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第8回水道技術国際シンポ/神戸市で6月10日から 展示会には56者が出展 |
3年に1度の国際舞台。水道技術研究センターの「水道技術国際シンポジウム」が今年、神戸市(神戸国際会議場/神戸国際展示場)を会場に開催される。水道技術分野で定期的に行われている国内唯一の国際シンポ。昭和63年に第1回が開催されて以来、8回目を数えた。日本の水道が置かれた状況が刻一刻と変化する中、その時々に合ったテーマで国内外の最新知見が披露され、情報交換されてきた。世界的に水への関心が高まってきている今、開催されるシンポでどのような議論が交わされ、成果を得るのだろう。楽しみは尽きない。 |
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インド、ベトナム、サウジが対象/下水道グローバルセンター開設 |
国交省下水道部、下水協などが水・衛生問題の国際貢献を行うために設置する「下水道グローバルセンター」(名称GCUS=ジーカス)が4月中旬に立ち上がる。主な活動内容は下水道関連企業のビジネス展開支援と、対象国からの研修生受け入れ。これらの活動成果を地方公共団体に還元し、新たな下水道施策の展開に反映させる。JICA、国交省、地方公共団体が実施する国際交流活動に対し技術的側面を中心に支援する。 事務局は下水協に設置。国総研下水道研究部、日本下水道事業団、下水道業務管理センター、下水道新技術推進機構がメンバーとして参加する。 ビジネス支援では対象国ごとに支援グループを作り、センターに集まった案件情報が提供される。グループには企業、地方公共団体、大学が自由に入れるようにする。当面の活動対象国としてインド、ベトナム、サウジアラビアが決まった。 インドではこの2月に現地でワークショップを開催し、日本の膜処理、再生水利用技術を紹介した。ベトナムには国交省から長期専門家を派遣し、汚泥のリサイクルなど現地の課題の把握に努める。サウジアラビアでは再生水利用を中心としたJICAの技術協力が08年度で終了するが、相手の要望に応じて継続する見込み。 |
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「進めるに値」と橋下知事/大阪府・市水道事業統合 |
大阪府・市水道事業の統合をめぐって橋下徹・大阪府知事、平松邦夫・大阪市長は31日、大阪市都島区の大阪市公館で意見交換会を実施した。大阪市が新たに提案したコンセッション型の指定管理者制度について、橋下知事は「進めるに値する案」と評価し、新市案を府議会や受水市町村に説明し協議していく意向を示した。 大阪市の新提案は市がコンセッション型の指定管理者として、府の用水供給事業を包括的に受託するもの。市は用水供給事業の認可を受け、受託期間は平成23年から20年程度を予定。用水供給料金は平成25年度から10円/立方メートルを引き下げる。 |
橋下知事、平松市長が会合 |
21年度政府予算を配分/水道334億円、下水道1兆1637億円 |
平成21年度の上下水道予算が配分された。昨年に引き続き、災害に強い施設整備に重点を置く配分となっている。 水道関係(厚労省計上分)では21年度予算額665億円のうち、第1次実施計画として334億円が配分された。これには20年度予算の繰り越し分も含まれており、実際の事業量は500億円を超えているとみられる。老朽管の更新や重要給水施設整備などライフライン機能強化等事業費に重点配分した。 一方、下水道は1兆1,637億円を配分した。浸水対策(2,307億円)や地震対策(533億円)、資源・エネルギー化の推進(955億円)などに重点的に振り分けられた。 |
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各国から支持受ける/グローバルセンター |
下水道グローバルセンターの活動内容が第5回世界水フォーラムで紹介され、参加した国々から賛同が得られた。紹介されたのは日本の下水道関係者が参加したセッション。滝沢東大教授が活動内容を紹介すると内容を支持する意見があったほか、同センターと連携を希望する国から接触があった。 |
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黒部市バイオマス事業支援/国交省下水道部 |
国交省下水道部は13日、黒部市のバイオマス利活用事業を「民間活用型地球温暖化対策下水道事業」として補助対象にすると発表した。この事業は下水道処理場に食品残渣(コーヒー粕)を受け入れ、下水汚泥とあわせて処理し、乾燥汚泥(1,275トン/年)を発電燃料として県外の電力会社に供給するもの。県内の農場では乾燥汚泥を培養土原料(5トン/年)として利用する。 |
