検索
■
2011年(平成23年) 8月 29日(第4681号)
脱水汚泥の放射能測定業務開始/JS
業務評価手法の構築へ/水道技術研究センターが検討委設置
ベトナムの官民連携を支援/ハノイで下水道PPPセミナー
大震災からの復旧・復興をテーマに/下水協が10月から3都市で技術セミナー
イギリス水道協会トップと初交流/日水協
e―Pipe報告書など発刊/水道技術研究センター
無線検針でサービス向上へ/キヤノン検針セミナー2011
奈良県内上水道初の膜ろ過/生駒市山崎浄水場
鴨庄浄水場内に防水壁/山陽小野田市水道局
新たなビジョン策定へ/松江市水道局
検針時住民に“声かけ”/東広島市水道局
南三陸町に給水車を寄贈/西宮市水道局
実験しながら下水道を学ぶ/横浜市環境創造局
塩ビ管、関連製品値上げ/三菱樹脂
次亜塩素酸ソーダ、苛性ソーダ値上げ/昭和電工
優良設計技術者を表彰/JS
事務所を移転・22日から業務開始/管路管理総合研究所
脱水汚泥の放射能測定業務開始/JS
Tweet
日本下水道事業団(JS)は25日、放射性物質を含んだ下水汚泥の処理・処分を行う地方自治体を支援するため、今月29日から脱水汚泥の放射能測定業務の受付を開始することを発表した。実施要領や申し込みに必要な様式については、29日からホームページに掲載する。下水汚泥の適切な処理・処分にあたっては、汚泥中の放射能濃度を継続的に測定することが重要になるが、自治体が独自に測定体制を整える場合には高額な測定機器を購入する必要がある。そこで、地方共同法人であるJSが測定機器を購入し、放射能測定業務を行うことにした。
業務評価手法の構築へ/水道技術研究センターが検討委設置
水道技術研究センターは11日、特別研究事業として行う「水道事業の業務評価等に関する研究」の第1回検討委員会(委員長=細井由彦・鳥取大学大学院教授)を同センター会議室で開いた。研究の方向性・進め方などについて討議した結果、委員からさまざまな意見が出たことから、引き続き検討することになった。同研究では、今後、事例が増えると考えられている包括委託などの受託者を評価する手法の構築や、水道事業体が自らの事業を評価する手法の構築を行い、最終的には業務評価マニュアル(仮称)をとりまとめることを目的にしている。
ベトナムの官民連携を支援/ハノイで下水道PPPセミナー
国土交通省はさきごろ、ベトナム国ハノイ市のメリアホテルで同国建設省と合同で「日ベトナム下水道PPPセミナー」を開催した。平成22年12月13日に両省の間で締結された「下水道分野における協力覚書」に基づき、ベトナムの下水道事業にPPP(官民連携)を導入・促進することが目的。国交省からは、岩崎宏和・水管理・国土保全局下水道部下水道企画課課長補佐と名波義昭・総合政策局国際建設管理官が出席したほか、外務省とJICAの在ベトナム職員など約40名が出席した。ベトナム側からは建設省とハノイ市の幹部などが出席した。
大震災からの復旧・復興をテーマに/下水協が10月から3都市で技術セミナー
日本下水道協会は、10月に東京、11月に福岡、12月に大阪の各会場で、下水道技術セミナー「東日本大震災における下水道施設の被害と復旧・復興」を開催する。国、仙台市、被災地の支援に当たった地方公共団体の職員を講師に招き、技術的課題の検討や復旧・復興に向けた取り組み、現地支援などについて報告する。
イギリス水道協会トップと初交流/日水協
日本水道協会に10日、イギリス水道協会のクリス・ラーフィン会長が表敬訪問し、御園良彦・専務理事と両国の水道事業の制度などについて意見交換した。両協会はこれまでほとんど交流がなく、トップ同士が面談したのは初めて。
e―Pipe報告書など発刊/水道技術研究センター
水道技術研究センターは、持続可能な水道サービスのための管路技術に関する研究(e―Pipeプロジェクト)の成果を取りまとめた報告書と、水道施設機能診断マニュアルを発刊した。
