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2009年(平成21年)  1月 29日(第4463号)





下水道からリン回収促進/国交省検討会
 国土交通省下水道部は20日、「第1回下水・下水汚泥からのリン回収・活用に関する検討会」(座長=津野京大教授)を下水道機構会議室で開いた。検討会では下水汚泥等からのリン回収に取り組んでいる自治体における現状や課題を把握するとともに、農業関係者等のユーザー側の実態やニーズを把握し今後の取組みの方向性を検討していく。自治体とユーザー側団体が話題提供した上で意見交換を行っていく。

2次補正予算の積極活用を/日水協理事会開く
 日本水道協会は27日、第262回理事会を協会会議室で開いた。平成21年度の水道関係予算について厚生労働省と総務省から説明された。中で特に平成20年度第2次補正予算(27日成立)について厚労省の粕谷明博・水道課長と海野直人・同課長補佐は「積極的な活用をお願いします」と要請した。
 補正予算には水道関係合計で102億円が計上。基幹水道構造物の耐震化事業や老朽管更新事業など、4つの事業について補助採択基準の大幅な緩和が図られている。どれも資本単価要件や料金要件が撤廃されていて、これまで補助の対象にならなかった事業体も補正予算に限っては補助を受けることが可能になっている。
 海野補佐は、「早期に事業計画を取りまとめて補助要望の協議を」と訴えた。日水協事務局も、せっかくの予算が執行できなければ今後の水道予算にも大きな影響が出る可能性があるとして「この好機を逃すことなく積極的な活用を」と出席者に呼びかけた。

「AMは役立つツール」/JSシンポ
 日本下水道事業団(JS)は20日、新春シンポジウムを都内で開いた。下水道のアセットマネジメント(AM)をテーマに行われ約210名が参加した。パネルディスカッションで静岡市の導入事例が紹介されるなど、AMへの理解を深めるものとなった。

水道事業者が名乗り/チーム水・日本へ
 “チーム水・日本”構想に水道事業者で組織するチームが名乗りを挙げた。日本水道協会は27日、水道の安全保障に関する検討会(委員長=御園良彦・同協会専務理事)の第5回会合を開き、同検討会を運営主体にした水道事業者のチームを立ち上げることを決めた。今月30日の「水の安全保障戦略機構」発足に併せたもので、チーム名は「命の水道・ニッポン」が候補に挙がったが正式には決まらなかった。

「年会」山口大で
 日本水環境学会(花木啓祐会長)は3月16~18日に「第43回日本水環境学会年会」を山口大学吉田キャンパス(山口市)で開催する。現在、予約申し込みを学会ホームページの専用フォーム(http://www.jswe.or.jp/seminar/)で受け付けている。申し込み期限は2月16日。これ以降は年会当日に会場での受け付けとなる。非会員でも参加できる。

次世代型浄水技術確立へ共同研究/大阪市水道局・阪神水道企業団
 大阪市水道局と阪神水道企業団による「次世代型都市水道システムの構築」に向けた技術開発の取り組み概要がこのほど、明らかになった。両事業体は昨年5月、同等の技術水準にある調査研究を共同実施することで、相互補完による高い相乗効果、実験施設の建設・運用の効率化など大きな費用対効果が得られるとして、「阪神水道企業団・大阪市水道局技術協力に関する連携協定」および「浄水技術の共同研究に関する実施基本協定」を締結している。

指定事業者講習会を開く/東京都水道局
 東京都水道局は14日、今年度2回目となる指定給水装置工事事業者講習会を都庁第一本庁舎で行い、対象となった503事業者のうち412事業者が受講した。講義では、指定給水装置工事事業者工事施行要領の変更点である増圧直結給水の拡大とメータバイパスユニット設置の一部任意化などが説明された。

水道技術協力へ連携協定/大阪市藤井寺市
 大阪市水道局と藤井寺市水道局はこのほど、「藤井寺市水道局・大阪市水道局技術協力に関する連携協定」を締結した。水道技術業務の相互連携を強化し、事業の効率的かつ安定的運営を図るもので、「災害応援協定」および「技術研修実施協定」も併せて締結した。

