技術に関する話題を広く一般に広めようと、年1回都内で「講演会」を開催している。今年のテーマは「構造物の維持管理」「地球温暖化」に決まり、10月10日(水)に日本消防会館・ニッショーホールで開催されることになった。
 土研以外の識者の講演と、職員による研究の取り組みに関する講演で進行する予定。竹村公太郎・元国交省河川局長による「機構変動と水循環と日本文明」は興味深そうだ。講演会のプログラムや参加方法などは土研ホームページで。
高速下水処理システムを導入/東京都流域下水道本部
 東京都下水道局流域下水道本部は、北多摩二号水再生センターに「雨天時高速下水処理システム」を整備、今年度から運用を開始している。合流式下水道区域の処理場では、雨天時に流入する処理能力を超えた大量の下水の一部を一次処理し放流しているが、このシステムを導入することで、SSやBODを通常の一次処理(雨水沈殿池)の2倍除去することができ、放流水の水質が改善される。今年度は、システムを運用しながら性能を調査・検証しているが、現在得られているデータでは、推定値と実際値に差はなく、同局が期待したレベルの処理ができているという。
子どもアドベンチャー開催/横浜市
 横浜市は8月22日、23日の2日間、「子どもアドベンチャー2007」を開催し、多くの親子が来場した。これは、小・中学生を対象に市役所をはじめとする様々な仕事を子どもたちが見学・体験することを目的に毎年実施しているもので、水道局と環境創造局も参加した。
茂庭東海大教授が講演/日水協関東支部管理者協議会
 第42回日本水道協会関東地方支部管理者協議会が8月31日、東京都内のホテルで開かれ、関東地方の水道事業体のトップや幹部約50人が出席する中、茂庭竹生・東海大学工学部教授が「転換期を迎えた水道事業―継続性を持続するためには今何をすべきか―」を演題に講演した。
最新技術の動向を紹介/JS東海総合事務所
 日本下水道事業団(JS)東海総合事務所は8月23・24日、「下水道技術交流会」を開催した。東海3県下の自治体から下水道関係者が多数参加した。
 この技術交流会は平成6年からスタートしたもので、講演や施設見学を通して最新の下水道技術の動向を学ぶことができる。また、他の自治体と意見を交換することもでき、毎年多くの参加者から好評を得ている。
 講演ではJS技術開発研修本部技術開発課の糸川浩紀氏が膜分離活性汚泥法の現状と技術開発について、JS東日本設計センターの細川顕仁・計画設計課長が下水道施設の再構築について紹介した。また、経営支援業務についての解説もあった。
下水の訓練を石原知事が視察/都の合同防災訓練
 東京都、昭島市、福生市、武蔵野市、羽村市、瑞穂町は1日、合同総合防災訓練を実施した。今回の統一テーマは“連携”。4市1町、東京港臨海部、横田基地、赤坂プレスセンターでそれぞれ訓練が行われた。
 東京都水道局は、昭島会場で昭島市と昭島市管工事組合と合同で、破損した水道管(φ300)復旧工程の実演や応急給水訓練などを行った。また同局は全会場で合計3台の応急給水車を出動させ、応急給水を行った。さらに、東京水1,200本、水バック1,200個も用意し、訪れた市民に配布した。
 一方、東京都下水道局と4市1町は昭島会場で共同して下水道管復旧訓練を実演。管きょに詰まった土砂を高圧洗浄するとともに、管の破損箇所を内面被覆工法(SPR工法)で補修した。この訓練には、石原慎太郎・都知事が訪れ、前田正博・東京都下水道局長が訓練について説明を行った。
 また下水道局は、管内カメラの実演、既設人孔耐震化工法の実演・展示、マンホール用仮設トイレの展示を行った。

破損した水道管の復旧作業
