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第4356号   10月 22日発行




赤川専務理事が辞意を表明/日水協
 日本水道協会の赤川正和専務理事は15日、辞任を表明した。赤川氏は平成14年の神戸総会で専務理事に選任された。5年間の在任中、厚生労働省が公表した水道ビジョンを全面的にバックアップするとともに、水道事業ガイドラインの規格制定や水道GLP認定業務をスタートさせるなど、数々の施策を打ち出した。また、職員の協力を得て赤字決算が続いていた協会財政を立て直した。懸案事項の解決へ糸口が見えてきたことや、今年が協会役員の改選期にあたることから辞意を固めたようだ。後任は11月7日から横浜市で開かれる第76回総会で選出される。
改訂作業が本格化/日水協・水道施設耐震工法指針
 日本水道協会は17日、第2回水道施設耐震工法指針・解説改訂特別調査委員会(委員長=片山恒雄・東京電機大学教授)を開いた。改訂にあたっては新設構造物の築造に加え、既設構造物の耐震化や老朽化対策の需要が増加することが予想されるため、新設と既設の構造物について耐震対策の基本的考え方や手法を整理することが確認された。
 現指針の改訂は97年以来、10年振りとなる。この間、耐震に関する研究が進んでおり指針には新たな知見を取り込むことにしている。他施設の耐震基準類も順次改訂が行われており、これらの耐震基準類とも整合を図るようにするという。指針は総論と各論、耐震計算例で構成される。総論は耐震の考え方について学識経験者など専門家が担当し、各論は水道事業体が担当する。
堤体打設急ピッチで/夕張シューパロダム
 国交省北海道開発局が建設を進めている夕張シューパロダムは、洪水調節に発電、かんがい用水の補給や水道用水供給の役割を持たせた多目的ダムだ。夕張市の南部、夕張川の上流に位置。既存の大夕張ダム(昭和37年完成)の115メートル直下流に建設される、重力式コンクリートダムだ。
 高さ110.6メートル、長さ390メートル。完成すれば、湛水面積15平方キロ(全国2位)、総貯水量も4億2,700万立方メートル(同4位)という国内屈指の人造湖が誕生する。大夕張ダムは水没する。平成24年の完成をめざし現場では、建設作業が急ピッチで進んでいる。

堤体打設が始まった
夕張シューパロダム
(右は既設の大夕張ダム)
53名に会長表彰の栄誉/簡水協
 全国簡易水道協議会は平成19年度の会長表彰受賞者を発表した。水道事業の普及発展や維持管理に尽力し、顕著な功績を残した個人・団体を称えるこの表彰。今年は53人が受賞した。表彰式は「第52回簡易水道整備促進全国大会」(11月29日、砂防会館)で行われる。
報告書のまとめ最終段階/神奈川県水道あり方懇
 神奈川県、横浜市、川崎市、横須賀市、神奈川県内広域水道企業団の水道事業及び水道用水供給事業の経営課題を明らかにし、広域化と効率化の将来のあり方について、中長期的な視点から検討を行う「今後の水道事業のあり方を考える懇話会」(座長=松原聡・東洋大学経済学部教授)の最終会合が12日、神奈川県庁で開催され、報告書案が大筋で了承された。同懇話会では、1年10ヶ月にわたって計14回の会合を開き、神奈川県の持つ独自性を考慮しつつ、技術と経営の両面から深く掘り下げた議論を行ってきた。18日には、神奈川県、横浜市、川崎市の3首長懇談会で報告書の概況説明を行い、基本的な了承を得た。今後は、11月中旬に報告書を松沢成文・神奈川県知事に手渡す予定で、さらに年内にフォローアップの委員会を立ち上げ、5事業者と松原座長の6者で議論していきたいとしている。
新型不断水管内調査カメラを開発/日本水機調査
 日本水機調査(本社:神戸市、山本政和社長)はこのほど、バタフライ弁形補修弁から不断水で挿入できる水道管内調査カメラ「ボール弁形補修弁・バタフライ弁形補修弁兼用内視鏡カメラNBB―15」を開発、来年1月から発売する。カメラヘッド・挿入装置を小型化し、従来挿入困難であったバタフライ弁からの挿入を可能としたもの。既に発売中のNQ―15、NP―15にNBB―15が加わったことで、より多様な条件での調査が可能となった。
お客さまセンター開設/橿原市水道局
 奈良県橿原市は1日、「橿原市水道局お客さまセンター」を同局庁舎2階の営業課内に開設した。より一層のお客さまサービスの向上と経営の健全化、業務の効率化などを図るため、民間事業者(関電サービス(株))に業務委託。委託期間は平成19年10月1日~同22年9月30日までの3年間で、総委託料は約2億2,300万円。業務開始に先立ち、9月26日に開所式が行われた。
 同市は検針や開閉栓などの業務を民間委託しており、料金収納や給水装置工事受付などを加えた営業課関連業務を包括委託するため、プロポーザル方式で委託事業者を選定した。
福岡市で合同支部会/日本ダクタイル異形管工業会
 日本ダクタイル異形管工業会は11日、福岡市博多区のホテルで平成19年度合同支部会を開催した。会員約50人が出席する中、岡巌・日本ダクタイル鉄管協会九州支部長を迎えての研修会、メキシコオリンピック銀メダリストの君原健二氏による講演会を実施した。
関西工場第3棟が完成/多久製作所
 多久製作所(本社:東大阪市、南里保社長)が滋賀県甲賀市水口町の関西工場内に建設していた第3棟がこのほど完成した。装置ユニットの組立、鋼管プレファブ加工や配管の塗装、配管の洗浄などを行なう最新鋭の設備が備えられている。既設の第1棟・第2棟とともに同社における機能配管のモデル工場であり、マザー工場として、より付加価値の高い配管製作の一翼を担う。
グッドデザイン賞を受賞/シーケー金属
 シーケー金属(本社:富山県高岡市、釣谷宏行社長)の透明継手シリーズがこのほど、日本産業デザイン振興会の2007年度グッドデザイン賞を受賞した。ねじ込み継手の受賞は初めて。
 同社では今回の受賞を機に透明継手シリーズ(透明PCコア、VFゴールド、HBゴールド)の拡販と製品開発において機能性、デザイン性両面の更なる向上を目指すとしている。
ボトル水「鹿行の水」を製造/茨城県企業局
 茨城県企業局は鹿行地域の水道普及率の向上、給水量の増加を図るためにペットボトル「いばらき鹿行の水」を製造した。今後、地元市と連携しながら鹿行地域におけるイベントでペットボトルを配布して、水道事業の広報・普及促進活動を展開する。
 ボトル水は、同局鹿行水道事務所の水道水を加熱殺菌して詰めたもので品質保持期限は2年間。
 なお、鹿行地域は地下水を使用する住民が多く普及率が77.5%(県全体は90.6%)にとどまっている。