東京都は16日、平成21年度予算案を公表した。水道局、下水道局ともに、昨年11月公表の主要事業計画案からの大きな修正はなかった。資本的支出を見ると、水道局は1,551億8,900万円、区部下水道事業は3,647億8,200万円、流域下水道事業は193億8,700万円。 《水道局》 東京水道経営プラン2007の最終年度であり、掲げた施策を着実に実施する。建設改良費は977億500万円(対前年度比17億7,400万円増)。 主要施設整備事業は総額で900億円(増減なし)で1.水源及び浄水施設整備事業300億円(同)2.送配水施設整備事業540億円(同)3.給水設備整備事業60億円(同)となっている。 《下水道局》 区部下水道事業の建設改良費は1,570億円(増減なし)で、建設費は1,250億円(同)。流域下水道事業の建設費は129億円(同)で、改良費は17億円。東京都下水道事業経営計画2007の最終年度にあたるため、目標達成に向けて重点的に事業を執行する。 区部下水道事業の予算見積額を重点事業別に見ると1.老朽化施設の再構築790億7,700万円2.浸水対策の推進238億6,800万円3.震災対策の推進43億6,500万円4.合流式下水道の改善46億6,300万円5.高度処理の推進16億1,000万円6.地球温暖化の防止・エネルギーの有効活用7,500万円7.資源・空間の有効利用8億5,100万円8.ソフトプランの推進9億1,800万円9.汚泥処理の効率化13億7,300万円―となっている。 |
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