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2012年(平成24年) 5月 10日(第4738号)
貯水槽の管理水準向上へ/ランキング制度が本格実施
下水道成熟化へ発進/国交省
本部と地方が危機感共有を/昨年度、76会員が退会/理事会開く/下水協
世界に誇る技術が神戸に/下水道展
水道週間ポスターを作成
坂本、松井両氏に瑞中章
原憲二・松江市管理者が死去
WMAへ技術支援開始/現地派遣や研修受入を実施/埼玉県下水道局
災害対策や電力確保支援も/企業団協関西地区総会
非常時通信体制なども審議/企業団協中国四国地区総会
官民連携で広域連携手法を検討/クボタとの勉強会実施へ/大阪市水道局
応急機材整備など要望/簡水協中国・四国ブロック会議
13題の提出問題を審議/日水協神奈川県支部総会
都への臨時分水で協定締結/神奈川県、川崎市、東京都
安全・効率的な漏水調査実現/相関式漏水探査機が好評/グッドマン
耐震性能PRに注力/ポリテック
技術報告集を刊行/上水5編、下水12編の論文収録/水コン協
内外面長寿命化塗装を規格化へ/日本水道鋼管協会
下水道事業の法適化でセミナー/トーマツ
“経営計画”仕上げに協力/東京下水道設備協会
震災の追跡調査を継続/パルテム技術協会
海外進出の課題テーマに講演会/水団連
大阪で鋼管フォーラム/第一高周波など4社
貯水槽の管理水準向上へ/ランキング制度が本格実施
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貯水槽水道の管理水準を向上させようとする取り組みが始まっている。管理の良さを認定し、貯水槽水道の設置者や管理者へのインセンティブを高めることで管理水準向上へつなげようという「ランキング表示制度」だ。厚労科研費による研究が端を発した取り組みで、有識者らで構成する「ランキング表示制度運営委員会」(委員長=早川哲夫・麻布大学教授、事務局=全国給水衛生検査協会)が評価事業を行っている。制度は昨年度から本格実施。施設の設置者・管理者に行ったアンケートでは、貯水槽水道や同制度への関心の高さをうかがわせる回答が得られている。
石飛水道課長や尾川水道水質管理官ら厚労省水道課一行が4月24日、都内の雑居ビルに設置された貯水槽水道を視察した。貯水槽水道の現状を把握しようと、(財)ビル管理教育センターと全国給水衛生検査協会の協力を得て行ったもので、高置水槽と地下式受水槽の点検や給水栓末端での水質検査など、一連の検査を見学。
下水道成熟化へ発進/国交省
国土交通省下水道部が設置した「循環のみち下水道」成熟化検討会(委員長=滝沢智・東京大学大学院教授)は、成熟期を迎える下水道界の戦略と、国のとるべき具体的な行動をとりまとめた「戦略と行動―下水道界の持続と発展を先導するリーダーとして」を公表した。下水道界成熟の3つの軸を中心とした7つの戦略と国の行動により、社会との関わりや貢献分野を広げ、下水道界の価値を向上させる。
本部と地方が危機感共有を/昨年度、76会員が退会/理事会開く/下水協
日本下水道協会は4月26日、平成24年度第1回理事会を協会会議室で行った。日本下水道協会は24年度から公益社団法人に移行しており、移行後初めての理事会となった。冒頭、理事を代表して小城利重・奈良県斑鳩町長が協会運営に理解を求める挨拶を行った。
議事は平成24年度事業計画案・収支予算案などについて審議された。24年度事業計画案は重点施策として、1.東日本大震災に係る課題への積極的な対応 2.協会改革の着実な推進と公益事業の積極的な実施 3.下水道の経営問題や質的向上等、今後に向けての調査検討 4.施策の実現に向けた提言と広報活動の積極的展開 5.国際技術交流活動の積極的な展開―をあげており、それぞれ着実に取り組んでいく方針が示された。
世界に誇る技術が神戸に/下水道展
