東京都水道局が整備を進めていた日向和田浄水所(青梅市)の完成式典が1日に行われた。今回の整備は昭和3年に築造された緩速ろ過方式の既設浄水所(施設能力3,300立方メートル/日)が老朽化していること、降雨時に原水が高濁度になり処理ができないことなどから膜ろ過施設にリニューアルするために進められたもの。 施設の完成により、クリプトスポリジウム等の病原性微生物を完全に除去できるほか、原水水質の急激な変化にも確実に対応することができる。また、維持管理が容易で自動化・遠制化も実現した。膜は安全性やメンテナンスの良さからメタウォーター(株)のセラミック膜を採用。全量ろ過方式で回収率は98.7%となっている。 |
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