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2008年(平成20年)  6月 23日(第4412号)






“夢の調整池”が実現/4者協働の水辺づくり 千葉市で
 子どもたちが描いた夢の絵が実際の施設になる―。そんなユニークな下水道の施設整備が始動している。千葉市下水道局が進める調整池の工事現場を取材した。垂直護岸で囲まれた殺風景な施設から多自然型で人が近づける池へ。工事は昨年からはじまり、まず遊歩道を新設。工事の進む調整池内で地元の自治会員や小学生が一緒になり、地域の憩いの場となる多自然型調整池づくりを行っている。新調整池はまわりに桜の咲く頃に完成するそうだ。施設の多くが地下にあって“見える”ことが課題の下水道だが、見える・つくる・そして自分たちで守る下水道の姿があった。

市民と小学生が協同で調整池づくり

子どもがカエルを捕まえる

上下水道の復旧急げ!/岩手・宮城内陸地震
 14日に発生した岩手・宮城内陸地震。発生から1週間が経過し、上下水道施設の被害状況が明らかになってきた。水道で被害が大きかったのは栗原市(総断水戸数3,114戸)と奥州市(同1,420戸)。栗原市では仙台市、石巻(企)、登米市、気仙沼市などが給水車による応急給水を実施している。
 日水協は16日に栗原市、奥州市に職員1名ずつを派遣。被害状況の調査にあたっている。栗原市は合併により16簡水、1上水道を運営している。地震の影響で水源から取水できなくなった地区があり今後の対策を協議。奥州市では水源(湧水)から浄水場までの導水管が破損したが現在は復旧している。
 一方、下水道は国総研、下水道機構が栗原市の管渠を調査。鶯沢地区を中心に約70箇所のマンホールの隆起が確認された。日本下水道事業団は岩手県北上川上流流域下水道の水沢浄化センターを調査。濃縮槽汚泥掻き寄せ機、1次消化タンク汚泥掻き寄せ機が故障して停止しているが別系統で運転中。栗原市鶯沢浄化センターではOD槽上部のPC蓋が地震によりずれたとの報告が入っている。水処理、下水の流下機能に問題はない。

事業継承やWG設置提案/大阪府・市水道事業統合検討
 橋下徹・大阪府知事と平松邦夫・大阪市長との第2回意見交換会が20日、府公館で開催された。水道事業の統合検討について、市側は府の事業継承、府側は水道事業統合検討ワーキンググループ(WG)の設置などを示した。

葉山会長が要望活動/全業協
 全国下水道整備事業者団体協議会の葉山莞児会長(土工協会長)は17日、衆議院議員会館で下水道議員連盟の事務局長を務める田村憲久議員と面会し、平成21年度下水道予算の確保について要望活動を行った。

水安全計画ガイドライン/23年めどに取り組みを
 厚生労働省水道課は「水安全計画策定ガイドライン」をとりまとめ、5月30日付で大臣認可の水道事業体や、都道府県など関係機関に通知した。このガイドラインを活用して水安全計画を策定するなど、危害管理を徹底し良質で安全な水道水の確保に努めるよう求めた。
 これらの取り組みは平成23年ごろまでを目途に行われることが望ましいとしている。水安全計画とは、WHOが提唱している、水源から給水栓に至る各段階で危害評価と危害管理を行って、安全な水の供給を確実にする水道システムを構築するためのもの。

ドライ型ミスト装置の導入支援/大阪市水道局
 大阪市水道局はこのほど、「大阪市水道局・ドライ型ミスト装置導入サポート制度」を創設した。(株)レンタルのニッケンと連携し、企業や一般家庭などを対象に▽導入プランの検討・設計・工事▽保守サービス▽ミスト散布に係る水道料金の減免などについて、12日から受け付けを開始した。また、今年度は大阪大学との共同調査研究を大阪府立天王寺高等学校で行うとともに、11カ所での同局ヒートアイランド対策モデル事業(「大阪市ミスト作戦2008」)を予定している。

水道管管理改革委を開催/京都市上下水道局
 京都市上下水道局は17日、学識者や市民からなる『第1回水道管管理事業の点検改革委員会』を京都市南区のホテル京阪京都で開催した。同委員会では、水道管の維持管理業務や事務所の執行体制のあり方を検討し、昨年、配水事務所で発生した不祥事の信頼回復を目指す。委員長には田中宏明・京都大学大学院教授が就いた。

