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第4360号   11月  8日発行




横浜総会が開幕/日水協
 日本水道協会の「第76回総会」が7日、パシフィコ横浜で開幕した。全国から水道関係者2,200名が参加、転換期にある水道が抱える諸課題について議論が続く。16題の会員提出問題は、災害対策関係が中心。震災対策に対する行財政支援や、広域的な応援体制の確立などを国に求めていくことを決めた。ここ横浜は日本で初めて近代水道が敷かれた地。あれから120周年という節目の年に開かれる総会だ。これまでの水道の歩みを振り返り、将来あるべき水道の姿を確かにする契機となる。
山積している水道の
課題について議論
横浜水道展オープン/話題の製品・技術が
 日本水道工業団体連合会主催(後援=日本水道協会、横浜市水道局、水道産業新聞社ほか)の「横浜水道展」が7日、日水協総会に併せてパシフィコ横浜展示ホールで開幕した。午前中に行われたオープニングセレモニーでは、幡掛大輔・同連合会会長、山村尊房・厚労省水道課長、赤川正和・日水協専務理事と地元・横浜市の大谷幸二郎・水道事業管理者がテープカットを行った。
 今年の水道展のテーマは「水道の安全は社会の安全です。計画的な更新を!」。114社・団体が最新の技術・製品を展示している。実機を使ったデモをはじめ、趣向を凝らした出展がズラリ。水道界の勢いそのままに、会場は出展者と来場者の活気で溢れている。

テープカットで開幕
2011年東京開催に決定/ASPIRE地域会議
 2011年に予定されている第4回IWA―ASPIRE(国際水協会・アジア太平洋)地域会議・展示会が日本・東京で開催されることが決まった。先月29~31日に豪州・パースで開かれていた第2回同会議の理事会で決定されたもの。開催には韓国・テジョンも立候補していた。2009年の第3回会議は台湾・台北で開かれる。
小林康彦氏が瑞中/秋の叙勲・褒章
 政府は07年秋の叙勲受章者、褒章受章者を決めた。上下水道界からは瑞宝中綬章を元厚生省生活衛生局水道環境部長の小林康彦氏が受章した。また、旭日重光章を元日本ガイシ社長の柴田昌治氏が受章。旭日双光章を全国管工事業協同組合連合会副会長の木村昌民氏が受章。瑞宝小綬章は元国立予防衛生研究所総務部長の田畑新二氏、元川崎市下水道局長の岩尾正満氏が受章。黄綬褒章は元全国管工事協同組合連合会理事の小林政一氏が受章した。
初の“全量高度”が通水/東京都水道局三園浄水場
 東京都水道局は10月30日、三園浄水場高度浄水施設通水式を同浄水場高度浄水処理棟で開催、局職員や来賓が通水を祝った。同局では、利根川水系浄水場への高度浄水処理導入を順次進めているが、施設能力の全量を高度浄水処理するのは三園浄水場が初であり、同局が推進する「安全でおいしい水プロジェクト」で掲げている、より安全でおいしい水の広範囲への供給が大きく前進することになる。
高度浄水の基本計画策定/京都市上下水道局
 京都市上下水道局は、このほど『高度浄水処理施設基本計画』を策定した。かび臭など異臭味対策として粉末活性炭の注入量増加に加え、粒状活性炭処理施設を整備し、将来的にはオゾン処理施設の導入を図る。平成22年に蹴上浄水場を皮切りに着手し、平成36年頃には全浄水場への整備を目指す。
120周年迎え誓い新たに/横浜市水道局
 横浜市水道局は10月28日、近代水道120周年記念講演会を西区のはまぎんホールヴィアマーレで開き、多くの市民が参加した。俳優・声優の大山のぶ代さんによる講演やグラスハープ奏者の大橋恵理さんによる演奏会、小学生による「水」をテーマにした絵画コンクールの表彰式、同局が販売しているペットボトル水「はまっ子どうし」の販売に寄与した企業・団体への感謝状贈呈式が行われた。
市民と水道100周年祝う/秋田市上下水道局
 秋田市水道100周年記念式典が10月27日、秋田拠点センターで開催され、多数の来賓のほか、市民200名が参集した。同式典では、市民とともに水道100周年を祝い水道事業への理解をより深めてもらうとともに、水道創設に多大な貢献をした佐伯孫三郎・貞治親子、御代弦・第三代市長の功績を表彰し、感謝の念を表した。
水質研発を28日に開催/日水協関東地方支部
 平成19年度日本水道協会関東地方支部水質研究発表会が今月28日、新宿明治安田生命ホール(東京都新宿区西新宿1―9―1)で開催される。滝村朗・厚生労働省水道課水道水質管理官の講演をはじめ、14編の発表が行われる。
 受付開始は午前10時で開会は同10時30分。参加資格は同支部正会員、参加費は無料。問合せは運営委員会事務局(神奈川県企業庁水道電気局水道施設課)の高坂氏(電話045―210―7276)まで。