下水道科学館でこども教室/大阪市
 大阪市建設局は8月23日から2日間、「下水道科学館夏休みこども教室」を開催した。夏休みの体験学習の場として、活性汚泥中の微生物やホタルの観察、水質実験教室などを通じ、下水道が果たす役割を学ぶ参加体験型の教室で、親子連れを中心に両日合計で約630名が来館した。
水戸市で大規模実証試験/ハイブリッド凝集処理
 ポリシリカ鉄凝集剤(PSI)とPACを併用した「ハイブリッド凝集」処理の採用を検討する事業体が増えている。PAC注入率を削減出来るほか、汚泥含水率の改善対策や発生汚泥を有効利用できることから注目が集まる。昨年長浜水道企業団の下坂浜浄水場で採用されたほか、今年7月からは水戸市水道部の楮川浄水場で発生汚泥に焦点を当てた国内最大規模の実証試験が始まった。
SPR工法が初実演/東京合同防災訓練
 1日、東京都と多摩地区の4市1町で実施した合同総合防災訓練の昭島会場でSPR工法の実演や既設人孔耐震化工法(ガリガリ君)の展示などが行われた。
 東京都下水道局と4市1町が行った実機を用いたSPR工法の実演では、下水管に見立てた透明なアクリル管の中を製管し、破損箇所を補修した。

破損箇所を補修
台湾水道展に殺菌装置を/信州セラミックス
 信州セラミックス(本社=長野県木曽郡大桑村)と台湾で環境ビジネスを展開している日系企業日倍隆国際は、7月26日から29日にかけて開催された台湾国際エネルギー環境保護及び水科学技術展に光触媒と紫外線による水殺菌装置「アースプラスウォーター」を出展し、注目を集めた。
エポマー営業権を譲受/旭化成ジオテック
 旭化成ケミカルズ子会社の旭化成ジオテック(佐久間信彰社長)は、長瀬産業子会社であるナガセケムテックス(図子恭一社長)より、土木建築用の合成樹脂系配合品「エポマー」事業の営業権を譲受け、9月1日より営業を開始した。
 旭化成ジオテックは、エポマー製品をラインアップに加え、2010年度までに上下水道補修事業で売上高20億円を目指す。
耐震・浸水対策製品に関心/埼玉建設資材フェア
 埼玉県は8月29日~31日の3日間、さいたま新都心駅改札口前の自由通路で第3回建設資材県産品フェアを開催した。
 同フェアは上下水道はじめ公共事業に使用する資材や技術をPRするもので、今回は36社・4団体が出展。なかでもエバタの雨水浸透製品、日之出水道機器・長島鋳物の災害時マンホールトイレ、日本鋳鉄管の耐震継手管など、災害対策を視野に入れた製品が多くの来場者の関心を集めていた。
 また、会場には上田清司・埼玉県知事も駆けつけ、各社の取組みにエールを贈った。
宮崎市で出前講習会を実施/光ファイバー協会
 日本下水道光ファイバー技術協会は、8月29・30日に宮崎市内のサンライズ宮崎で「下水道光ファイバーの概要と利活用動向」をテーマに出前講習会を実施した。
 講習会は、日本下水道協会宮崎県支部の要請に応じたもので、県下各市町の下水道関係者約20名が参加。同協会の公文章三・技術部長が「ユビキタス社会実現に向けたブロードバンド動向」や「下水道光ファイバーの役割」などの内容で講習を行った。講習会では、メモを取り熱心に聴き入る姿が随所に見られ、予定時間を超えて質疑応答が行われるなど、参加者の下水道光ファイバーへの関心の高さが窺われた。
 なお同協会では出前講習を随時受け付けている。出前講習の案内はHP(http://www.softa.or.jp)に掲載。問い合わせは(TEL03―3241―6271)まで。
創立記念懇親会開く/施設協関西
 日本下水道施設業協会関西事務所の創立記念懇親会が31日、大阪市淀川区のメルパルク大阪で開催され、多彩なアトラクシヨンで和やかな一時を過ごした。