無線検針でサービス向上へ/キヤノン検針セミナー2011
Tweet
キヤノンマーケティングジャパンは25日、東京都品川区の本社ビルで「検針セミナー2011」を開いた。昨今、検針業務では、効率性や経済性の追求、個人情報保護などに加え、難検針箇所の対策として無線検針の普及が増加している。セミナーでは、最新の無線検針の動向や技術について紹介され、参加者と活発な情報交換が行われた。
奈良県内上水道初の膜ろ過/生駒市山崎浄水場
奈良県生駒市が平成19年度から着手していた「山崎浄水場ろ過設備改良事業」が完成した。奈良県内の上水道事業で、初となる「前処理+膜ろ過」を採用し、MF膜の材質はセラミック(メタウォーター製)。浄水能力8千立方m/日、事業費約9億8千万円で、膜ろ過装置は理水化学が施工した。
鴨庄浄水場内に防水壁/山陽小野田市水道局
山口県山陽小野田市の鴨庄浄水場防水壁設置工事が完了した。昨年7月の大雨被害を受け、送水ポンプ室など9施設で、防水壁工・ブロック嵩上げ工・目詰め処理を合計30カ所実施。5月の着工から約2カ月で完成し、総事業費は約700万円となっている。
新たなビジョン策定へ/松江市水道局
松江市水道局は、新たな水道ビジョン(『第2次松江市水道事業経営戦略プラン』)の策定に取り組んでいる。同市は平成16年1月、10カ年の『第1次松江市水道事業経営戦略プラン』を策定。8市町村での合併(同17年3月)に伴い、▽上水道と簡易水道との統合▽アセットマネジメントに基づく水道施設の更新▽適正な料金体系と料金統一―が重点課題となっている。
検針時住民に“声かけ”/東広島市水道局
東広島市水道局は8月1日から、水道料金の検針時に住民に声をかけ、要望などを聞き取る「検針訪問時声かけ活動」を始めた。
南三陸町に給水車を寄贈/西宮市水道局
西宮市水道局はこのほど、東日本大震災に係る応急給水活動(平成23年3月11日~6月5日)について、市長および副市長出席のもと、報告会を開催した。日本水道協会兵庫県支部阪神ブロックの他事業体との連携、岩手県などでの活動状況などが紹介された。
実験しながら下水道を学ぶ/横浜市環境創造局
横浜市環境創造局はさきごろ、同局中部水再生センターで親子の下水道理科実験教室を開いた。同教室は水質検査や微生物の観察などの体験を通して、下水道の仕組みや役割について理解してもらことを目的に毎年夏休みに開催しており、今年で20回目を迎える人気のイベントだ。
塩ビ管、関連製品値上げ/三菱樹脂
三菱樹脂は、9月1日出荷分から塩化ビニル管と関連製品を値上げする。値上げ幅は、塩化ビニル管が15%以上、関連製品(継手、マス、接着剤など)が14%以上となる。
次亜塩素酸ソーダ、苛性ソーダ値上げ/昭和電工
昭和電工は、9月15日出荷分から次亜塩素酸ソーダと苛性ソーダを値上げする。値上げ幅は、次亜塩素酸ソーダが5円/kg以上、苛性ソーダが12円/kg以上となる。
優良設計技術者を表彰/JS
日本下水道事業団の東日本・西日本両本部は、優良な設計技術者に対し本部長表彰を行った。これは建設コンサルタント委託業務の品質向上を目的に行っているもので、両本部が発注し、前年度に完了した委託業務550件(東日本本部328件、西日本本部222件)の中から品質向上を図るための創意工夫や高い技術力がみられた設計技術者を表彰するもの。
今回は、東日本本部長表彰者が20名、西日本本部長表彰者が9名となった。
事務所を移転・22日から業務開始/管路管理総合研究所
管路管理総合研究所は22日に事務所を移転した。
新事務所の住所、電話・FAX番号は次の通り。
〒101―0032東京都千代田区岩本町2―6―12曙ビル501、TEL03―5822―5451、FAX03―5822―5452