就任インタビュー/札幌市建設局理事 筑田清貴氏
 札幌市建設局理事(下水道・河川担当)に4月1日付で前同局管理部雪対策室長の筑田清貴氏が就任した。下水道事業に携わるのは初めてだが、土木技術者として同市の発展に大きく貢献してきた。その経験を生かして同市下水道事業をどのように運営していくのか。本紙では筑田理事へのインタビューを実施、これまでの経歴や理事としての抱負などを聞いた。

水道週間行事
水道水の安全性など訴え/神奈川県企業庁
 神奈川県企業庁は、水道週間に合わせて県内7ヵ所でキャンペーンを実施、水道水の安全性やおいしさをPRした。
 5日にJR平塚駅北口で行ったキャンペーン(主催:平塚水道営業所、協力:平塚管工事業協同組合)では、3種類の水の飲み比べやパネル展示、マスコットキャラクターの「カッピー」との記念撮影などが催されたほか、中国の四川大地震やミャンマーのサイクロン被害に対する支援のための募金箱も設置され、市民が次々と募金していた。

給水開始100周年をPR/横須賀市上下水道局
 今年、給水開始100周年を迎える横須賀市上下水道局は7、8日の2日間、給水開始100周年記念事業の一環として上下水道ふれあいデーを市内のショッピングセンターで行い、親子連れを中心に多くの人が訪れた。

ヒーローショーなどが人気/阪神水道企業団
 阪神水道企業団は7日、「尼崎浄水場特別開放2008 ようこそ!ゴクゴク王国へ!」を開催した。施設見学のスタンプラリー、水の不思議ワンダーマジックコーナー、エコゲーム「ウッドカーリング」とともに、「レスキューフォース」ショーが人気を集めた。また、尼崎市水道局も利き水コーナーを併設し、来場者は過去最高の約3,200人を記録した。

メタウォーターの事業展望/インタビュー 松木晴雄 社長
 今年4月1日、NGK水環境システムズ(NWS)と富士電機水環境システムズ(FWS)が合併し、メタウォーターが発足した。機械と電機のトップメーカー同士の統合は上下水道界のみならず、日本の経済界の注目を集めている。松木晴雄社長に同社の事業展望を聞いた。

「支援と参画」を視野に/ダク協総会
 日本ダクタイル鉄管協会の平成20年度定時総会が11日、大阪市中央区のスイスホテル南海大阪で開催され、耐震性を始めとするダクタイル鉄管の信頼性向上のための諸活動、技術広報推進チーム(GST)のさらなる活発な活動展開を中心とした20年度事業計画などを決定した。また、任期満了に伴う役員の改選では、幡掛大輔会長、福井秀明副会長を始めとする役員を再任し、決意を新たにダクタイル鉄管の技術の向上と普及拡大のための活動に取組むことになった。

業界団体総会
組合員の加入促進を/東管協組
 東京都管工事工業協同組合(木村昌民理事長)は5月27日、東京港区の赤坂コミュニティぷらざで平成20年通常総代会を開き、平成20年度事業計画などを決めた。

70周年で更に発展/日空衛
 日本空調衛生工事業協会(石田栄一会長)は5月28日、東京千代田区の帝国ホテルで第60回通常総会を開き、平成20年度事業計画などを決めた。

給水管洗浄の研究を/飲料水管理協
 全国建築物飲料水管理協会(木村晃久会長)は5月30日、東京港区の第一ホテル東京で第32回通常総会を開き、平成20年度事業計画などを決めた。
 今年度は、建築物における給水管理の改善等に関する研究、レジオネラ症対策の技術研究、給水管洗浄技術に関する調査研究などを行う。

水田施用の見学ツアー 7月開催、参加者募集/PSI協会
 特定非営利法人ポリシリカ鉄凝集剤普及協会(PSI協会)は、東北大学大学院農学研究科附属複合生態フィールド教育研究センター(宮城県大崎市)で実施しているPSI浄水発生土の水田施用試験の見学ツアー(後援=日本水道協会、水道技術研究センター、日本水道工業団体連合会)を実施する。同試験は、長浜水道企業団提供のPSI発生土を水田に施用し、水稲育成とメタン放出に及ぼす影響を調査するもの。
 開催日時は7月15日(火)。13時JR古川駅前集合、14時~15時圃場見学、15時15分~17時ディスカッション、18時JR古川駅前解散。
 問い合せ申込みは、事務局(TEL03-3426-2967)まで。

斎藤会長を再選/雨水貯留浸透製品工業会
 雨水貯留浸透製品工業会(斎藤章会長)は5月29日、東京金町のエバタ本社で第11回定時総会を開き、平成20年度事業計画などを決めると共に、規約が改定され、新たに賛助会員制度が導入された。また、役員改選が行われ、斎藤会長が再選された。