合同表彰式を開催/東京都下水道局
 東京都下水道局はこのほど、東京新宿の都民ホールでダイエットレシピコンテストおよび小学生下水道研究レポートコンクールの合同表彰式を行った。

ダイエットレシピの表彰者

新聞部門で最優秀賞を受賞した林さん

雨水調整池を親子で見学/さいたま市下水道部
 さいたま市建設局下水道部は、下水道出前講座の一環として施設見学会を開催した。開催にあたっては、父親が主役となって子供と触れ合う機会をつくることを目的とするさいたま市立蓮沼小学校「ゴジラの会」(PTAの一つ)と連携。このゴジラの会が開催しているミステリーツアーの第3弾として、抽選で選ばれた親子60名が上落合雨水調整池などの地下施設を探検した。

アジア4都市から研修生受入/横浜市水道局
 横浜市水道局は、アジア太平洋都市間ネットワーク(CITYNET)と連携し、4都市から4名の研修生を受け入れ、水質管理の研修を12月1日から12日まで行った。初日の1日には、研修生が齋藤義孝・水道局長を表敬訪問したほか、目的発表会で各研修生が所属する事業体の状況や課題を発表した。
 今回の研修生は▽バンダアチェ市(インドネシア)▽台北市(台湾)▽ホーチミン市(ベトナム)▽上海市(中国)―から1名ずつ来日している。

経営・環境レポートを公表/東京都下水道局
 東京都下水道局はさきごろ経営・環境レポート2008を公表した。これによると、平成19年度に実施した環境保全対策により、温室効果ガスを約14万7千トンを削減し、約90万トンの汚泥を資源化。また区部の財政収支は企業努力により23億円の収支改善となったとしている。

“貼る補修”で施設延命化/阿南電機
 阿南電機のスーパー補修材(同社製品名「ウルトラパッチ」)が好評だ。補修対象に紫外線硬化型FRP(ガラス繊維強化プラスチック)シートを貼り、接着する画期的な製品。上下水道施設の延命化に適するとともに、エポキシ補助材などとの併用で、運転中の漏水修繕などにも対応できる。昨年10月の名古屋水道展にも出品され、大きな注目を集めた。

2月に水道人囲碁大会/水団連
 日本水道工業団体連合会は2月28日(土)、東京・市ヶ谷の日本棋院で第34回関東全水道人囲碁大会(後援=日本水道協会・水道産業新聞社ほか)を開催する。
 受付開始は午前10時、競技開始は10時30分から(4時頃終了)。参加費は4千円(昼食費含む)。申込締切は2月18日(水)。申込み・問い合せは、関東全水道人囲碁同好会事務局(日本水道工業団体連合会内)TEL03-3264-1654まで。

緊急膜ろ過装置を拡販/磯村豊水機工
 磯村豊水機工は28日、震災時などの緊急対策用膜ろ過装置「ライラック」の販売を強める方針を明らかにした。大容量で飲料水だけでなく生活用水にも対応でき、学校等のプールの水なども処理できることから応急給水車の出動回数の軽減にも貢献できるという。

賀詞交歓会
危機をバネにして/東空衛
 東京空気調和衛生工事業協会(是常博会長)は14日、東京丸の内の東京会館で平成21年新年賀詞交歓会を開いた。

公共事業の促進を/全国さく井協会
 全国さく井協会中央支部(会長・脇雅史参議院議員)は15日、東京八丁堀の東京建設会館で平成21年新年賀詞交歓会を開いた。

結束して難局打開/水道バルブ工業会
 水道バルブ工業会の平成21年度賀詞交歓会が16日、彦根市の彦根キャッスルホテルで開催された。

地域信頼に応える/全管連
 全国管工事業協同組合連合会(大澤規郎会長)は16日、東京港区の虎ノ門パストラルで新年賀詞交歓会を開いた。

新年のつどい開く/設備設計事務所協会
 日本設備設計事務所協会(尾島勲会長)は20日、東京一ツ橋の如水会館で平成21年「新年のつどい」を開いた。