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2008年(平成20年) 10月 6日(第4437号)
大雨時の下水道管きょ工事手引き/国交省
水・衛生問題に貢献を/国際衛生年記念シンポ
松原市長を表敬訪問/日水協・御園専務
費用負担など検討/国交省の懇談会が再開
22団体が資金不足/総務省新指標
第2回研究会を延期/水制度改革国民会議
「水問題に取り組む」/麻生首相、所信表明演説
MSD工法で地中接合/東京都水道局
太田和調整池の運用開始/神奈川県内(企)
最大規模深井戸が完成/米子市水道局
気象講習会を開催/東京都下水道局
業務・資本提携を解消/クボタ 月島機械
工業用水が13年ぶり黒字/大阪市水道局
社名を「データベース」に/メンテック
大雨時の下水道管きょ工事手引き/国交省
国交省下水道部は3日、「局地的な大雨に対する下水道管渠内工事等安全対策検討委員会」(委員長=古米弘明・東大大学院教授)の最終委員会を開催した。議事では、雨水が流入する下水道管きょにおける工事等の安全の確保に必要な対応策を示した手引き案を分かりやすく現場実態に即したものとするため、内容の検討を行った。今後は、古米委員長と事務局が今回の各委員の意見を反映させた手引きをまとめ、早急に発注者や請負者に周知していきたいとしている。
水・衛生問題に貢献を/国際衛生年記念シンポ
今年が“国際衛生年”に定められていることを記念して企画された「国際衛生年記念下水道シンポジウム」(主催=国交省、東京都など)が9月29日、東京・青山の国連大学で開催された。「日本の技術と経験を活かした世界の水・衛生問題への貢献」と銘打って、講演やパネル討論を通して日本の国際貢献のあり方などについて考えを深めた。
松原市長を表敬訪問/日水協・御園専務
御園良彦・日本水道協会専務理事は先月29日、松原武久・名古屋市長を表敬訪問し、今月29日から2日間にわたり開催される日水協全国総会への協力を要請した。
総会への期待を語る松原市長(右)
費用負担など検討/国交省の懇談会が再開
国土交通省下水道部は先月30日、第4回下水処理水の再利用のあり方を考える懇談会(座長=黒川和美・法政大学大学院教授)を開いた。懇談会では下水処理水の再利用のあり方について検討しており、中間とりまとめを発表している。とりまとめでは社会的な効果、下水道事業としての範囲、トータルコストの把握と費用負担方法などについて整理されている。
22団体が資金不足/総務省新指標
総務省は先月30日、地方自治体の財政状況を公営企業などを含め連結ベースで把握するため、新指標に沿って算定した指標を公表した。このうち水道3団体、簡易水道6団体、下水道13団体が資金不足比率が経営健全化基準以上(20%以上)である団体として公表されている。
第2回研究会を延期/水制度改革国民会議
水制度改革国民会議(事務局長=稲場紀久雄氏)は、10月14日に予定していた「第2回水循環基本法研究会」を延期することを決めた。政界がゆれているのが理由。総選挙後なるべく早く開催する意向。日程が決まり次第、連絡する。
「水問題に取り組む」/麻生首相、所信表明演説
先月29日、麻生首相が行った所信表明演説の中に水問題に取り組むという内容が盛り込まれた。これは首相が国際貢献について述べた中で日米同盟強化、太平洋地域の安定に次いで入れられたもの。首相の所信表明演説の中に水問題が入れられたことで、これまでの活動に弾みがつく。
MSD工法で地中接合/東京都水道局
東京都水道局は、給水の安定化や水道システムの耐震性強化を目的に管路整備を推進している。都市部での工事は施工スペースなどの制約を受けることが多いが、同局と施工企業の高い技術力でクリアしている。今夏には、口径1千ミリの配水本管新設工事の現場で、シールドトンネルを地中で接合する「MSD工法」が施工された。
太田和調整池の運用開始/神奈川県内(企)
神奈川県内広域水道企業団は1日、横須賀市内に建設した太田和調整池の通水式を開催し、同企業団職員をはじめ、横須賀市や施工企業の関係者らが集う中、横須賀市西部地区の安定給水に貢献する施設の通水を祝った。同調整池が通水したことにより、同企業団が進めてきた相模川水系建設事業(第1期)が完了し、大きな節目を迎えることになる。
最大規模深井戸が完成/米子市水道局
米子市水道局が車尾(くずも)水源地構内で進めてきた「深井戸3号新設工事」がこのほど完成した。井戸は内径400ミリ、深さ86メートルで、適正揚水量約5千立方メートル/日(最大揚水量約1万立方メートル/日)は同市最大規模。鑿井工事は(株)モチダ、電気工事は鳥取電業(株)が担当し、総事業費は約1億3千万円。8月8日に「車尾深井戸3号取水井」竣工式が行われた。
気象講習会を開催/東京都下水道局
東京都下水道局はこのほど、気象の基礎的な知識を習得して安全管理に活用するため、気象講習会を開いた。これは8月5日に突発的な集中豪雨により発生した雑司ヶ谷幹線再構築工事の事故を受けて行ったもの。今後も定期的に講習会を実施していくとしている。
業務・資本提携を解消/クボタ 月島機械
クボタと月島機械は9月25日、両社の業務・資本提携を解消した。
工業用水が13年ぶり黒字/大阪市水道局
大阪市水道局はこのほど、水道事業会計並びに工業用水道事業会計の平成19年度決算の概要を明らかにした。それによると、水道事業は6年連続の黒字(約73億円)、工業用水道事業は13年ぶりの黒字(約2億円)となっている。
社名を「データベース」に/メンテック
メンテックは1日、社名を「データベース」に変更した。