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2008年(平成20年)  8月 21日(第4426号)





「そのまま飲む」がトップ/内閣府・水に関する世論調査
 内閣府は「水に関する世論調査」の結果を公表した。水の飲み方について複数回答で尋ねると「水道水をそのまま飲む」が37.5%でトップ。以下「浄水器を設置」32%、「ミネラルウォーターなどを購入」29.6%と続き、質を重視している傾向がうかがえる。下水道では整備に対する要請は普及とともに減少しているが、雨水・再生水利用の促進への要請が高まっている。また、上下水道とも若年層に対する認知不足が浮き彫りになっている。一方、国際協力では関心の高さを示す結果となった。

ダク鉄管に単品スライド/厚労省
 厚生労働省水道課は19日、資材価格の著しい変動に応じて発注済み工事の請負代金を変更するいわゆる単品スライド条項について、的確に運用することを水道事業体に周知するよう、各都道府県の水道行政担当部局に事務連絡した。

温室効果ガス削減効果/国交省
 国交省下水道部は「温室効果ガス削減効果に関わる便益の算定方法」をまとめ公表した。下水道事業での温暖化防止への貢献ぶりを金額として定量化することが可能になるという。下水道協会のホームページから取り出せる。

徳島で事業研究大会/工水協
 平成20年度工業用水道事業研究大会(日本工業用水協会主催)がさきごろ徳島市のホテルクレメント徳島で開催された。会員ら約150名が出席し、「外部委託の活用による事業の効率化」など3課題について議論した。次期開催地は熊本県。

紫外線の審査受付け/9月1日から
 水道技術研究センターは「紫外線照射装置JWRC技術審査基準(中圧紫外線ランプ編)」に基づく、適合認定依頼の受付けを9月1日から開始する。同センターは水道事業体における紫外線処理設備の導入を支援するためこの基準を制定した。基準は8月15日から販売され、HPに目次及び第一章が掲載される。

海外調査の参加者募集
 水道技術研究センターは水道技術視察調査(カナダ、アメリカ)の参加者を募集している。期間は平成20年10月1日~10日。詳しくはHP参照。

湖沼の水質改善へ/JICA個別研修
 インド南部の都市ハイデラバード市の下水道関係者7人が来日し、JICAの個別研修を受けた。同市の中心部にあるフセインサガール湖の水質改善を目標に、今回の研修では総合的な湖沼水質保全手法や下水処理の多様な技術などの把握を目指した。期間は7月28日~8月7日。
 4日には国交省の下水道部を表敬訪問し、松井正樹・下水道部長らと情報交換した。

愛国浄水場更新で懇話会が報告書/釧路市上下水道部
 釧路市の基幹浄水場である愛国浄水場の更新方法について検討を重ねてきた「釧路市愛国浄水場更新基本構想検討懇話会」(座長=松井佳彦・北海道大学大学院教授)は、報告書をとりまとめ伊東良孝・市長と藪田守・公営企業管理者に手渡した。報告書では、現在の浄水場敷地内で膜ろ過を基軸とした処理方式を導入した更新を推薦しているが、処理フローや運転条件などを見極めるため実証実験が必要だとしている。同市上下水道部では、早ければ年内に更新についての市の方針を決めたい考え。

残留塩素の低減化を推進/千葉県水道局おいしい水懇
 千葉県水道局は、「第4回おいしい水づくり推進懇話会」(座長=佐々木弘子・聖徳大教授)を開き、おいしい水づくり計画の施策の進捗状況と今後の取組み予定について話し合った。
 今回の議題は1.よりおいしい水をつくる取組み2.塩素多点注入3.配水区域細分化後の残留塩素低減化4.取組みのPR、水道出前講座等5.貯水槽水道の巡回サービス6.ウォーターメイトの状況報告7.水質状況―。