日本下水道協会は4月27日、都内で「下水道展’12神戸」の出展者説明会を行った。今年の下水道展は7月24日(火)~27日(金)まで神戸国際展示場で開催される。世界に誇る技術の祭典として、各社・各団体の最新技術、最新情報が展示される。併催企画として講演会、出展者プレゼンテーション、テクニカルツアー、出展者表彰、学生ツアーなど盛りだくさんの内容となっている。また、第49回下水道研究発表会も同時に行われることになっており日頃の研究成果が発表される。
水道週間ポスターを作成
日本水道協会は第54回水道週間(平成24年6月1~7日)用のポスター=を4万7000枚作成、正会員や関係機関に配布した。
坂本、松井両氏に瑞中章
平成24年春の叙勲が4月29日発表され、上下水道関係では坂本弘道氏(元・厚生省生活衛生局水道環境部長)と松井大悟氏(元・建設省都市局下水道部長)が瑞宝中綬章を、鈴木章氏(元・東京都下水道局長)が瑞宝小綬章を受章した。
原憲二・松江市管理者が死去
松江市水道事業管理者の原憲二氏が5日死去した。63歳だった。告別式は7日、松江市内で執り行われた。原氏は昭和46年に同市採用。建設部長などを歴任し、平成21年6月から水道事業管理者を務めていた。
WMAへ技術支援開始/現地派遣や研修受入を実施/埼玉県下水道局
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埼玉県下水道局は、タイ下水道公社(WMA)に対して下水道分野の技術支援を開始する。4月19日にはバンコクのWMA本社で署名式を行い、合意書への署名を行った。具体的には、ラヨーン県バンペー市のバンペー下水処理場(OD法、8000立方m/日)で、効率的な下水処理技術と維持管理技術の支援などを行うほか、WMA職員を同局で受け入れ日本で研修を行うことを予定している。同局では、今回の支援を通じてWMAやタイの自治体との友好関係を構築したい考えで、将来的には水ビジネス案件の形成にもつなげたいとしている。
災害対策や電力確保支援も/企業団協関西地区総会
全国水道企業団協議会関西地区協議会(会長=山中敦・阪神水道企業団企業長)の第17回総会が4月27日、ホテルサンルートソプラ神戸で開催された。初参加の大阪広域水道企業団を含め、8団体の関係者ら約20人が出席する中、企業団協役員に阪神水道企業団を推薦することを決定した。次期総会開催地は西播磨水道企業団並びに播磨高原広域事務組合上下水道事業所。
非常時通信体制なども審議/企業団協中国四国地区総会
全国水道企業団協議会中国四国地区協議会の第19回総会が4月26日、倉敷アイビースクエアで開催された。6団体の関係者ら約20人が出席する中、会員提出問題の審議をはじめ、役員の選任では現職が全員再任した。次期総会開催地は島根県の斐川宍道水道企業団。
官民連携で広域連携手法を検討/クボタとの勉強会実施へ/大阪市水道局
大阪市水道局は、クボタと、新たな広域連携手法の検討を目的に、『官民連携による他の水道事業体業務の受託手法』について勉強会を開催し、調査・検討を行う。
同局は、これまで13の自治体と技術協力に関する連携協定書を取り交わし、水道施設の設計・施工管理に関する技術支援や大阪市水道局の技術研修への受入れなどを実施してきた。
応急機材整備など要望/簡水協中国・四国ブロック会議
平成24年度全国簡易水道協議会中国・四国ブロック会議が4月24日、徳島市の阿波観光ホテルで開催された。来賓や各県・協会の関係者ら約50人が出席する中、各県協会提出議題の審議などを実施。簡水協役員候補者の副会長に徳島県、常任理事に鳥取県を推薦することとし、次期開催県は鳥取県に決定した。
13題の提出問題を審議/日水協神奈川県支部総会
日本水道協会神奈川県支部総会が4月27日、横浜市のメルパルク横浜で開かれた。会員提出問題については、13題を審議し、文言などを調整した上で関東地方支部総会に提出することを決めた。
都への臨時分水で協定締結/神奈川県、川崎市、東京都
