水道産業新聞社
検索  


水道産業新聞とは新聞購読のお申し込み会員サービスコーナー


今週の紙面
過去の特集一覧
バックナンバー
水の資料館
水の資料館
出版物案内
水道・下水道年鑑
関連書籍
水の広報PR
水の広報PR
水の写真コンテスト
水の写真コンテスト
上下水道製品技術紹介
水道資機材総合事典
下水道資機材・工法総合事典
リンク集
リンク集
健康のため水を飲もう
健康のため水を飲もう
会員のコーナー
意見の玉手箱
会社案内
会社案内
個人情報保護方針
採用情報


バックナンバー

2010年(平成22年)  8月 23日(第4594号)






インフラ輸出へ部会設置/経産省
 経済産業省は、6月に策定した「産業構造ビジョン2010」で提言したインフラ・システム輸出に関する総合的な戦略の策定・実施を官民連携で進めていくため、産業構造審議会貿易経済協力分科会の下に「インフラ・システム輸出部会」を設置、5日に初会合を同省で開催した。同省では、「水」を含むインフラ・システム11分野にそれぞれワーキンググループ(WG)を設置、WGで個別案件などを議論し、その結果を部会に集約する。第2回部会は早ければ年末に開くことにしている。

『環境に優しい水道』PRを/谷津・環境省大臣官房長が会見
 環境省大臣官房長に10日付けで就任した谷津龍太郎氏が18日、会見した。
 谷津氏は、地球温暖化対策を環境行政における目下の重要課題とし、政策の具体的方向として1.エネルギーと資源面からの持続可能な社会の実現 2.自然との共生・安全・安心の暮らしの実現―をあげた。官房長としては、「様々な施策が相乗効果をあげるような政策調整に力を注ぎたい」と抱負を語った。

管理委託要領案、仕様書の作成進む/日水協11月から説明会を開催
 日本水道協会は「水道施設維持管理等業務委託積算要領案―管路等維持管理業務編―」、「水道工事標準仕様書(設備工事編)」、「水道施設設計業務委託標準仕様書(水道施設設計編、付編)」について、いずれも9月頃の発刊をめざして作業を進めている。また、11月から12月にかけて東京と大阪で説明会を開くことを、4日に開かれた第146回水道技術管理者協議会で田口靖・工務部長が明らかにした。

アジア向けシステム開発へ/NEDO配水管理プロ
 日本水道協会はこのほど、NEDO「省水型・環境調和型水循環プロジェクト」にかかわる第1回戦略会議を協会会議室で開き、日立製作所、パシフィックコンサルタンツが受託した「アジア地域における省エネ型配水管理支援事業の検証」のプロジェクト概要の説明が行われた。日水協が研究再委託先、日本水道工業団体連合会が協力者として、連携して進める。

技術マニュアル講習会を10月開催/下水道機構
 下水道新技術推進機構は、新技術の普及・活用に向けて、技術マニュアル活用講習会を10月に東京と大阪で開催する。東京は同機構会議室で10月7、8日、大阪は大阪科学技術センターで10月15日の予定。6編のマニュアル・技術資料について、同機構担当者が説明する。参加費は8千円だが地方公共団体等は無料になる。詳しい内容や申し込み方法については、同機構ホームページを参照。

27日に市民セミナー開催/日本水環境学会
 日本水環境学会は27日、第19回日本水環境学会市民セミナー「食糧と水―私たちが生きていくために―」を東京都世田谷区の地球環境カレッジホール(いであ内)で開く。また、テレビ会議方式により大阪市住之江区のいであ大阪支社から参加することもできる。
 食糧の生産における水の役割や食糧生産が水環境に与えている負荷と影響について理解を深めることが目的。学識者が水田、畑、水産、畜産を例にして講演する。定員は300人(各会場150人)。参加費は一般3千円、大学生1千円、高校生以下無料(テキスト代含む)。申し込み、問い合わせは同学会セミナー係(03―3632―5351)まで。

あなたのまちのJSレポート-6/日本下水道事業団近畿・中国総合事務所
1.管内の下水道の特色

 近畿・中国総合事務所管内は、閉鎖性水域である「瀬戸内海」沿岸と重要水系「琵琶湖・淀川」の流域を有しており、一部を除き多くの市町村が早い時期から下水道事業に取り組んできました。このため、新規着手の事業は少なく、下水道施設ストックの増大、窒素・リンなどの水質規制の厳格化や汚泥処分の逼迫などの背景により、改築更新、高度処理施設、汚泥処理施設等の建設ポテンシャルが高い状況にあります。

東海豪雨から10年で局内シンポ/名古屋市上下水道局
 名古屋市上下水道局は19日、“東海豪雨10年若手職員向け防災研修”を行った。平成12年9月の東海豪雨から10年が経ち、東海豪雨を経験していない若手職員が増えてきている。そこで、その時の経験を語り継ぎ、今後へ生かしていくために当時現場の第一線で活躍した担当者をパネラーとするパネルディスカッションを開催。当時の体験談やそこから得られた教訓などの“生の声”に40人の若手職員も熱心に耳を傾けていた。

更生工事が不要「シフォンK3システム」/川崎市・長沢浄水場で実証実験
 川崎市上下水道局は長沢浄水場で、日本原料と共同で実証実験を行っているろ過砂洗浄再生システム「シフォンK3システム」の現場説明会を開いた。説明会には、同局や経済労働局、環境局の職員ら約50名が参加。日本原料の齋藤安弘社長が実証実験の概要説明を行ったほか、現場見学などを行った。