秋葉部長の講演会も開催/利根川・荒川水協総会
 利根川・荒川水系水道事業者連絡協議会(会長=東岡創示・東京都水道局長)は、都庁第二本庁舎で第79回総会・講演会を開催した。
 「水道水源の水質保全対策の推進に関する要望」を行っていくことを決めたほか、千葉県、埼玉県、東京都が水質事故報告を行った。
 講演会では、国立保健医療科学院の秋葉道宏・水道工学部長が「水道水質管理に関する最近の動向」と題して登壇。

下水道科学館など開放/名古屋市上下水道局まるはちの日関連行事
 名古屋市上下水道局は“まるはちの日”の関連行事として8日、恒例の給配水塔の開放、下水道科学館夏まつり、中央イベントへのブース出展を行った。局職員は、市民ボランティア『アメンボクラブ』の会員らと協力し、来場者で賑わう各会場で応対に当たった。

経営問題研究会開く/東京都水道局
 東京都水道事業経営問題研究会(座長=井手秀樹・慶應大商学部教授)はさきごろ、20回目の会合を開き、平成20年度主要事業や主要事業の課題について話し合った。委員からは水源林の管理や活用について多くの意見や質問が寄せられるなど、環境対策に関心が集まった。

活発な意見交換を行う/相水協小委員会
 相模川・酒匂川水質協議会(相水協)は7月23日、平成20年度第1回小委員会を横浜市内で開き、19年度の事業報告や決算及び会計監査報告を承認したほか、事務局が提出した資料などについて活発な意見交換を行った。

下水高度処理水で打ち水/京都市上下水道局
 京都市上下水道局は1日、局庁舎前で西村京三・公営企業管理者をはじめ幹部職員らが打ち水を行った。
 同局の打ち水は、打ち水大作戦2008への賛同、京都議定書発効にちなんだプロジェクト「DOYOUKYOTO?」の一環となるもの。下水の高度処理水を活用し、近隣のホテルや銀行も参加、さらに局の各営業所前でも打ち水を行った。打ち水後10分の計測では、路面温度は4.4℃、気温は1℃下がった。

プロ野球選手らと球場で打ち水/打ち水大作戦2008ひろしま
 「打ち水大作戦2008ひろしま」が11日、広島市の広島市民球場で開催された。「ひろしまの気温をみんなで2℃下げようや~!」を合言葉に、下水再生水(約8立方メートル)をファウルグラウンドに一斉にまくもので、プロ野球・広島東洋カープのブラウン監督や選手7人をはじめ、親子連れら約1,300人が参加した。
平均で1.1℃気温が低下

消化ガス発電の低コスト化へ/長岡技大
 長岡技術科学大学の姫野修司・准教授らは、国土交通省建設技術開発助成により土木研究所、東京設計事務所と共同で「高性能分離膜とガスエンジンによる下水汚泥バイオガスの低コストエネルギー生産技術の開発」をスタートさせた。セラミック製の気体分離膜を用いた消化ガス精製システムにより消化ガス中のメタン、二酸化炭素(CO)の高純度化を図るもので、導入が難しいとされてきた中・小規模の下水処理場での効率的な消化ガス発電が期待される。

情報支援システムを拡販/明電舎
 明電舎は、維持管理情報支援システム「REALFIELDGEO(リアルフィールドジオ)」の販売を上下水道分野にも拡大する方針を明らかにした。同システムは、遠隔地の現場画像をPHS・FOMA・衛星電話・MCA無線などでサーバに送り、画像をデータベースに蓄積すると同時に、サーバからイントラネット接続されたクライアントパソコンにライブ画像を配信するITシステム。地図画面に表示されるため、施設点検や管布設工事の支援だけでなく、災害時の現場情報収集も強力にサポートする。既に鉄道や電力関連では採用されている。

