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2008年(平成20年)  4月 10日(第4396号)






20年度新規採択箇所/厚労省
 厚生労働省水道課は、平成20年度予算による水道施設整備の新規採択箇所を発表した。水道事業では石綿セメント管更新、配水池耐震化などライフライン機能強化事業が新規62件、継続231件と最も多く採択されている。厚労省は関係団体とともに、平成20年度から耐震化運動を実施するなど、耐震化を進めるよう全国の自治体に呼びかけている。一方、簡易水道は運営基盤の強化に向け、上水道と簡易水道の統合を促進する再編推進事業で新規33件が採択されている。

統合検討へトップ協議/大阪府・市水道事業
 橋下徹・大阪府知事、平松邦夫・大阪市長らによる水道事業の統合検討に向けた意見交換会が8日、市公館で開催された。この中で、府から統合後の組織形態として水道企業団(一部事務組合)、市から府南部への恒久的送水(70~80万立方メートル/日)などが示された。
実務者を交えて初の意見交換

コスト縮減はっきり/下水道未普及解消
 国土交通省下水道部が進めている「下水道未普及解消クイックプロジェクト」で、社会実験対象技術のコストや工期の縮減効果が明らかになった。新工法と従来工法の建設コスト、工費を算出して比較。事業採択された9市町のうち、施工中の熊本県益城町、愛知県半田市、同岡崎市、浜松市で縮減効果を分析した。

自民党政務調査会で講演/東京都の東岡、前田両局長
 東京都の上下水道のレベルの高さを実感―。
 自民党政務調査会「水の安全保障研究会」(中川昭一会長)の9日の会合では、東京都の東岡創示・水道局長と前田正博・下水道局長を招いて“水に関する地方自治体の取り組みについて”ヒアリングが行われた。

試験室増強に併せGLP取得/八戸圏域(企)
 八戸圏域水道企業団は先月25日に水道GLP認定取得し、8日に日本水道協会で認定証授与式が行われた。昨年度、同企業団は昭和50年に主力の白山浄水場内に開設した水質試験室のリニューアルを行い、建屋の改築工事や関係機器類の更新・増強を実施、これに併せてGLPの認定取得にも乗り出していた。
 授与式には、企業長の小林眞・八戸市長を先頭に大久保勉・副企業長ら同企業団幹部が出席。

水質管理も先進的

「資源循環研究部」設置/下水道機構
 下水道新技術推進機構は組織変更を行い、4月から新たに「資源循環研究部」が設けられた。先月開かれた理事会で了承された。

熊本市が大賞/日本水大賞
 第10回日本水大賞が3月31日発表され、大賞に熊本市が選ばれた。水循環の大切さを市民に啓発し、地域全体を取り込んだ水文化普及活動が受賞理由。日本ストックホルム青少年水大賞は、広島県立広島国泰寺高等学校が受賞した。

再構築事務所などが開所/東京都下水道局
 東京都下水道局は、利用者サービスの向上と区部下水道事業の効率化を目指して、管理事務所と建設事務所を廃止し、1日から新たに8ヵ所の下水道事務所と1ヵ所の基幹施設再構築事務所を新設した。

900mmで不断水分岐工法/さいたま市水道局
 さいたま市水道局はこのほど、深作配水場に送水しているφ900ミリの県水流入管で不断水分岐工法を施工した。
 今回の工事は、さいたま市河川課施工の流末排水のφ2400ミリの管渠埋設工事で県水流入管が支障となったことから、移設することになった。
 切り替えにあたっては、先に立坑を築造し、2月26日~3月7日にかけて、2ヵ所の分岐工事を行い、バルブとT字管を一体化したインサートバルブT型を不断水で設置。そのあとに中間のダクタイル鋳鉄管を布設し、通水する。なお施工企業は、栄建実業と大成機工。

「水道料金センター」を開設/亀岡市上下水道部
 亀岡市上下水道部は、サービスの向上と経営の効率化を図るため、水道料金業務を第一環境に委託し、1日に同部庁舎内に設置した『亀岡市水道料金センター』の開所式を行った。

水道水質シンポを開催/神奈川県内広域水道協議会
 神奈川県内広域水道協議会はさきごろ、横浜市で水道水質シンポジウムを開催した。同協議会の構成団体は、神奈川県水道電気局、神奈川県内広域水道企業団、横浜市水道局、川崎市水道局、横須賀市上下水道局。

アクションプラン策定/岡山市水道局
 岡山市水道局はこのほど、「岡山市水道事業総合基本計画アクションプラン」(平成19~23年度)を策定した。「岡山市水道事業総合基本計画(アクアプラン2007)」(同19~28年度)の基本施策である6本柱の実現に向け、前期5年間の具体的事業を掲げた。