マレーシアに調査団派遣/東京都水道局
 水道の国際貢献ビジネスに乗りだそうと調査団派遣を決めていた東京都水道局は、その第1弾として今月26日からマレーシアを訪れる。東京水道の技術・ノウハウを現地でアピールする。
 猪瀬直樹・副知事を先頭に、尾﨑勝・水道局長、吉田永・浄水部長、斉田典彦・主計課長ら都から7人、東京水道サービス(TSS)からも鈴木三夫・副社長ら3人がこの「東京水道国際展開ミッション団」に参加する。派遣期間は来月4日まで。25日に結団式を都庁で行うことにしている。

オゾンシステムが好調/三菱電機
 三菱電機のオゾンシステムが好調だ。今年に入り、既に米国で上下水道等の水処理施設向けに3件、総額8億円の受注実績を上げている。3件の受注概要は、ノースカロライナ州・米国海兵隊チェリーポイント航空基地で地下水の高度浄水処理向けに2台、ミズーリ州スプリングフィールド市サウスウエスト下水処理場の放流水浄化用途に2台、テキサス州立テキサスパーク&ワイルドライフの淡水魚養魚場向けに1台となっている。

工事の品質向上に向け/優良施工企業74社を選定/JS
 日本下水道事業団は4日、平成21年度の優良施工業者を選定した。選定された企業は、一般土木・建築工事の施工企業から58社、機械・電気設備工事の施工企業から16社の計74社となっている。
 この優良工事業者の選定は、平成10年度から行っているもので、施工企業が工事の品質向上に対する意識を高めることを目的とし、選定された企業は、入札参加条件に関して弾力的に運用する優遇措置を受けられる。
 選定された企業は次のとおり。
【一般土木・建築工事】
▽盛永組▽加藤組土建▽和工建設▽三ツ矢建設工業▽橋本店▽後藤組▽置賜建設▽庄司建設工業▽染谷工務店▽正栄工業▽剋真建設▽猪股建設▽マルホ建設▽荒井建設▽旭建設▽冨士工▽日特建設▽飛島建設▽熊谷組▽若築建設▽前田建設工業▽三井住友建設▽高木建設▽岡谷組▽マツナガ建設▽宮下組▽竹花組▽伊藤工務店▽岐建▽松野組▽杉山建設▽中村組▽加和太建設▽鈴中工業▽近藤組▽鈴木工務店▽磯部組▽海辺建設▽広川土建▽桑原組▽西村建設▽京都現代建設▽コーセン建設▽久本組▽藤岡組▽不動テトラ▽小池組▽谷口組▽興洋工務店▽やまこう建設▽中央建設▽大栄建設▽井原工業▽西田興産▽尾崎塗装工業▽金子建設▽梅林建設▽山口建設
【機械設備工事】
▽天内工業▽荏原由倉ハイドロテック▽三井三池製作所▽西原環境テクノロジー▽新富産業▽タクマ▽ミゾタ
【電気設備工事】
▽富士電気商会▽向洋電機▽タカヤ電工舎▽三菱電機プラントエンジニアリング▽高岳製作所▽柿本商会▽シンフォニアエンジニアリング▽エスケイ電業▽三交電気工事

次世代バイオエタノール製造技術商業化へ/JFEエンジと共同で/月島機械
 次世代バイオエタノール製造技術の実用化へ―。月島機械はこのほど、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)より、タイでのバイオエタノール製造技術実証事業の事業化可能性調査(FS)をJFEエンジニアリングと共同で受託した。化石燃料由来の輸送用燃料に代わる次世代エタノール製造技術の商業化をめざし、タイの製糖会社でパイロット規模の実証を行う計画。原料には、東南アジアの豊富な未利用農林残さを利用する。上下水道分野でも汚泥の有効利用・資源化などで先進的な取り組みが目立つ月島機械だが、「低炭素社会の実現」をキーワードに、幅広い分野で環境技術の継続的な開発・普及を図っている。

18日に断水全面復旧/北海道天塩町
 北海道天塩町は、13日から14日にかけて降った大雨の影響で1655世帯中、約1500世帯で断水していたが、18日に全面復旧した。
 断水の原因は、大雨により貯水池近くの山肌が崩落し、原水濁度が急激に上昇し、取水が出来なくなったことによるもの。同町は3つの簡易水道があるが、そのうち2つの簡易水道の浄水場が影響を受けた。同町では、取水口付近の泥を取り除く作業などを行い、水道の復旧に努めるとともに、近隣の町や自衛隊からの給水車などの応援を受け、住民に給水を行った。

事務所を移転/日本ダクタイル鉄管協会中国四国支部
 日本ダクタイル鉄管協会中国四国支部(世良俊典支部長)は23日、事務所を移転する。新住所と電話・FAX番号は次の通り。▽〒730―0032広島市中区立町2―23(野村不動産広島ビル8階)▽電話082―545―3596▽FAX082―545―3586

東京都水道局次長に就任 森祐二郎氏に聞く
 今年7月1日に水道局次長に就任。東京水道の事務部門のトップとして早速、局事業を精力的に切り盛りしている。これまでの都庁におけるキャリアは幅広く、多様な業務で経験を積んできたが、その中でも、水道に対する愛着・思いは強い。
 「都庁に入って最初の職場が水道局ですし、その後は(水道局から)出たり入ったりですが、節目節目で水道局での密度の濃い経験が自分にとっても大きな糧になっています」
 「より具体的な目に見える形で社会貢献できる仕事がしたい」という思いで地方公務員を志望し都庁に入ったとのことだが、その最初の職場は水道局の営業所。現場から多くのことを学べたという。