持ち運べるトイレ開発/日本セイフティー
 日本セイフティー(本社・東京、西田孝社長)はこのほど、災害備蓄用の組立トランク式トイレ「ラップポン・トレッカー」を開発し、販売を開始した。
 同社は2005年に介護用ポータブルトイレとして「ラップポン」を開発、能登半島地震、中越沖地震では150台を被災地へ送り、支援活動を行っている。
 ラップポンは水を使わない、臭わない、手入れが簡単という特徴があるが、今回のラップポン・トレッカーはそれらの特徴に加えて持ち運びができる、本体を4台まで重ねて保管できる、組立が簡単で場所を選ばず、バッテリーボックス(別売り)と併用することで設置範囲が拡大することができるという特徴がある。設置は上下のフタを取り脚部を広げて補助棒を取り付けるだけ。重さも16キロで移動も簡単、幅44センチ、奥行46センチ、高さ26センチで4段重ね(104センチ)ができ省スペース収納ができる。

東京都の取組みなどを紹介/循環のみち研
 日本下水道施設業協会・下水道循環のみち研究会は、東京・新川の馬事畜産会館で第4回セミナーを開き、高橋良文・東京都下水道局技術開発担当部長(当時・現TGS部長)が「首都東京の再生水・エネルギー循環下水道について」と題して講演した。

活性炭製品を価格改定/クラレケミカル
 クラレケミカル(本社・大阪市、岩脇伸夫社長)は11日出荷分から、活性炭製品および関連製品全般を15~30%値上げした。原材料価格や海上輸送費の高騰を受けたもので、経営努力のみで吸収できる範囲をはるかに超えたとしている。

自動検針システムを開発/シスコ・コミュニケーションズ
 システム開発会社のシスコ・コミュニケーションズ(本社・岡山市、川西博仁代表取締役)はこのほど、既存の機械式メータを使用した自動検針システムを開発した。メータ上部にカメラを設置し、特定小電力無線で検針値の画像を送信する方法で、簡単かつ安価に無線検針の構築が期待できる。同社は今年6月、沖縄県中城(なかぐすく)村に全国で初めて納入した。

仮穴穿孔機の販売強化/草野作工
 草野作工(本社・北海道江別市)は、高性能仮穴穿孔機「BORER(ボーラー)」の販売を強化する。口径150ミリの下水道取付管や口径200ミリの塩ビ汚水桝に対応する。90度曲管でも穿孔機ヘッドユニットに取付けたカメラで管内を確認しながら挿入ができる。

CSR報告書発行/日新電機
 日新電機は「CSR報告書2008」を発行した。同社グループのCSRの考え方を表明するとともに、具体的な活動成果として、環境にやさしい製品の開発や個人の成長と顧客価値の高い製品作りを目指して、全員が参加する小集団活動などを紹介している。

27日から県産品展/埼玉県
 埼玉県は27日~29日の3日間、第4回「建設資材県産品フェア」をさいたま新都心駅改札口コンコースで開催する。入場は無料。時間は10時から17時まで(最終日は15時まで)。41企業・4団体が出展予定。

優良設計技術者を表彰/JS
 日本下水道事業団(JS)東日本・西日本両本部は4日、優良設計技術者の本部長表彰を発表した。これは、両本部が発注し前年度に完了した委託業務の中から、品質が特に優れている業務を担当した者で創意工夫や高い技術力が見られた設計技術者(管理技術者または担当技術者)を表彰するもの。今回は両本部で489件の中から27人が表彰された。

エコ発電で海淡化/いちごHD
 ピザ宅配のストロベリーコーンズなどの親会社であるいちごホールディングス(本社・仙台市)は、太陽光発電、風力発電のクリーンエネルギーで海水や汚水を飲料水にする“エコ発電海水・汚水淡水化給水車”を開発、水不足に悩む海外諸国をはじめ災害時の飲料水の確保用として国内の自治体向けに販売をはじめる。
 この給水車の浄水システムは、海水や河川水をホースで汲み上げ、急速濾過器で固形不純物をろ過。さらに小型のロータリポンプを使用して逆浸透膜(RO膜)でろ過し、次亜塩素酸を注入して飲料水にする。これらの機器をトラックに搭載、そしてトラック上部に設置された太陽光発電、風力発電でこれらの機器を駆動させる。浄水能力は、最大で日量10トン。