神奈川県企業庁、川崎市上下水道局、東京都水道局は4月19日、「東京都への臨時分水に関する協定書」の調印式を神奈川県庁で開いた。北村明・神奈川県企業庁企業局長、平岡陽一・川崎市上下水道事業管理者、増子敦・東京都水道局長の3人が協定書を交換し、握手を交わした。
安全・効率的な漏水調査実現/相関式漏水探査機が好評/グッドマン
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探索機・測定機の総合商社であるグッドマン(本社=横浜市、渡邊研一・代表取締役)の無線ロガー式多点相関式漏水探索機「ゾーンスキャン820」が、一度の調査で広範囲の漏水箇所をピンポイントで検出できると好評だ。同探索機は、誰でも安全かつ簡単に調査でき、データ収集と設定変更は車で走りながら行えることから、効率的な漏水調査ができるものと期待されている。
耐震性能PRに注力/ポリテック
配水用ポリエチレンパイプシステム協会(ポリテック、会長=宇治耕吉・クボタシーアイ社長)は4月25日、都内で理事会と定時総会を開き、今年度活動計画、予算などを決めた。同協会は学識者と連携し、東日本大震災の被災地ほぼ全域をカバーする管路被害調査を継続中で、その成果の発信などを通して、水道配水用ポリエチレン管の耐震管としての評価をより強固にしたい意向だ。
技術報告集を刊行/上水5編、下水12編の論文収録/水コン協
全国上下水道コンサルタント協会はこのほど、平成23年度技術報告集を作成、公表した。会員の技術力、マネジメント力向上を図るための活動の一環として例年刊行している。今回は上水道5編、下水道12編の論文が収録されている。同協会は報告集発刊について「社会の変化に伴うコンサルタントへの要望の変化に対して、迅速かつ適確に対応するための施策のひとつ。内容のさらなる充実と向上に努力していく」としている。
内外面長寿命化塗装を規格化へ/日本水道鋼管協会
日本水道鋼管協会は4月26日、東京・市ヶ谷の日本水道会館で定時総会を開き、平成24年度事業計画や予算を決定した。
総会の冒頭、野口芳男・専務理事は「鋼製品の需要を喚起するため、耐震化と長寿命化をキーワードに技術開発を進めていく。今年度は大径管では、断層用鋼管や伸縮可とう管のWSP規格の制・改定やJIS改正を行う。小径管ではJWWA規格の改正など、鋼の裾野を拡げていく取り組みを推進していく。
下水道事業の法適化でセミナー/トーマツ
有限責任監査法人トーマツ主催による「下水道事業会計の法適化セミナー ~新地方公営企業会計制度における下水道事業の法適化のすすめ方~」が2日、関西地区などの下水道事業体関係者を集めて大阪市中央区の同法人研修室で開催された。
“経営計画”仕上げに協力/東京下水道設備協会
東京下水道設備協会(会長=片岡啓治・明電舎会長)は4月26日、都内で定時総会を開いた。平成23年度の事業報告と収支決算を承認するとともに、3月22日付で一般社団法人に移行したため、役員を選任。片岡会長、松木晴雄副会長(メタウォーター会長)、東郷展専務理事は継続して同役職を務めることになった。
震災の追跡調査を継続/パルテム技術協会
パルテム技術協会(会長=缶文雄・芦森工業社長)は4月20日、東京都港区の浜松町東京會舘で第7回定時総会を開いた。平成24年度事業計画や予算を決めほか、役員の改選を行い、缶会長を再任した。また、仙台市内の2カ所で東日本大震災追跡調査を行い、被害が無かったことを確認したと報告した。
海外進出の課題テーマに講演会/水団連
日本水道工業団体連合会は5月29日、東京・市ヶ谷の日本水道会館で「海外プロジェクトにおける対応、課題」をテーマに講演会を開く。講師は、多くの海外業務に携わってきた鹿島建設の冨岡征一郎・顧問。
大阪で鋼管フォーラム/第一高周波など4社
第一高周波工業、JFEスチール、レッキス工業、シーケー金属の4社主催の第3回「鋼管技術フォーラム2012in大阪」が5月23日、大阪市北区堂島の堂島アバンサ17階会議室で開かれる。