水道出前講座を試行/千葉県水道局
 千葉県水道局はこのほど、「水道出前講座(ウォーターキッズ制度)」を試行的に実施した。
この取り組みは、昨年策定した「おいしい水づくり計画」の「安全・安心・おいしい水づくりキャンペーン」の一環。小学4年生を対象として給水区域内から「水道学習モデル校」を2校選定した。今年度からは、この出前講座を本格化させ、12ヵ所程度で実施する予定としている。

料金カード収納導入/三次市
 広島県三次(みよし)市は今月から、水道料金並びに下水道使用料にクレジットカード収納を導入した。(株)ジェーシービー、ひろぎんカードサービス(株)と合意したもので、カード収納の導入により、住民サービスの向上や収納業務の効率化などを図るとしている。

3千tの配水池を発注/飯能市上下水道部
 飯能市上下水道部は、大河原第二配水池築造工事を安部日鋼・初雁・新JVに発注した。落札額は6億2800万円。配水池はPC製で容量3千トン。工期は平成20年度末。

顧客管理から請求、回収まで/日本オラクル
 日本オラクル(本社=東京都紀尾井町、新宅正明社長)は3日、国内の公益業界に特化したアプリケーション製品群「オラクル・ユーティリティーズ」の提供を始めた。同社はオラクル・コーポレーションと専任チームを組織し、パートナーと製品情報の共有やトレーニングを行いながら協業体制を強化し、水道分野での事業展開を図る。

トランスヒートコンテナ・システム/三機工業
 三機工業はこのほど、工場の温排熱を事務所の暖房熱源として有効利用し、工場から排出されるCO2削減を可能にする「定置式トランスヒートコンテナ・システム」の1号機をサントリー天然水(株)奥大山ブナの森工場(鳥取県江府町)に導入したことを明らかにした。

ハック社との連携強化で/東亜ディーケーケー
 東亜ディーケーケー(山下直会長)はハック・ウルトラ・アナリティクス・ジャパン・インク(山川洋二代表取締役)と提携し、HACH ULTRA(ハック・ウルトラ)グループの製品を販売することを発表した。

モニター出力機が好評/アイ・ディ・ケイ
 映像関連機器の開発・製造を行っているアイ・ディ・ケイ(本社・神奈川県大和市)は上下水道施設などの監視制御用モニター出力機「VWC―2000ビデオウォールコントローラ」を販売し、好評を博している。
 同製品は2~45台のディスプレイモニターを組み合わせたビデオウォールを一括して制御することができ、浄水場などの中央監視室のシステムコントロールに有効活用することができる。OSはWindowsXP/Vistaベース。

光ファイバカッタで新製品/住友電工
 住友電気工業はこのほど、光ファイバカッタの新製品「FC―7R」シリーズを開発し、販売を開始した。
 FC―7Rは、FC―7を継承しつつ、光ファイバの切断動作を行う度に自動的に刃が回転する機構を新たに搭載しており、従来の倍の効率で刃を使うことができるようになったという。

樹脂製品の値上げ発表/前澤化成工業
 前澤化成工業は、4月21日受注分より製品価格を値上げすると発表した。対象となる製品と値上げ率は、ビニマスシステム10%以上、ビニホールシステム10%以上、継手類10%以上、ビニルパイプ15%以上、その他樹脂製品10%以上となっている。

薬注ポンプに新機種を追加/兵神装備
 兵神装備は、薬品注入用ポンプ「ヘイシンモーノポンプ」シリーズに、「CY―G―MN型」(低圧・小容量、硫酸対応)と「NY―G―MN型」(高圧・中容量、次亜・PAC・苛性ソーダ・硫酸対応)の2機種を追加した。
 新製品は、駆動軸のジョイント部を従来のオイル封入タイプ(ピンジョイント)からオイルレスタイプ(オルダムジョイント)に変更。潤滑油が浄水に混入する可能性をなくし、水処理の安全性を高めている。また従来製品に比べて全長、質量、部品点数をそれぞれ約50%削減し、メンテナンス性も向上させている。

ISOにチタン初めて制定/日本チタン協会
 日本チタン協会は、ISO規格に「チタン及びチタン合金中の鉄定量方法・3規格」と「チタン及びチタン合金中の酸素定量方法・1規格」が制定されたと発表した。
 チタン関係のISO化は、2003年に同協会が幹事国に就任、ISO組織にSC11(サブコミッティ11・チタン)を設立、2005年には規格案を各国に提案して、このたび成立を見た。世界をリードする日本のチタン製錬、チタン圧延技術を影から支える分析技術をISO化することにより、製品の安定性や信頼性の向上、商取引の円滑に寄与できる。