栗本鐵工所・クリモトテクノス/ハイブリッド耐震技術を開発
 栗本鐵工所とクリモトテクノスはこのほど水管橋耐震化システム『みずごろう―水護ろう―』を開発した。高強度繊維とゴムシートとの組合せで、地震による支承部の損壊や伸縮管の脱落でも落橋せず通水できるハイブリッド型耐震システムとなる。耐震化が困難な中小規模の水管橋に設置が可能なため、我が国で進められている水道施設の耐震化率向上に大きく貢献するものと注目を集めている。
50周年記念式典を開く/多久製作所
 配管総合プレファブメーカーの多久製作所(本社・東大阪市)は25日、京都市東山区のウェスティン都ホテル京都に関係者ら約450人を集め、創立50周年記念式典を開催した。また、9月26日付で代表取締役社長に就任した南里保氏をはじめとする、幹部社員の披露を兼ねた祝賀会を開き、新体制の下で更なる発展を目指し決意を新たにした。
新配管更生工法を導入/ティーエス・サデなど2社
 ティーエス・サデと三井金属エンジニアリングはこのほど、既設管の強度に依存することなく自立管として管を更新する配管更生修理工法「スエッジライニング工法」の営業活動を始めたことを明らかにした。
 既に我が国初のデモを三井金属エンジニアリング大分工場で行い、口径300ミリの高密度ポリエチレン管を同300ミリの鋼管の中に挿入している。
 同工法はポリエチレン管の優れた伸縮性能を利用して、一時的にポリエチレン管を縮径させ、既設管の中に挿入し、引き込み引張を開放すると元の延長と外径に復元され、既設管内面に密着する工法である。
施設監視で新システム/シンク・エンジニアリング
 シンク・エンジニアリングはこのほど、上下水道施設監視システムの新商品「データロガASP版(T―Log by ASP)」を開発し、東京都の檜原村から初めて受注したと発表した。
 同社が提供している施設監視システムは、従来から事業者の規模や予算に応じて通信方法や情報受信端末などを柔軟に選択できることがメリットだったが、設備としてはサーバ、表示装置、応用ソフトなどの設置が必要なため、設備投資・メンテナンスにかかる費用がある程度高額となることは避けられなかった。
創業60年を祝う/森松工業
 今年、創業60周年を迎えたステンレス製配水池のパイオニアの森松工業は10月27日、岐阜市の岐阜グランドホテルにおいて来賓多数を招き、創業60周年記念式典並びに記念パーティーを開いた。
12月に東京で講演会/浄水技術研究会
 浄水技術研究会(森田豊治会長)は12月11日、東京・平河町の都道府県会館大会議室で第5回講演会「このままでいいのか上下水道」(共催=水道技術研究センター、後援=厚生労働省水道課、全国簡易水道協議会、全国上下水道コンサルタント協会、日本オゾン協会)を開催する。
 講演会では、茂庭竹生・東海大教授が「水道の技術的改新を目指した調達方式」を、田中和博・日本大教授は「下水道で最近考えること」をテーマに基調講演を行う。また講演後にはパネルディスカッション「このままでいいのか上下水道~崩壊か、改新か、施策転換に向けたシンポジウム~」を開催する。コーディネータは川西敏雄・浄水技術研究会副会長。パネリストは滝村朗・厚生労働省水道課水道水質管理室長、茂庭竹生・東海大教授、田中和博日本大教授、藤原正弘・水道技術研究センター理事長、石井健睿・日本水道協会首席研究監を予定している。
 参加費は5,000円。申込締切は11月26日(先着170名)。問い合わせは事務局(TEL03―5733―7300)(FAX03―3434―8053)まで。
全国で漏水試験実施/全国漏水調査協会
 全国漏水調査協会による「漏水調査技術資格試験」が10月27日、仙台、東京、大阪、福岡の全国4会場で一斉に実施され、工事関係者ら75名が受験した。
 試験区分は「主任技師」「調査技師」「調査士」の3分野。水道法や水道施設、漏水調査・防止に関する知識や水道の一般常識が問われた。平均合格率は約50%。
 受験者数が最も多かった東京会場では「漏水関連は(日頃の)基本で対応できたと思う」、「水道法や施設に関する問題は難しかった」などの声が聞かれた。
過去最大の出展規模/びわ湖環境メッセ
 「びわ湖環境ビジネスメッセ2007」が10月24日から3日間、滋賀県長浜市の同県立長浜ドームで開催された。国内最大級の環境産業総合見本市で、10回目となる今回は過去最大の268社・団体、461小間が出展し、3日間合計で37,350人が来場した。
 出展は「新エネ・省エネ」「環境ソリューション」「浄化(水・土壌・大気)」など14ゾーンで、▽水質監視装置▽水中曝気噴水ポンプなどの製品、送水流量に応じてポンプ回転数を最適化する省エネ制御システムなどが紹介された。