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浮上防止マンホール普及へ/工業会が発足 |
地震時の液状化によるマンホールの浮上を防止するため、浮上防止マンホールフランジ工法の普及を目指す「浮上防止マンホール工業会」の設立総会が27日東京都内で開かれ、会長にフクハラキャスト技研の福原勝社長が就任した。同工業会では今後、浮上防止技術並びに浮上防止製品を全国的に普及させるために本格的な活動を展開していく方針だ。 |
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減圧槽利用し水力発電/東京発電甲府市上下水道局 |
東京発電は、甲府市上下水道局と共同で建設を進めていた「山宮発電所」が竣工し、3月24日に竣工式を行ったと発表した。山宮発電所は、甲府市上下水道局の水道施設である山宮減圧槽を利用した水力発電所で、環境負荷の抑制を目的に建設された。年間約90万kW/h(一般家庭約250軒分の年間使用電力量に相当)の発電で、382トンの二酸化炭素削減効果を見込んでいる。 |
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上下水道事業体21年度予算 |
老朽鋳鉄管の更新など/仙台市 仙台市は、平成21年度予算を公表した。 《水道事業》 水道事業の建設改良費は65億8,643万2千円(対前年度比8億7,808万4千円増)となった。同市水道事業中期経営計画を基に、水質管理の充実、維持管理の充実、災害対策の充実を図り、安定給水を目指す。 《下水道事業》 下水道事業は、建設改良費に95億1,462万5千円(対前年度比17億8,030万9千円減)を計上し、管渠、ポンプ場、浄化センターの整備・更新を実施する。
尼崎浄水場Ⅱ期工事完成/阪神水道企業団 阪神水道企業団の平成21年度予算は、資本的支出174億4,200万円(対前年度予算比21.0%増)、建設改良費81億2千万円(同140.9%増)を計上。第5期拡張事業が最終年度で積極型となり、尼崎浄水場Ⅱ期工事が完成する。
紫外線処理設備が着工/岡山市水道局 岡山市の平成21年度水道事業当初予算は総事業費231億円(対前年度当初予算比8.1%減)、建設改良費60億1,200万円(同1.2%減)を計上。「同市水道事業総合基本計画」基本政策を推進し、新規で紫外線処理設備、水飲み場の設置などを行う。
ポンプ設備増設など推進/岡山市下水道局 岡山市の平成21年度下水道費特別会計予算は総事業費355億1千万円(対前年度予算比31.5%減)、公共下水道建設改良費98億1,900万円(同20.0%減)を計上。公共下水道事業では管きょ・ポンプ・処理場の各施設整備を推進し、ポンプ設備増設工事などに取り組む。 |
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DSPで講演会/循環のみち研究会 |
日本下水道処理施設業協会・下水道循環のみち研究会は先月、東京新川の馬事畜産会館で第7回セミナー「ディスポーザーを取り巻く最近の状況(講師=栗原秀人・下水道新技術推進機構下水道新技術研究所長)」を開いた。栗原氏は「事業系ゴミの再利用率は53%とかなり進んでいるが、家庭ゴミのリサイクル率は、選別・回収に課題があり2%に留まっている」と生ゴミ処理の実態を紹介。 |
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21年度展示会を審議/水団連 |
日本水道工業団体連合会は27日、東京・市ヶ谷の日本水道会館で第143回広報宣伝委員会を開き、平成21年度展示会開催計画などについて審議した。 展示会については、5月20日(水)~22日(金)の3日間、日本水道協会全国水道研究発表会にあわせて「さいたま水道展」(会場=大宮ソニックシティ第一展示場)を開催するほか、11月11日(水)~12日(木)の2日間、日本水道協会全国総会にあわせて「堺水道展」(会場=堺市金岡公園)を開催する方針。 |
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ポンプ生産能力1.5倍に/鶴見製作所米子工場 |
鶴見製作所(本店・大阪市、辻本治社長)は、米子工場内で4番目の工場棟建設を進めている。既存工場棟(昭和40年稼動)の老朽化対策、最新設備での技術継承などを図るもので、完成すれば、真空ポンプなどの年間生産能力が現在の1.5倍に当たる3千台となる。建物・機械は発注済で、建物の一部は1月に完成しており、11月頃の稼動を予定している。 |
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